生きてるのが
怖い
死ぬのも
怖い
いつも穏やかに
笑っている僕
心が血を流し
かさぶたの鎧を
心が身にまとう
苦しい 辛い
誰にも言えない ....
育ててくれた事に感謝しています
愛して貰えたとどうにか自覚できています
けれどそんな幸せな気持ちよりも
見捨てられる不安を抱いてしまいます
産んでもらった事を申し訳なく思います
....
誰にも読めない
真っ黒なページに
隠された物語を
私は
読まなければ
ならないのでした
ちぎって捨ててしまうのは
いかにも 乱暴で
悲しいのですが
もしも 読むことができたら ....
水晶玉の中に
見えない闇が
眠っている
水晶玉は
闇の分だけ
重くなってゆく
のぞきこむと
見えない闇の向こうで
小さな風景が
丸まっている
切ってる
でも止められない。
切ってる
でもどんどんひどくなってく。
また切ってる
「励まし、ありがとう」って言葉・・・単なる言葉にすぎなかたった。
切ってる
....
たとえば、希望を。
たとえば、明日を。
忘れてしまいがちなこの日々の連なりを
たとえば、通過点であるところの今日を。
たとえば、鼻で笑われても。
たとえば、目を逸 ....
あいを試したら
それは
あいではなくなるのです
教わりましたから
人間看板のオヤジさんは
いつも胸を誇張させている
ヌードダンサーより
度胸もサービスも上だ
行く人来る人見せ放題
人間看板のオヤジさんには
いくつかの亜種がいる
胸に広告入りのゼッケ ....
突風で
ぱたり
ぱたり、と
素敵なスキップが
消えてゆく、その頃
何事もなかったかのように
夕刻が
やがて、夜であり
冬であるなら
素直でいることはとても難しくて ....
ちょっと こっちへおいで
ふすまのあいだから
まるで骨のような
青白い手を
くらり くらり と
招いて
貴方は 僕を呼ぶ
おかしを あげようね
ちり紙に包んだ
....
怪人ラフレシアは
世界最大の怪人で(よく分らんが)
根なし草で
独特の腐臭をはなつ
体格を活かしたパワー攻撃と
こいつはたまらん の におい攻撃が
彼の武器だ
フラワー団のア ....
「す」よ、住め
「や」よ、住め
す すめ、も や すめ、も
あたたかし。
「す」よ、澄め
「や」よ、澄め
す すめ、も や すめ、も
....
家族や 友人に 募らせる想いとは違う 想い
何をしていても 誰と居ても あの人が 頭の中から 心の中から
離れない。とっても とっても 複雑で 不思議な 想い。
世の中には 永遠を ....
電話できいたあの人の声は
限りなく藍色にちかい、
薄紫
遠くに見えるあの人の存在は
夕暮れと夜の境界みたいな
インディゴブルー
思い出せるのは
それだけ。
やわらかな陽射しに顔を照らされて
ふと立ちどまる
それはあの人の腕の中と同じ温もりで
ぽっかりと空いた胸の空洞に気づく
子供みたいに駄々をこねて
一夜だけでいいからと縋ったの ....
つまりおれはときおりアポーな仕草で演歌などを歌い
隣に座っている今年77のおじいと生産性のないお話をだらだらして
そのお歌へたくそーと野次を飛ばし飛ばされそれはいわゆるとても滑空的な、
その隣で ....
いま
こどもの頃 よく遊んだ 河原に 来ています
川面にうつる 薄紫色の夕焼けを眺めながら
貴方に心を奪われた いきさつから
貴方と終わってしまった いきさ ....
いつからだろう
その存在に気づいたのは?
私の中に巣食う胎児
人知れず老いの速度で嵩を増し
禍禍しい誕生の日を待っている
(それは私の終焉の日でもある)
蓮を被った哀れな子供
血まみれの ....
おとといまでのぽかぽか小春日和から一転
きのうはどんよりと冬枯れが
凝ったような空模様で
天気予報も縞模様を
綺麗に入れる為か
季節の針を先に進める一押しか
下り坂に向かう予想
朝、カー ....
一度も口には出してなかったけどね
すきだよ
「好き」という言葉は、何度も口にしたけど
本当の意味での「すき」は、言ったことがなかったね
ぞくぞくするような毎日
いつでも新しいこと ....
犬の尾の振れ幅が 小さく小さくなってゆく
そういう空気が あなたにはありました
あの時
冷たいつもりの温もり、と 私は呼んでいて
そういう ささやかな反抗は
それでも水面下にいつも ....
家に帰ると、人がいた
一人暮らしの僕の家に
彼は、僕だった
僕は彼だった
仕方がないので宅配ピザを取って
二人で食べた
僕の好きな音楽を聞きながら
僕の趣味の話をし
コメディ番組の ....
何度も繰り返されるフレーズ
頭の中でリピートされる
明るい日差しもいいけれど
静寂のなかで闇に包まれ
自分の殻を作って安堵する夜もいいものだ
長い道のりを辿って来た気がす ....
遠く離れた異国の風景のように
今日の僕の住んでる街は趣を変えていた
僕の心のレンズに映る街路樹は音もたてずに
ささやきあっている
夜になって街灯が灯ると目に見えない妖精が
やはり ....
八百屋さんでは
リンゴが店長をしていた
この場合は店長がリンゴなのか
はたまたリンゴが店長なのかは
八百屋さんとしてはどうでもよかった
今日もらっしゃいらっしゃいと
威勢のいい声を張ってい ....
そこにいてくれるのが
当たり前になってる存在を
当たり前と思って過ごしていたら
いつの間にか失ってしまうよ
そこにいてくれる ....
はためくスカートで幕をあげる
ベロアのような息、ぼくはいつでも肩を竦めて
ほどほどに甘いカフェオレ、プリーズ
折角だからコールミー
白っぽくつるつるした手触りの街で
コールド!
い ....
毎日 雨の七月は
すずしくなるのはともかくとして
どことなく 鬱々として
なんだか 人生の遠景みたいです 煙っていますし
そんな気もしてくるんですけれど でも七月だから
庭に道に花は咲き ....
ゆ;き:がふ。る。。。
秘密の街に雪が舞い始めて、
僕は、僕の訪れを知る。
僕は窓辺に座って、
僕の身に降る雪を感じている。
僕の住処はとても冷たい。
僕の住処はとても暗くて、
....
自己嫌悪が庭に降り積もって
草木は見えなくなりました
どうにも塀が成長しすぎて
背伸びしないと外が見えません
日を追うごとに高くなります
礼儀も何もなく覗きに来ていた
屈託なく笑う あ ....
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