嘘つきの午後に いる僕たち
嘘つきの夜も落ちてきて 建物は暗がりに隠れたつもりの輪郭です
そこの建物を一枚めくると フラミンゴがうたた寝し
ピンクは 建物の稜線からしたたり落ちるのですか

 ....
もう下校時刻だと言うのに
未だに君は
鉄棒と
対峙して

地面を 蹴る 蹴る

この歳になって
逆上がりもできないのかよ、と
馬鹿にされたのが
悔しかったのかな

それとも ....
世界中を敵に回しても構わない、と
胸を張って言い張れるくらい
あなたに惚れている

世界中を敵に回したら
あたしも敵に、なってしまうんじゃない?と
君は笑って言うけれど
それは僕にとって ....
一度話してみるよ
僕にとっても
大事なことだし
彼にとっても
きっとそうだから


みんな
一人に戻ってしまうんだね
重ねられた右手の延長線上に作られたサークル
僕たちが眠るのは明日の明日の
その次ぐらいなのかもしれない
そしてきっと忘れる
この円形の
大切さとか


掛け声も
いらない ....
好きだから、近づけなくなる。



好きだから、見れなくなる。



好きだから、好きすぎて







好きだから、もう会わない。




 


 ....
肌をすべる泡が灰色に変わりはじめ
見下げて
乳房から続く白い曲線や
つま先の綺麗な花色に
絶望する

口紅を塗らないのは
ちいさな爪を伸ばさないのは
この隙間を
みつけてほしいんだと ....
ほら、行ってらっしゃいと言う

微笑みを置き去りにし

ガムシャラに生きてきた気がする


コチコチと時を刻む音に苛まれて

うちには時計がない


ただいまの声に

 ....
警察官の股の間から
黄色いプラスティック板の
赤い数字を盗み見るのが毎朝の日課
0に胸を撫で下ろし
1に涙腺が緩む

慢性化した殺人劇が
ガードレールを挟んだ先で上演されている
観客を ....
  I don’t believe in colors of your skin.
  I believe in colors of your bloods.
呼ぶ声は誰のために
呼ぶ声は誰のために
遠くから来た人は家を建てた
終(ついえ)の住み処に
なるとは知らずに


往く人は誰のために
往く人は誰のために
墓碑に添えられたコップ
 ....
あなたはいつも
わたしを傷だらけにした

気がつくと
傷だらけになっていた

痛いからやめてって言うのに
あまり気にしてくれなかった

お風呂に入るたび体中にお湯が沁みる

だか ....
僕の隣に
見えない女が座っている

11月に入って床は冷たい

僕がひざを抱えて座っていると
隣で女もひざを抱えている

見えない女

たぶん
見えない鳥だと思う
←              ↓
 ←            ↓ 
   ←     ↓      
         ↓  ←   
               ↓
       ←   ....
世界の四隅まで
呼吸の音が染み渡っている
君の耳にも届くだろうか
この交響曲

生き物達は静かに とても静かに
生き死にの分裂を繰り返している
潮の満ち干きのようなその静かな喧騒を
愛 ....
A!ワイフェンバッハの暗示がアル!亜湿度のアシッドネオンの廻天ト!

*leunon(草花ニ)
瞑想プディッシュに活ケル(ト音の)ピアニ花-駆るジュー夢、Ar
浴槽でのSuiな迷走譜 独唱ト ....
あなたは私が
強い女だって言うけど
ニコニコしてるだけで
強くなんてないんだよ

私だって
泣きたい時があるんだよ
私だって
抱きしめてほしい時があるんだよ
私だって
不安な時があ ....
ベランダは東向きだから
朝はとても眩しいよ

  彼ね
  厳しい審査の結果
  高得点で合格しないと見せないよ
  足の親指を齧ったあとの
  くりん、とキャット半回転

  もう ....
夕方 帰り道
裏口のドアを開けて夕暮れの中外へ踏み出すと
あっという間に自分のまわりを浸していく冷えた空気

吐き出す息は白い いつの間にか冬
不意にセーターとコートにまもられた二の腕が寂し ....
メロスが走っていた頃
大半のメロスは
走ってなかった
セリヌンティウスが王に囚われていた頃
大半のセリヌンティウスは
自由に街を往来していた
少年の青白く細い指は
ページをめくり続け ....
魚達が僕を見ている


ここはどこ!?


苦しくない冷たくない


海流に運ばれて


あてもなく


真っ暗だ…


発光魚の光で


淡く ....
全然、

上手に泣けない
上手に笑えない
上手に話せない

上手に愛せない

だから
君に傘をさして
あげる

君がぬれないように
上手にさして
あげる
 いいかい?諸君!

僕は整列した彼らの前でお説教

 確かに変化に乏しい日常生活を過ごすうちに
 時としてスリルを求めたい時だってあるだろう
 世間の荒波に揉まれてみたい広い世界を見 ....
うつむいているきみのかわりに
 あしのゆびをかぞえてあげる
うつむいているきみのかわりに
 みずたまりのふかさをはかってあげる
うつむいているきみのかわりに
 こいしをきれいにならべてあげる ....
庇から零れた一滴
微かな時間を奪われて
誰も気付かぬ苦笑い
皮肉を孕んで頬濡らす

眼鏡に張り付く七色が
淀みを儚く映し出す
娼婦の囁く愛の歌
路上に輝くガラスの破片

雨音と詠う ....
夜を忘れたら月は太陽になるかしらと君
かしら 凛とした語気が受話器の楕円に沿ってひびく
夫婦なんて空気みたいなものらしいよ
の 君からの応答 螺旋を逆に辿るために
どんな言い訳もオヨビデナイ  ....
 遅すぎたかもしれない出会い
 僕は遠回りしすぎた
 時刻票なんてみてなかったから
 終電に乗り遅れた
 歩いて帰らなければならない
 誰もいない深夜の曲がりくねった道
 それでも
 ....
伝え逃したさよならを いまも此処で

渦巻く感情を吐き捨てられないまま

抱きしめたはずの感触と温もりに

いつの間にか離別が影を落とす

もう遅いからと言い聞かせて

尚も反発す ....
少年は粘土でイカの化け物を作った。
「これは何?」と先生が訊くと
「バケモノイカ!」と言って、
あまっていた粘土をイカの化け物にぶち当てた。
ふっ飛ばされたイカの化け物は、
隣にあった「潜水 ....
シリウスが綺麗になったから

息子と一緒に
夜の海へ出かけた

星の匂いが鼻をつく


息子の手には
骨董レベルの携帯が握られていて


それは
息子の母親の持ち物だった
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
遠心英水105/11/18 22:09
たーんあっぷ仲本いすら305/11/18 21:41
360度リンゴだらけ。1*05/11/18 21:15
秘密基地[group]吉岡孝次105/11/18 21:14
ラストアライアンス瑠音005/11/18 21:06
好きことは4*05/11/18 19:52
浴室かや12*05/11/18 19:41
*ラジオ*かおる4*05/11/18 19:17
歩行者地獄kw205/11/18 18:55
信じているものむらさき1*05/11/18 18:38
Far song大村 浩一11*05/11/18 18:15
体が心をチアーヌ405/11/18 17:38
見えない鳥305/11/18 17:33
少年は舌を指差している 2槙田雪4*05/11/18 16:06
交響曲第2の地球605/11/18 15:55
LANA#6六崎杏介2*05/11/18 13:43
ホントの私夏川ゆう1+05/11/18 13:32
猫の結婚記念日[group]銀猫11*05/11/18 13:09
かえりみち藤谷杏子105/11/18 9:40
たもつ1105/11/18 8:47
盲目の魚の為のソネットたかよし105/11/18 5:48
043BLU...605/11/18 4:17
冒険者たちやまかつ405/11/18 2:50
うつむいているきみの1*05/11/18 2:16
温い雨松本 卓也3*05/11/18 2:03
きみと別れると決めた夜の覚え書き窪ワタル705/11/18 2:02
星の降りそそぐこの街で炭本 樹宏705/11/18 1:58
decresc.キナコ105/11/18 1:57
彼こそ天才!プテラノドン2*05/11/18 1:26
シリウス蒸発王5*05/11/18 1:11

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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