光さえ届かない広い広い宇宙を切り取った断片
絶え間なく舞い降りる水の結晶達が
オレンジ色した街の光に照らされて

そびえ立つ豪勢なビルに 玩具みたいなお店
絶え間なく流れる川にかかった橋では ....
横殴りの風が叩きつける橋の上で
穴の開いた靴下を虫捕り網代わりにして
捕まえたのはサーモンピンクの雌豚
そいつに跨って海を目指す
ポケットから取り出した一掴みの金平糖
力いっぱい曇り空に向け ....
「こんばんは今日も皆さんと一緒にポエトリーリーディングをたしなみたいとおもってやってまいりましたモリマサ公です。
 ひどい世の中ですね、傷ついた心を癒すため詩をかいても、書けば人を傷つける。そんな詩 ....
知ってるかい?

雪っていうのは、雨から変わってゆくときに
たくさんの音を吸収するんだよ。

だから、ここから見下ろす街はいつもと違って、
こんなにも静かで穏やかなんだ。

でも、気を ....
三千年の時を経た公孫樹の雄木が
銀の葉を降らせる
銀の葉を降らせる
銀の葉は薄く鋭く尖り
銀の葉は優雅に旋回しながら
荒涼の野に振る

三千年の時を経た公孫樹の雌木が
金の実を落とす
 ....
彼が唇をとんがらせると卑猥な感じがする
と、もっぱらの評判。やさしい女ですら
あっちを向いてしまうだろう。男を目の前にして
眼を閉じないのはマネキンくらい。
酒場で交わされた雑多な会話。その気 ....
   墜落


世界中の飛行機が
あたしに向かって
落っこちてくるんです
轟音が
部屋のなかで駆けめぐって
いつまでも出ていくことがなくて

轟音がみしり、と
壁を引き裂いて
 ....
死にたい奴はさっさと死ねばいいんだよ
何を思いとどまっているんだい?
世間に世界に人間に
幻滅して絶望して
さぁ早くその手首を切るが良い
さぁ早くその首を括るが良い

例え自由をどう勘違 ....
働きたくない
帰りたくない
生きていたくない
恋じゃない愛じゃない
そんなモンじゃないないない

全てをクソを言い切るのは簡単だった
全てをクソと言い切るのはあまりにも簡単だった
死に ....
ほのめかしおめかし
おかしかかし
すれっからし
おでんにもからし

ずるいからすだから
からまわり
あからさま
からからからわらい

やめてからかうのは
まじめだから
からだだ ....
猫が歩き回るけど
ちいちゃんは自分がどこにいるのか
わかります
お母さんが携帯で
「どこにいるの?」
て聞くと
「白い猫の近く」
て元気に答えます
するとお母さんは
「八百屋さんね! ....
わたしは83歳の死に様
わたしは16歳の男女の戯れ

しぼんだらまたはえてくればいい何度でも夜空の隅から
肌いろの羊膜につつまれて
みつめあう魂は
互いを縫いつけるようにして泳いだ
暗黒 ....
真夜中にベランダに出たら
星と雪が降りそそいでいて
海の底みたいに静かだった
言っている
孤独な学者が何か言っている
再帰的近代化について
何か言っている

言っている
にきび面の少年が何か言っている
いなくなった父親について
言っている

言っている
3 ....
ありがとう
ごめんね
さようなら
おはよう
おやすみなさい
いただきます
ごちそうさま
しつれいします
すみません
はい
すき


どれか1つでも言えたのなら
あなたにとっ ....
誰かにその場しのぎの付き合いされても
疑うのは自分という人間
だって分かってるから。
疲れる。

嘘つかれて腹立てても
自分だって嘘つきの代名詞。
休みたい。

手を切ってる友達をい ....
回らない時計を目の前にして
君が暮れる
寒さを間違えるようにして
マフラーに埋もれて見えなくなる
薄い窓に耳を寄せれば
世界はこんなにもくっきりと


くれる
途方に
あるいは
 ....
ひとりでも生きていけるけど
ひとりで生きることを選ばない

そういうつよさがいまは欲しい

タタカイのなかでみつけた孤独は
あまりにもつめたすぎたから
何年かぶりに
自転車に乗った


早朝
海岸への坂道を立ち漕ぎする



自転車に乗るのは

本当に

本当に久しぶりだ


きつい登りに
太ももが悲鳴を上げ ....
雨雪が相争う強風の中
いつしか雪が雨を駆逐し
束の間に風景を変貌させていく

滅多に締める事など無い
ジャケットのボタンを閉じると
吐息さえ掻き消す寒風に抗おうと
出来るだけ前を見ないよ ....
精一杯がんばってもこんなもんさ

人に頼るより一人でやったほうが早いもんさ

腹いっぱい食べたら動けなくなるもんさ

歩いてたって棒には当たらないもんさ

8割できてれば上出来なもんさ ....
仕事帰りの人々がため息まじりにぞろぞろと
スクランブル交差点をわたり渋谷駅へと吸い込まれてゆく

18時20分

パチンコ玉なった僕は
ジグザグに人と人の間を{ルビ縫=ぬ}ってゆく

 ....
あした
一週間を働いた後に
やっと
ぼくは永遠に会いにゆく
勝ち気な瞳を
綴じたままのひかりに


はたらいた代償は
ひたすらに眠る まさかであり
チューブに巻き付かれた
ぼくの ....
最近よくブレーカーが落ちるのね。
ぎぎぎ、ぎぎ・・・バン!って感じで。

ぁたぃ、電気のことはよく分かんないけども
たぶんね、ブレーカーは頑張ろうとしたんだよ。

やることがいっぱいあって ....
・・・・・・


あなたは独りじゃない


お前のためを思っていってやってるんだ!!


・・・・・・


君はここにいない


誰も頼んじゃいない


・・・・・ ....
みなが私を避けている
私を見ようともしない

被害妄想ではないはず
とりが てんにあそび

そら たかく

まなざしが わたしにふれる

らせんのように うたが

うたがおりてきて

わたしの ひたいをうつ

はな こぼれ ささやく


 ....
「今夜は雪だって」
「そう。どおりでさむいはずだね」

そんなとりとめもない、大切な二人の時間と空間を
引き連れて過ぎ行く二人を眼下にとらえながら

・・・・ふ・・・・

あんな時 ....
若き旅人は激怒した
見よ この国を

土地は荒れ果て 獣は息絶え
民は飢え渇き 赤子を殺して生をすする

王よ この国の王よ
あなたは何をしている?
このうめき声が聞こえぬのか?

 ....
記憶から溢れた日曜日は
結果的にふきこぼれて焦げ臭いにおいを放った
めんどくさいので私はそれに
『芳しい香り』というラベルを貼付けて
担任教師に提出をした
別に何だってよかった
きっと今頃 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
恋する人のクリスマスソング和泉 誠005/12/22 15:45
イヴイヴイヴ051222[group]大覚アキラ105/12/22 15:15
今すぐ要求をのまなければ人質は死ぬ/2004[group]モリマサ公7*05/12/22 15:04
雪の季節の心得4360*05/12/22 12:24
世界の果ての公孫樹の樹[group]ジム・プリマ...5*05/12/22 10:55
「マネキン」プテラノドン2*05/12/22 10:12
墜落はなびーる1*05/12/22 9:59
自殺幇助日和虹村 凌1*05/12/22 9:55
人間廃業[group]0+*05/12/22 9:43
ZUZU205/12/22 6:48
迷子太郎冠者9*05/12/22 5:43
センチメンタル・バーバ子バーバ子505/12/22 5:07
deep[group]大覚アキラ105/12/22 2:54
80センチ向こうむらさき0*05/12/22 2:16
あいさつafterg...2*05/12/22 1:36
疲れ逝きエメラルド105/12/22 1:00
君が暮れる霜天805/12/22 0:27
タタカイのあとに八月のさかな105/12/22 0:17
父と自転車と蒼と[group]蒸発王4*05/12/22 0:15
風雪の帰り道松本 卓也2*05/12/21 23:49
もんさ余羽1*05/12/21 23:29
「空白乗車券」服部 剛6*05/12/21 22:33
あした僕はやっと永遠に会いにゆく草野大悟205/12/21 22:33
ブレーカーまなみ2*05/12/21 22:27
隔絶もこもこわた...1*05/12/21 22:15
忌避[group]Cl005/12/21 22:05
光くる朝ミゼット2*05/12/21 22:04
アスファルトの冷たさよりももこもこわた...0*05/12/21 21:47
迫りくる危機[group]和泉 誠1*05/12/21 21:44
日曜日105/12/21 21:37

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