今日という日がまた終わる

道端に残してきた足あとは
気まぐれな風によって消えるけれど
口元が固く閉じることはない
今日も生きぬくことができた

喜びは風に揺られながら
消 ....
石ころの一つ一つに


木々の一つ一つに


雲の一つ一つに


名前なんかない


本当は犬や猫にも名前がない


無論人にも最初は


名前がない
 ....
兎に角要はなんだっていい

そう思ったから言っただけだし

そう思ったから動いただけだし

思うままに、それだけのこと。



テレビをつければドラマが流れてて

最近人気 ....
人生には いくつかの分かれ道がある。

それを最後に決めるのは 自分自身。

その道を 選んで後悔するかもしれない。

だけど 選らば無ければならない時が かならずくる。

私の 今の ....
私戦争が起こったら
真っ先に敵を打ち殺しに赴くわ
のみ子はハッピーセットのおもちゃを転がしながら
笑いもせずに言った
彼女の家にはTVがない
定期的に読んでた新聞は
今ではずるい自慢の ....
私は海になる
ただひとり あなたのために私は
自分を分解して個体の部分をすべてぬき取り
液体だけで構成された海になる
父になることしか出来ない性の宿命
それでもかまわず
私は母のような海に ....
銀杏の枝に 月が
ひっかかって ゆれているから
それとなくわかる 風の道を
じぶんのいない 未来のことまで
しのんで あるいてきた 
そっくりそのまま書くことを覚えれば
きっと
今の境遇を甘ったるく 写せるだろう
一枚のレコードが教えてくれる新しい名前
短い髪の女の子を好きだったこと
はるか彼方に望んでいたはずの人生を振り ....
ラーメン屋のカウンターで
長い廊下にぐるぐる巻きにされる
あなたも厨房で
ぐるぐる巻きにされている
狭いお店のいったいどこに
こんなに長い廊下があったのだろう
聞けばあなたはこのお店の店長 ....
片目をつぶったまま手招いていた
あの手は深い茂みに

罪はきれぎれに悲鳴をあげ
花びらのように降りてきた
見知らぬ吐息
濡れていくはかない枝葉

果実は強く芳醇だった
無防備に口にと ....
空の虚点をついて
O脚の
うしろから貫かれたままの
あなたがあらわれた
私の傘は肋骨にひびが入っていて
私の肋骨には傘がつきささっていた
生まれ変わったのに蛭だった
あなたのふくらはぎに ....
遠い冬に生まれた夏が、またこの冬に巡る
僕はあなたの手にそっと触れ、

けれど
僕はあなたに触れることができたのだろうか

夏が 自ずからの素晴らしさに耐え切れず
崩れてゆく幾つもの午後 ....
昨日は {ルビ後ろ足=あし}が生えた

今日は {ルビ前足=うで}が生えた

明日には この{ルビ尾ひれ=きもち}が消えて

明後日には 本当の自分に

なれるかもしれない。
ときとき と 痛む胸
憧れなのか
せつなさなのか
見上げたら 空が青かった
冷たくなった風に
私の心がついて行けない

まだ
そんなに確かじゃない
決められない
このまま冬になろう ....
かの有名な某バンドは

「助けて!」と、歌い 人々を助けていた

自分たちが 助けてほしいのに

歌うことで 他人を 助けていた

「助けて!」と、歌えば

僕にも 誰かを 助 ....
石が転がった

誰かが蹴ったわけでもないのに
空虚に住まう誰かが
大きくため息を
したからかもしれない


人が堕ちて行った

誰とも知らないまったくの赤の他人なのだが
堕ちてい ....
うちのキッチンには
ピラニアが
生息している

いつもは
気のいい
スヌーピー面して
猫を
かぶっている

風の日も
雨の日も
雪の日も

朝晩の散歩を
愛してい ....
雪が降るほどは寒くない
わたしたちの街ではほとんど雪は降らないから

だけど、この寒さは私を凍てつかせるには充分で
コートを着込んでも中から冷えてくる
風邪なんか引いてる場合じゃないのに
 ....
あったかいご飯に
かつお節をかけると踊る
ように踊りたい
と思うのだけれど
音楽がない
そういえば
動物園の温室では
数百もの蝶が飛んでいて
ダチョウは飛ばない
ゾウも飛ばない
ア ....
冷たい雪の降る夜に

わたしのからだは凍えてゆくから
わたしのからだは
小さくなる

わたしはわたしを抱き締める



冷たい雪の降る夜に

わたしのことを
わたしのほかに
 ....
てんつ
くてん
・・・
・・・
またた
き つ
まづき  
・・・
たびたび
ともる

とどかなかった
こえたちが
ふりつもるわななきにてんず

すって
はいて
また ....
底ひ無く
心 沈む
みあげれば あおい闇

青ざめてゆく風のなか
声も無く笑った

雨の夢は白らかに咲く
虹のもと影ろふ立ち姿

底ひ無く
心 沈む
みあげれば あおい闇

 ....
石垣を踏んで 踏んで
更に踏んで

星を見るのはきれいだからではない
ただ退屈だからだ寂しいからだ
電話代をかけるのが勿体ないからだ
電話の向こうで取り込んでいるのを想像するから ....
僕がなくなって
俺がなくなって
黄色がなくなって
オレンジがなくなって

青がなくなって

緑が
首から肩にかけて護られていたものが
どっか飛んでって

通気口か ....
届くまで
送り続ける手紙

読んだあとは

それを広げて寒さを凌ぐといい
身に纏って
炎で燃やして

これから冷えてゆく体を
少しでも気休めでも
なんでもいいから ....
僕はただ、世界に憧れていただけ
僕はただ、冒険に憧れていただけ
あなたを望んだ覚えはありません
ぼこぼこ
ぼこぼこ
追いついてごらん
彼らは、夜の隙間を探しに行った
そこには、理由などなかったのだ

通過。通過始まる
無くなる、無くなるをはじめる空

ぼこぼこ
ぼこぼこ
足 ....
宇宙からフランスが降りはじめ
僕は体内の石の上に座ってみた
胸部から胃袋へと一直線に落ちる滝に
あわせることも逆らうこともせず
躍動を支えるだけの脊髄は
まるで紅葉を終えた静かな生態のようだ ....
得た と思うと同時に失う

林檎の皮を剥いていく
螺旋が皿に垂れていく
果物ナイフに映る甘いかおりに
私は涙を告げる

何も動揺することはない
唇はかすかに震えているが
芯は蜜を湛え ....
凍えた町。シャーベットの雪が降ってきた。
暗記の得意な少女が泣いていたから。
「大丈夫。ケルベロスは虫歯よ。」と、
スキンヘッドの女が笑った。
幽霊が迷子を家まで送り届ける話。をした
男の皮 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
太陽の足元むらさき2*05/11/26 0:20
Taからはじまる名前たかよし205/11/26 0:07
それだけ。菊月 燦005/11/26 0:01
分かれ道renchu305/11/25 23:47
のみ子第二次テーブ...4*05/11/25 23:08
海になる岡部淳太郎10*05/11/25 23:02
そろもん(来歴の話)みつべえ605/11/25 22:07
向上の歓び吉岡孝次4*05/11/25 22:06
ぐるぐるたもつ705/11/25 21:57
ナオ6*05/11/25 21:57
虚点ZUZU205/11/25 21:20
冬に生まれた夏へ英水705/11/25 20:07
御玉杓子[group]仲本いすら2*05/11/25 19:57
霜月の青さち13*05/11/25 19:30
HELPに愛をこめて仲本いすら2*05/11/25 19:22
Bother Me.3*05/11/25 19:15
*U*x*U/*かおる6+*05/11/25 19:12
ことは1*05/11/25 18:53
ねこまんま黒田康之405/11/25 18:50
冷たい雪の降る夜に千波 一也18*05/11/25 17:43
ぴこん(点燈)かぜきり1*05/11/25 16:00
空想うこしごえ14*05/11/25 15:40
ただいまと空間に言うチQ005/11/25 15:22
!なくなってみたらいいだろう0*05/11/25 15:21
手紙105/11/25 15:20
ドラクエn.n1*05/11/25 13:59
ぼこぼこaaa an...2*05/11/25 12:02
とびきりの宇宙不老産兄弟105/11/25 11:14
形見こしごえ11*05/11/25 10:00
うろおぼえのメロディーを口づさむ少女プテラノドン2*05/11/25 2:20

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