人生の道は誰にでも 平等に与えられている。
地道な道を 一生懸命歩んでいく。
ホントに 山あり谷あり・・・
自分ばっかり山ばかり暗闇ばかり歩んでいるじゃないかと 谷底に落とされたと
....
胸が張り裂けそうで
呼吸が荒くなっても
突き破って
生まれてこないもの
恋という熱
握ったその手を
解き放ち
旅立ったもの
あれは影だったか
角度のみならず
....
愛しいと綴らぬ代わり
速達で、と告げましょう
思い煩うこころに替えて
所在の分からぬ神様に
祈りましょう
微かに雪の匂いのする声は
幸福の理由に充分すぎて
零れる音色が
深 ....
きたない婦女さんは 気付いている
都会の陰に隠れて
そっと 眼だけを見開き、 心をその辺に落しているんだ
冷却淫女さんは遣っている
甘い罠を忍ばせて
すきを見ては お金を奪い 下半身をそ ....
「竜」って?
空翔ぶ生き物だとか
蛇に足だとか
雨の神さまだとか
見たこともないものに
馴染みのない名がつけられていて
妄想の上に願いを重ね塗りして
今も紙上で
文字で
音で ....
「赤レンガ倉庫ができた1923年に
ハンマ(おばあ)は
済州島で生まれたことに
なってるねん
ほんまは丑年生まれやねんけどな
同じ村の出身の
ハルバン(おじい)と
結婚したけど
....
あなたに認めてもらいたい
あなたに誉めてもらいたい
すごいねって言ってもらいたい
何度でも何度でも
もう分かってるよって
うんざりするくらい
でも聞けば聞くだけ
あなたはあなたじ ....
私らは 呼吸を しない
一匹の 呼吸が 惨殺された
誰からも 見放された
無学の ために
呼吸は 刺殺された
私らは 人工呼吸 によって
生きるために
一匹の 人間が 射殺された
....
住所録に
死者が潜む
この時期
もう
逢えない人たちに
私は
アタリスクを贈る
消せないで
たたずんでいる
やさしい未来
それはまだ僕が
生きることは正しいことと
信じていた頃のお話
彼女が
言いにくそうに僕に言う
あのね
いろんな人が
見えたりするんだ
今
ここにいない人
あんまりね
意識 ....
朝が来て 始まった
時の流れに乗っかった
あぁ 寂しい
あぁ 気持ちいい
あぁ うるせぇ
あぁ つまらねぇ
あぁ くだらねぇ
日が暮れたら起こせ
それまで眠るから
おまえら ....
僕は生きていてもいい?
この場所に居てもいい?
ねぇ、誰か答えて
微笑んでるだけじゃ何も判らないよ
僕の影を誰かが見破ろうとするんだ
時計の針を逆に回そうとしているんだ
見たくない見た ....
小人にみえる
体育館 の
平均台を駆けてゆく
楽しそうだ 娘は
ツィードのジャケットをぬぐ
わたしは
空から優しい白雪が
舞い降りる
穢れを清めるように
思惑が疑いを呼び
誤解が人を切り裂く
みんな仲良くできたらいいのに
守るべきものがある
奪おうとするものが ....
針葉の青に誘われて わたしが森に這入ると
ここにも あそこにも 木が立っていて
空からくる陽を 受けとるために
木々は あちらこちらに 枝を伸ばして
地面に影を落としていた
一本の木 ....
感覚の麻痺が進行している
ときめきという言葉を街のなかで
落としてしまった
かすかに残る感情は
明日も神経をすり減らす
人との交じり合いで
かすんでゆく
がんばっ ....
夜の冷えにおそわれるのは私だけだと そう思っていたかったの
だからこそ私は 爪さえ切らずにいたのに
犬が私を笑っている
座り込んだのは星が見えないせいなのに
いつもうまくいか ....
どうだいうつくしいだろう
これだけ美しいものを見るからには
お代を貰うよと
シリウスが耳を痛くしようとするけれど
ヘッドフォンで隠す
ギターの音に足音が重なり
寒いけれども ちょっと遠 ....
目一杯に指を開いて
その間から覗く世界は
少しだけ明るすぎて
いつものように目を閉じていく
はらはらと花の散る道が
視界の端には、何処にでもあった
午前五時
空を埋める目覚ま ....
姉さま
姉さま
見たことのない
姉さま
私は貴方に見守られ
今を生きています
妹よ
妹
会うことの無い
妹
私たちは小学生までいつも一緒だった
母のお腹に生を受け
....
どこにいても
あなたが見ている
その方向を知りたい
どこからでも
あなたの見ている
その先を一緒に見たい
僕は遠くから
あなたの記憶を追いかけ
そして僕が見た
記憶を継ぎ足し ....
落とし穴を掘りました
何時か私が落ちたものと
何故だかとてもよく似ています
誰かをここへ突き落としたいのですが
それは酷く思われそうだし落とされる人もカワイソウだし
ここは私を突き落とすべき ....
これは
戦いである
あなたの尊厳を奪った彼らへの
戦いである
あなたとおれとの
すべてをかけた
あなたの笑顔を取り戻すための
戦いである
人ひとりを破壊し
失敗を認めない ....
円盤が
おまえの頭上高くを浮遊する
未確認の淋しさを乗せて
円盤は 氷点下の空を浮遊する
おまえの淋しさを憐れんで
おまえの淋しさに同調して
(いずれも認められていない淋しさ)
空の白さ ....
あなたのための紅い唇は
君の汚い唾液のせいで翳んでしまった
吐き出した言葉は「 」
胡散臭くて吐き出せれば笑えるほどにがなるギター
一服しましょう
落ち着いたでしょう
欲しいもの ....
真ん中が欠けたから
ドーナツ
ビルばかり並んで
空が遠くなった
大通りは渋滞の波
自転車ですべり抜ける
みんな何処へ帰るんだろう
真ん中が欠けたから
ドーナ ....
浮遊し切ったグレーの吐息は
眩しいほどの黒に溶けて
疲労しきった三日月を
粋な靴に押し込んだ夜
外は昨日の残骸が
そこらじゅうに転がっている
軋む肌に慣れた夜明け
....
それでも完成を求めたでしょう
傷つきながらもあなたは真っ直ぐすぎて
わたしは背中を影にして
横並びになれても
二つの黒にはいつまでたっても映らないままで
言い訳交じりのその歌を
奏で終 ....
想いの底辺には 夜がある
底の抜けたコップ
無限の水槽
すべての星に名前をつけることなんてできない
本当にそう?
挑戦してないのに言うのはなしだよ
目に見える範囲で好き勝 ....
月は地球のまわりまわる
ぐる ぐる
もし 月と地球のキョリ
2mくらいだったら
地上に月の道ができる
建物もよけてつくらなくちゃ
パッて飛びつけば
地球一周できちゃうぞ
....
5437 5438 5439 5440 5441 5442 5443 5444 5445 5446 5447 5448 5449 5450 5451 5452 5453 5454 5455 5456 5457 5458 5459 5460 5461 5462 5463 5464 5465 5466 5467 5468 5469 5470 5471 5472 5473 5474 5475 5476 5477
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
8.2sec.