決まりきった時間に起き
決まりきった朝食をとる

決まりきった店で昼食をとり
決まりきって睡魔が顔を覗かせる

決まりきった頃に家に着き
決まりきったものをまた口に運ぶ

決まりきっ ....
ガマの穂が天に向かい綿に覆われて立っている
安らかな秋
まるで別世界のことのように
自分のことを思う
帰りたいと願う
時間を戻してくれと願う
叶わない願い
わたしの歩く道から
ガマの穂 ....
哀しいことがある。

悲しいことがある。

何よりも誰よりも 哀しいことがある。


それは君と離れること。

それは君と別れること。

それは君に忘れられてゆくこと。

 ....
小指交差点を抜けて
雄鳥は騒ぎ出す

何も出来てない

そういうことはもういいよ
わかってるから出来ないんだよ
いちいちリターンを押してやったんだ分かるだろ
文芸部の下らない暗喩を鼻で ....
少女は

夜半死んで、
乙女となって朝早く目覚める

花ほころぶよう、湯は赤く染まる

乙女は

夕べ死んで、
女となって昼過ぎに目覚める

うなじより、むせかえる花の香り ....
緩やかに流れる冬の調べ
鏡の中の掛け違えたボタン

昨日買ったばかりのマフラー巻いて
死んだ葉っぱ音を鳴らし歩いていく

切ない 拙い 力で君を引き寄せて
押し退けて 押し退けて 芽を出 ....
おや、傷だらけですね
とりあえず絆創膏を貼っておきましょう

え?
ちゃんとした治療をしてくださいって?
なにをおっしゃる。
ちゃんと繕ってあるじゃないですか。
ご自分でなさったんですか ....
ボクは外側がボクである
ヘヤは内側がボクである

それがボクとヘヤとの
相違点
 
しんけんにいきるってなんだろう
しんけんにいきると
どこからかちぇんばろのおとといっしょに
てんしがむかえにきてくれるのかな
ばかにすんなよ
なめるんじゃねえぞ
てめえ
夏みかんのドロップをひとつ頬張る
尖った円みはじゅわりと溶ける


バスは南進し
北の曇天にルートを決める


僕は街燈になりたくて
街燈になった


こんな砂利道に
仲間が ....
しんしんと
しんしんと

目に見えない雪が積もってゆく
私の目の前

辺り一面を、真っ白に染め上げて

まるでなにも
悪いことは知りません。と
主張するように白く

その真ん中 ....
 紫色の空がなめらかに

 この地上を染め出せば

 深い森の中で

 梟がゆっくりと目を覚まし

 豊かな知恵を含んだ鳴き声で

 街に向かってささやく

 ビールで染まる街 ....
あの頃に
戻れると思った
時が
止まるんだと思った

残酷な現実
帰郷しても
進む 時
私を見捨てて
進む 時

あの頃の君は
何処へ行った
私は誰

きっと私は
 ....
雪の噂に
膨れ上がるセーター
長いマフラー四重巻き
ふかふかのミトン

降り零れたのは 噂
雪の結晶は午前で消えて
暖かな午後
剥がれた細い人たち
踊らされた事実に
明るく笑う
 ....
わたしは この國の 神様に なりたい 。         美しいもの
柔らかい唇と舌の柔らかいキス
愚かしいもの
互いの乳首を握り合う手
狂おしいもの
ローズ・コロンに欲情する身体
鬱陶しいもの
すれ違う男女の冷めた視線
由々しいもの
君が ....
天使の心を持つその人は気が付かない
その存在自体が誰かを傷つけていること

君の一言一言が
ナイフのように美しく研ぎ澄まされていて
人の心をえぐること

それでも君は知らん顔
ただ無邪 ....
しゃらしゃらと
粉雪が風に渡る音
鈴の音も高らかに
朗らかな笑い声が
こだまする

雪山が呼んでいる
動物のアシアト てんてんてんと
梢からがさっと雪帽子が落ちる音
真っ白な ....
 まだ、家の近くの野原にすすきが生えていたころ

 どろまんじゅうを作って

 友達とどちらが固いものができるか競っていた

 一日はあっという間に過ぎ

 暖かな夕飯を母が作って ....
「満月がフルムーンで僕はとても困った」という意図不明な言葉がビルディングの中に居て浮かんだ
ビルディングは超有名
ビルディングは超大きい
走ると刀と口
ビルディングで走る
ビルディングで斬る ....
たぶん400円くらいで安売りで
「 出て来いストア 」
たぶん肌触りが気持ちいいのは最初だけで
「 出て来いストアめ! 」
たぶんごきぶり瞬殺とか一生ムリで
「 出て来いって言ってんだストア ....
ことばの守りは 鎮守 さまの 社に ある 。      お腹が すいた 。     守に 返りたい 。                  漆黒の夜
ただ風が吹き抜ける山道
出会う人も無くただ一人歩く
背中に背負う大きな荷物はいつ降ろせるのだろう
私の背負ってしまったこの重きもの
そしてこのままこの急勾配の坂を昇り続ける
果て ....
酷く薄暗い部屋の中
退屈しのぎに抱きあって

見つめ合う儚げな視線が映す
明日とか言う流れの先に
僕達は二人でいられるかな

重ねた悲しみを互いに背負って
形の無い幸福を夢見ても
掌 ....
僕らは何を手にして
何を伝えようとしてるのだろう

遺伝子に残された僕の欠片は
何故語り継がれていくとするのか

生きるがよくわからないって
誰もが一度考えると思うんだ
人間の知能は存 ....
広い段ボール箱を用意して
ひとり
その中へ閉じこもってみた今日の朝
茶色い段ボール箱 から見る
世界は少しやさしい とげを
わたしにそぅっとそぅっと
抜けない様に 突き刺し ....
いつまでかかるのかわからないけど
成さなければならないのは
きみのかげを追いやること

僕はまだきみのかげの中にいる
きみのかげに隠れたまま
きみの表情をうかがっている

かげをなくす ....
わたしはこれから あなたに
あ行の言葉ばかり伝えようかと思います
ひどいことを言ったわたしに
あなたは 笑いながら電話をくれましたね

遠いところにいるあなただからこそ
わたしは、少しでも ....
冬の夕暮れ 老人ホームの庭に出て
A {ルビ婆=ばあ}ちゃんと若い僕はふたり
枯葉舞い散る林の中へと ずんずん ずんずん 進んでく

「 A さん、目的の宝物がみつかりました・・・!」

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
型にはまってしまった自由ポンテク005/12/7 23:49
安らかな秋チアーヌ505/12/7 23:39
哀しいことがある。天使005/12/7 23:26
日々を抱いてののの205/12/7 23:11
蘇生ミゼット3*05/12/7 22:18
冬の調べもる005/12/7 21:16
フランケン[group]かぜきり005/12/7 21:15
部屋[group]たかぼ705/12/7 20:59
ちぇんばろのおとふりそそぐあさチアーヌ605/12/7 20:51
春を 来い便乗鴎405/12/7 18:54
大雪ことは4*05/12/7 18:51
手のひらの月炭本 樹宏6*05/12/7 18:17
帰郷ゆうさく005/12/7 18:11
雪の噂kw205/12/7 17:18
新国 ニッポン 。すぬかんなが...005/12/7 11:50
ベッドサイドで感じる一〇の事柄北乃ゆき2*05/12/7 10:54
天使のこころ[group]和泉 誠0*05/12/7 10:21
*白銀は招く*かおる7*05/12/7 7:26
とり返しのつかないもの炭本 樹宏1*05/12/7 6:51
用はないさののの105/12/7 5:15
禁欲すりっぱかのこ405/12/7 5:05
ことばの 杜。    すぬかんなが...005/12/7 4:28
お腹がすいた 。 005/12/7 4:25
三日月中音 涼005/12/7 1:48
君の中で思う松本 卓也2+*05/12/7 1:32
かたりべ羽音-fin...005/12/7 1:30
段ボール箱のやさしさあめ205/12/7 0:59
chocoa005/12/7 0:54
あ行三昧なな子2*05/12/7 0:28
柱の印 〜働き者の A 婆ちゃん〜服部 剛9*05/12/6 23:50

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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