誰かいま喧嘩売ってこないかなと思う
オンラインゲームのなかで
アバターとか
詩集とはエロ本のことだ
構えんで
難しい顔をする必要はなく
ただそこに写真よりも ....
冷たい床にソーダ水をぶちまける衝動
ぺたりと膝をついて、宥めるような顔で覗き込む瞬間
たばこの煙をくゆらせて
つま先は見えないほどに冷えて
べたべたとする感覚だけが残った
削るようなキス ....
前に娘
後ろ椅子に息子
三人乗りで
自転車をとばす
重なった影法師が
むくむく育ち
故郷でよく見た
山の形と同じになった
つながった稜線
家族が並びあう姿
あぁ
毎日見て ....
木枯らしの中進む
池を進み 竹やぶを進み
時速10kmで登る未来
街はやがて
林になり 森になり 空になる
手が寒いので手袋をする
君に貰った優しさで出 ....
駐輪場に停めた自転車の
前輪に取り付けられた鍵の穴に
鈍い銀色の鍵を差し込み
両手でハンドルを持ち
2台のスクーターの間をぶつからぬよう
抜け出るよう そっと 引く
片方 ....
ココロがどこかに行っちゃった。
気持ちもどこか遠くに行っちゃった。
今のぼくはただの虚ろな入れ物になって毎日を歩いてる。
....
ひとりきり 駅のあかりみている
亀が背中で啼くことを知った たぶん酷いことがあったんだ
相性が悪い ひとばかり
鏡のようには
いかないみたいだね
なんだ 辛くて奥歯欠けたんだ
....
弛緩にいたる 手薄な機微
アメーバ脱いだ 手袋の中
渡しちまいたい 不燃焼再
登られて 痛み 頬紅傾れ
みつかりましたか 保険虚
あららの なかの 夕暮れ
ちんけな 煙草 責めたて ....
どこを向くの、
きみの
目、
さよならの季節
を抱いて、
回転灯のうた
が、
ひびくあの森。
(東を見ながら
(きみが死にたいと言った
(あれはいつだったろうか
(夕日を ....
ぼんたん あめ たべた 嬉しい しあわせ 。
親愛なる名誉白人の皆様へ
皇居に向かって敬礼する事が狂気だなんて
そりゃあんまりだよ
俺はただ単に天皇陛下を敬っているだけなんだ
別に街宣車に乗っている訳じゃないし
右翼的思想を持ってい ....
お医者さんに よくなった って いわれた かならず 治るよ いまは そっと 。
ことばの ベクトルを 投げてみた 。
ある 退屈な 午後
片付けをして
掃除をして
昼寝もすんで
退屈な 午後
部屋の隅っこに座ってみる
目を閉じる
(3・2・1)
目を開けたらこの部屋は猫でいっぱ ....
時々
ドキドキ
疎外された気分に
なって
少し雲をみる
覆われるように
垂れこめている
少しの間包んでくれ
マフラーを巻きなおす
自分だけのページが出来た
生きている
言い切 ....
いま たしかに
{ルビ身体=からだ}の中にあるコレを
どうにか言葉で写してみよう
すると ほら
もうおそい
色を変え かたちを変え
大きさを変えて
コレは
言葉の網をすり抜 ....
窓の外には
白くにじんだ青空が広がっている
いつの間に
こんなに雪が積もったのだろう?
私は小さな温かい部屋で
何度も夢を見ている
それは楽しい夢だったかな?
それは悲しい夢だったか ....
ひと昔前
電子の森ですれ違った人がいる
早くにお母さまを亡くされ
病弱な彼は
小さな町で古本屋を営んでいた
古いエレクトーンの音を聴いていると
彼の一句が思い起こされてきて
切なくな ....
あなたの声も存在も
幻ではないのに
温もりだけが感じられない
私を嫌いになったのかな・・・
私への愛が消えたのかな・・・
キスしても抱きしめても
冷たい物を抱きしめているような
....
人生の道は誰にでも 平等に与えられている。
地道な道を 一生懸命歩んでいく。
ホントに 山あり谷あり・・・
自分ばっかり山ばかり暗闇ばかり歩んでいるじゃないかと 谷底に落とされたと
....
胸が張り裂けそうで
呼吸が荒くなっても
突き破って
生まれてこないもの
恋という熱
握ったその手を
解き放ち
旅立ったもの
あれは影だったか
角度のみならず
....
愛しいと綴らぬ代わり
速達で、と告げましょう
思い煩うこころに替えて
所在の分からぬ神様に
祈りましょう
微かに雪の匂いのする声は
幸福の理由に充分すぎて
零れる音色が
深 ....
きたない婦女さんは 気付いている
都会の陰に隠れて
そっと 眼だけを見開き、 心をその辺に落しているんだ
冷却淫女さんは遣っている
甘い罠を忍ばせて
すきを見ては お金を奪い 下半身をそ ....
「竜」って?
空翔ぶ生き物だとか
蛇に足だとか
雨の神さまだとか
見たこともないものに
馴染みのない名がつけられていて
妄想の上に願いを重ね塗りして
今も紙上で
文字で
音で ....
「赤レンガ倉庫ができた1923年に
ハンマ(おばあ)は
済州島で生まれたことに
なってるねん
ほんまは丑年生まれやねんけどな
同じ村の出身の
ハルバン(おじい)と
結婚したけど
....
あなたに認めてもらいたい
あなたに誉めてもらいたい
すごいねって言ってもらいたい
何度でも何度でも
もう分かってるよって
うんざりするくらい
でも聞けば聞くだけ
あなたはあなたじ ....
私らは 呼吸を しない
一匹の 呼吸が 惨殺された
誰からも 見放された
無学の ために
呼吸は 刺殺された
私らは 人工呼吸 によって
生きるために
一匹の 人間が 射殺された
....
住所録に
死者が潜む
この時期
もう
逢えない人たちに
私は
アタリスクを贈る
消せないで
たたずんでいる
やさしい未来
それはまだ僕が
生きることは正しいことと
信じていた頃のお話
彼女が
言いにくそうに僕に言う
あのね
いろんな人が
見えたりするんだ
今
ここにいない人
あんまりね
意識 ....
朝が来て 始まった
時の流れに乗っかった
あぁ 寂しい
あぁ 気持ちいい
あぁ うるせぇ
あぁ つまらねぇ
あぁ くだらねぇ
日が暮れたら起こせ
それまで眠るから
おまえら ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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