腹が減ってねむれない
 凍える夜に牛丼を食べにいった
 何人か客がいて
 それぞれ夜の人なんだ
 昼間の人とはなんだか違う
 言葉のやり取りもしないのに
 親近感をもってしまう
  ....
子守唄のおかげで眠ったばかりの男が、
夢の中でも子守唄を要求している―

部屋の中をさまよっては壁にぶつかり
青白い火花を散らすブリキのこうもり。
それと一緒に地下室にしまわれていた、
未 ....
その中で 支度をする

なお、ひかる
くるしいまばたきに
ゆびのすきまからあふれ
染みを
のこして






あの日
髪をきってほしいと言った
初冬だった
あさひがの ....
 
 見るもの全てが君に見えて
 通り過ぎゆくみなが君に見えて
 テレビをみても君ばかりが出ていて
 僕の身体に君はしがみついていて
 秘密の呪文を唱えながら
 軽い頭痛を抱えながら
  ....
今日は一羽の傷ついたきれいな小鳥に出会った。

とても傷ついている。

小鳥にはなぜ傷ついたかわからない。

これは、社会が、人類が作り出した環境による汚染のせいだ。



 ....
何度も 何度も 区切りをつけなければと 思い悩んでいた。

でも まだ 結果が出ない。

好き好き好き好き好き好き好き好きスキスキスキスキスキ好きスキ好きスキ大好き

会いたい気持ちが 噴 ....
グーテンモルゲン

お岩さん
飛び込んじゃったので
隣家の井戸が走り出す

通訳探してくるかもしれないね

朝は、おはよう
昼は、こんにちは
夜は、こんばんは

ぐっすりお休み ....
裸足で駆けるランナー
長い距離は無理だけど
と思ったら
ローマ五輪で優勝
石畳みの道を裸足で駆ける
アベベ・ビキラ選手の晴れ姿

バルーンタイヤと呼ばれた
陸王750cc車の ....
静電気が怖い、怖い、私の手の平の保湿から
握られた硬貨がするり と逃走しては
自販機の隙間へ乾燥を求めて サヨナラします。


コイン投入口は私の指先から消え去った
お金の代わりに水分 ....
来年で還暦を迎えるという女社長と
静かな応接室で向かい合って二人っきりで打ち合わせ


社長 ここの表現はこれでよろしいですか

ん なになに どこかしら

ここです ここ

えー ....
女が大きな欠伸をすると
バスタブの縁から
たくさんの湯が溢れて
波立つ湯船に浮かびながら
おっぱいが揺れる

女の身体の
一部分ではなく
別の生き物のように
たぷん
たぷんと揺れる ....
つかみどころのない
明るかったり暗かったりする
不健康な夕空に
てのひらを突き上げてみるのです

とどかないのは
手のかたちなのではないのかと
いくつかの記憶を重ねてみても
やはり手の ....
昨夜の飲み会で終電を逃し
駅前のネットカフェに泊まり仮眠を取った

リクライニングの個室で夜明け前に目が覚めて
出勤時間よりも一時間早く職場に着いたので
シャワーを浴びた後
休憩室の畳の上 ....
青い空

空と大地の狭間に風が舞い
生まれた言葉たちが
透き通った身体で浮遊する
指の先で感情と水蒸気のバランスを測り
言葉の記録簿に記していく

黒い雲

心の急激な気圧変化に
 ....
ふいにはじまり
ふいに終わり
悲しくそこにとどまるもの
晴れた夜の無灯火の群れ
光をちぎり 与える誰か
ちぎれる前の 光のありか
地に倒れた外灯が
赤い星を聴いている
青に ....
嘘つきの午後に いる僕たち
嘘つきの夜も落ちてきて 建物は暗がりに隠れたつもりの輪郭です
そこの建物を一枚めくると フラミンゴがうたた寝し
ピンクは 建物の稜線からしたたり落ちるのですか

 ....
もう下校時刻だと言うのに
未だに君は
鉄棒と
対峙して

地面を 蹴る 蹴る

この歳になって
逆上がりもできないのかよ、と
馬鹿にされたのが
悔しかったのかな

それとも ....
世界中を敵に回しても構わない、と
胸を張って言い張れるくらい
あなたに惚れている

世界中を敵に回したら
あたしも敵に、なってしまうんじゃない?と
君は笑って言うけれど
それは僕にとって ....
一度話してみるよ
僕にとっても
大事なことだし
彼にとっても
きっとそうだから


みんな
一人に戻ってしまうんだね
重ねられた右手の延長線上に作られたサークル
僕たちが眠るのは明日の明日の
その次ぐらいなのかもしれない
そしてきっと忘れる
この円形の
大切さとか


掛け声も
いらない ....
好きだから、近づけなくなる。



好きだから、見れなくなる。



好きだから、好きすぎて







好きだから、もう会わない。




 


 ....
肌をすべる泡が灰色に変わりはじめ
見下げて
乳房から続く白い曲線や
つま先の綺麗な花色に
絶望する

口紅を塗らないのは
ちいさな爪を伸ばさないのは
この隙間を
みつけてほしいんだと ....
ほら、行ってらっしゃいと言う

微笑みを置き去りにし

ガムシャラに生きてきた気がする


コチコチと時を刻む音に苛まれて

うちには時計がない


ただいまの声に

 ....
警察官の股の間から
黄色いプラスティック板の
赤い数字を盗み見るのが毎朝の日課
0に胸を撫で下ろし
1に涙腺が緩む

慢性化した殺人劇が
ガードレールを挟んだ先で上演されている
観客を ....
  I don’t believe in colors of your skin.
  I believe in colors of your bloods.
呼ぶ声は誰のために
呼ぶ声は誰のために
遠くから来た人は家を建てた
終(ついえ)の住み処に
なるとは知らずに


往く人は誰のために
往く人は誰のために
墓碑に添えられたコップ
 ....
あなたはいつも
わたしを傷だらけにした

気がつくと
傷だらけになっていた

痛いからやめてって言うのに
あまり気にしてくれなかった

お風呂に入るたび体中にお湯が沁みる

だか ....
僕の隣に
見えない女が座っている

11月に入って床は冷たい

僕がひざを抱えて座っていると
隣で女もひざを抱えている

見えない女

たぶん
見えない鳥だと思う
←              ↓
 ←            ↓ 
   ←     ↓      
         ↓  ←   
               ↓
       ←   ....
世界の四隅まで
呼吸の音が染み渡っている
君の耳にも届くだろうか
この交響曲

生き物達は静かに とても静かに
生き死にの分裂を繰り返している
潮の満ち干きのようなその静かな喧騒を
愛 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
牛丼屋炭本 樹宏105/11/19 2:47
子守唄プテラノドン2*05/11/19 2:46
立冬に ひかりはな 17*05/11/19 2:07
おねしょするほど炭本 樹宏405/11/19 1:50
傷ついた小鳥ルビー105/11/19 1:23
好きな気持ちrenchu4*05/11/19 1:02
三つ指ついてあおば4*05/11/19 0:49
破壊ランナー[group]1*05/11/19 0:19
ホットドリンクを買いにゆく。千月 話子9*05/11/19 0:08
おっぱい大覚アキラ205/11/19 0:06
305/11/19 0:05
結晶核のゆくえたりぽん(大...605/11/18 23:49
へろへろランナー 〜 いつかの僕との伴走 〜服部 剛10*05/11/18 23:00
「手のひらで風呑む人」shu405/11/18 22:35
夜と背木立 悟705/11/18 22:24
遠心英水105/11/18 22:09
たーんあっぷ仲本いすら305/11/18 21:41
360度リンゴだらけ。1*05/11/18 21:15
秘密基地[group]吉岡孝次105/11/18 21:14
ラストアライアンス瑠音005/11/18 21:06
好きことは4*05/11/18 19:52
浴室かや12*05/11/18 19:41
*ラジオ*かおる4*05/11/18 19:17
歩行者地獄kw205/11/18 18:55
信じているものむらさき1*05/11/18 18:38
Far song大村 浩一11*05/11/18 18:15
体が心をチアーヌ405/11/18 17:38
見えない鳥305/11/18 17:33
少年は舌を指差している 2槙田雪4*05/11/18 16:06
交響曲第2の地球605/11/18 15:55

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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