火山灰でできた岩の上を
一歩いっぽ進む
あぶなっかしい子どものよう

荒々しい波が打ち寄せる
海に手を浸すと
白い泡が押し寄せてくる

顔になすりつけて
舌で海の水をなめる

求 ....
教室の
廊下側から2番目で
前から2番目の
私の席から見えるもの


壊れかけのギシギシ鳴る扉
男女別の日直当番表
友達の眠たそうな顔
黒板に書かれた白い文字
遠い窓には淡いオレン ....
ヘッドライトを浴びて踊る雪は 
しだいに密度を増して
行く手の視界が遮られる

海岸添いのゆるやかなカーブが
永遠に終わらないという錯覚


私たちは
どこへ ....
この間から
ヘッドフォンで括った僕の世界は
なんだかひどく不安定で
1日1回 
揺れる
大体震度2ほどの
初期微動

あれ
今揺れませんでしたか
                  ....
会いたい

冗談半分で始めた謎かけ遊び
日を追うごとに複雑に絡み付いて
もうただの遊びでは済まされないから

僕がどれだけ悩んでも
憶測、推測の壁は越えられなくて
生まれてしまったこの ....
君の言葉はいつもミントのガムを食べているみたいにスースーしてて

すごく気持ち良いんだけど、

ときどき目に染みたり

傷口に染みたりする

私の言葉はブルーベリーガムのよ ....
あ、キリンだ!
わーい、ぐてーっとしたキリンだー
金魚ばちみてらー
かわいー
わーいわーいリンゴ食おっと
ガリ!あーこれタマネギだー
からーいからーい
あはははは
ボタモチみーっけ
 ....
(今日の日付をつぶやく)
灯台の未来
石段の螺旋をおりていく
水平線はかすかに騒めき湾曲している唇だ

防波堤を渡り
砂浜へと呼吸を滑らせる
ヨットの帆は風に膨らみ
反転した星のように ....
歩きなれた 街路樹も
白く 消えていく
オレンジの ガーベラも
白く 消えていく
ポケットの 葉書も白く
白く 消えていく
僕は 仰ぐ







瞳に つもった
 
 ....
階段には鍵が掛かっていた
鍵を持っている人はみな
蟹のような格好をして降りて行ったが
昨夜食べた蟹は形も違うし
赤く茹で上がって
あんなに嬉しそうではなかった
降りられない階段を見 ....
小さな丸いテーブルに
精一杯の気持ちを込めた
小さな丸いクリスマスケーキ

一夜の窓より街の賑わいを見おろすと
そこかしこで肩を寄せ合う恋人達の姿は
語り合う言葉の響きに酔いしれ

ク ....
おでんのおでんのたたみ方

つくしだつくしだ鬼瓦

かたろうよカタロニア

波風たてては薄笑い

かわず飛び込み大音響

いたずら電話で目が覚める

橋のたもとにかやねずみ
 ....
詩のカタチして
小生意気な顔をして
エーイエーイと言っているよ

僕のうちは貧乏だから
50円が無いとは言えないで
大事に握った50円玉
丸くて小さく穴開いて
向こうの家が見えている
 ....
スクール生大募集のビラ撒き羽織付きハニカムCCD型美少女メールのスクール水着生募集に17歳男子は眠ったふりする手足ぶらぶら弛緩したE10型タンク機関車動輪を親指ではめたり外したりの甘栗丸飲みす .... その美しい横顔も
輝くような肉体も 一つずつはぎ落されて
衰えるという一言で 君の心は揺れ動く

ピアノの鍵盤を見て 白と黒
世の有様は裏と表で

裏だけでも 表だけでも世界はない
 ....
 心から言える

 ありがとう

 傷ついた心を

 暖める

 寒さは身を引き締め

 心がぬくもれば

 寒さは心地よくなる

 行いは全部

 自分に返ってくる
 ....
空と海
誰かがひいたあの線の
手前で競い合っている

砂利道ばかりの
僕の田舎は
海がきれいで
何も無かった

今にも泣きだしそうな青ばかりと
僕を飲み込ん ....
しずかに








例えば
おれの煮え切らない気持ちが
数行の文字の羅列に書き直されたとして

君の咽元が
わずかに空気を震わせたとして

あるいは指先に触れる短 ....
 
 胸にしまった約束を

 何度も何度も

 空白の時間にかみしめて

 僕は衛星のように

 君の周りを廻り続ける

 きっと

 永久に
病院は寂しい所だった

相憐れむ人たちが
見た目には元気そうに
思い思いのことをして待っている

ここでは
みんな少し
優しくなれるらしい

一度目の気持ちなんて忘れた
穏やかな ....
  皮膚という薄皮の中に
  なまあたたかい
  生がある
  そう思いこんでいる

骨にまとわりつく体を
巡っていく流れに
生がある
そう思いこんでいる

  あなたとつない ....
せっかくだから
あがっていきなよ

外は雨だったんだろう
そんなに濡れて



君が濡れいているのは
初めて見たよ


君は君かい

濡れが君ているの間違いかな
濡れは ....
僕の命より大事なギターをかばって死んだ君は
いつまでも僕の心をしめつけ
はなさない


君の無邪気な笑顔から逃げたくて
家を飛び出したけど
遠くに行くこともできなかった

君に守って ....
君と僕歩いたね

手も握らずに

二人の距離と温度

冷めていった

飲まずじまいの珈琲みたいに

冷たくなった

小さな寂しさ

消えていった…

褪めていった
なんて不思議な秋
朱色のなか抵抗する青
故里は
いつでも果実です
じゅわりと沁みる
街よ、柊

もう何ひとつ
見たくはない。
心棒は微妙に曲がり
均等を保てない
せつなや肩

 ....
どれだけ君が愛を囁いても
きっと僕には無理なんだ

君の事を疑ってしまうよ
信じられなくなってしまうよ
きっと今まで辛い事があんまりにも多すぎたから

やさしい君でも
いつかは与える事 ....
囲炉裏の奥で、痛い痛いと泣く少年は、
真っ赤に水ぶくれしている。真っ赤・・・。

ああ
真っ赤に染まった朝もやの中で、
翌朝、光るものは電車だ・・・電車。

電車の足は、何故、少年なのか ....
虫達がざわめく

サイレントナイト

偽りを隠す

ホーリーナイト

無宗教な僕は

彼方が生まれた

この聖なる夜だけ

彼方の信者になってしまいます

なんとなく
 ....
妖精に ひっこぬかれたとき
となりに咲いていた きみを
ひっこぬいた ひとりでは
こわかったんだ ごめんね
おもいっきり ひっぱたいていいよ
水中
泡は上に 上に

真っ青なのは偽りで
綺麗なことも偽りで

足をついてはいけないよ
顔をあげてはいけないよ 

呼吸
泡は上に 上に
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
潮味 The Taste of Tide * Cheju i ...[group]yangja...205/12/23 18:44
見えるもの神音005/12/23 17:41
Snow storm落合朱美13*05/12/23 17:11
自分だけ地震 〈完成版〉半知半能2*05/12/23 16:58
僕の歌[group]和泉 誠105/12/23 16:38
ガム柚姫005/12/23 15:58
らりぱっぱヤギ5*05/12/23 15:32
ゴースト(ghost)こしごえ14*05/12/23 12:30
結晶米倉瑠学005/12/23 9:34
たもつ205/12/23 8:34
G線上のメリークリスマス恋月 ぴの15*05/12/23 8:21
おでんのおでんのたたみ方ジム・プリマ...1*05/12/23 6:33
詩の形あおば4*05/12/23 4:13
除夜1*05/12/23 2:53
即興曲 変ホ長調Dアマル・シャ...205/12/23 2:41
ありがとう炭本 樹宏205/12/23 2:23
705/12/23 1:44
ささくれ捨て彦105/12/23 1:41
永久に炭本 樹宏205/12/23 1:19
寂しい所だった3*05/12/23 1:16
誰か、ささやけ[group]たりぽん(大...1305/12/22 23:54
あがってふるる3*05/12/22 23:21
償い余羽105/12/22 23:06
冷めた珈琲たかよし205/12/22 23:00
リズム便乗鴎205/12/22 22:55
たとえそれが不本意であっても和泉 誠105/12/22 22:19
少年 電車奥津 強1*05/12/22 22:11
アノヒカリまで大城 小町005/12/22 21:58
そろもん(道ずれの話)みつべえ605/12/22 21:27
泳ぐかさね105/12/22 21:08

Home 戻る 最新へ 次へ
5441 5442 5443 5444 5445 5446 5447 5448 5449 5450 5451 5452 5453 5454 5455 5456 5457 5458 5459 5460 5461 5462 5463 5464 5465 5466 5467 5468 5469 5470 5471 5472 5473 5474 5475 5476 5477 5478 5479 5480 5481 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.87sec.