おおきな雲とか
もっとおおきな空とか
数え切れない窓の灯りとか
やみそうにない車の流れとか
虫の鳴き声とか
がしゃがしゃいう工場を育ててる人たちとか
そんな夜の中で、うたを歌ってるあたし ....
奥さん エクソシストです
旦那さん 送りだしたあと
ベッドの下の魔男
あしげにしているのを
よく見かけます
かの国
かの地にて
劣化ウラン弾で
破壊された
鋼の戦車の
履帯(キャタピラ)の下
ではダンゴムシが
地面に孤独な詩を書いている
と詩人は歌う
お ....
一面に広がる海を前にして
子供の視線はずっと波を追いかけています
深く息を吸い込んで
寄せてくる世界に叫びます
その広さを叫びます
内容はちょっと どうでもいいのです
その ....
あなたがいなきゃ
ここで私が歌う意味なんて
ないに等しいんだから
あなたじゃなきゃ
私に刺さった屈辱と後悔の針は
抜く事できないんだから
一人なんて嫌、絶対に嫌
死ぬより辛い一日 ....
おくって・・・ 頂戴。
其れが欲しいのよ
目の前にある 其方が
いれて・・・頂戴。
求めて いるのよ
ねぇ、お願いよ
何て虚しき事情・・・愛しているのは其方だけなのに
お好きなよ ....
電話する時
ボタン一つで簡単に繋がるのに
いざかけるとなると
躊躇してしまう私
電話かけてしまえば
すぐ繋がるのに・・・
すぐ声が聞けるのに・・・
すぐ会話が出来るのに・・・
....
黒雲にひそみ
激しく眩しく光るもの
音速を超えて空気を切り裂き
激しく低く轟くもの
決して海の中には
ひそまないもの
巨大なものを打ち消し合って
生み出すもの ....
いつのまに
我が胸に吹き込んできた
風の{ルビ女=ひと}よ
君が踏みつけられた花を見て
傘をさしたまま立ち尽くし
ひび割れた心のすき間をほの青く光らせ
雨音に{ルビ滲=にじ}む心を痛め ....
国会議事堂に乗り込んで
日本の首根っこを捕まえて
コントラバスを振り下ろす夢を見たよ
ハーモニカを銜えたまま眠ったら
天国のジョニー達と電気椅子で豪華ディナーショー
煙草を止めなかったあ ....
敗者にかける言葉を探している
塔婆に 憧れていた 筈の
世界が 突き刺さっている
黒い 胃が 姦淫を
明るい 師走の 坊主の
耳に 流し込み
右目のない 少女が
眼帯を 取る
自由の 女神だ
墓地 ....
もっとストレートにダイレクトに
さっと片付けてキャンプへいこう
きっとウィークエンド混んでるよ
ちょっと振り向いたら工事してた
やっと食べ終わってホッとしてさ
ムッときて ....
ただ手を暖めるためだけに
両手を 握られて
この人が救急隊員でなかったら
ありえない事に
じっと まかせた
仕事と言ってしまえば
それまでで
人としての思いやりが仕事
でも
そこ ....
狭い檻の中に棲む
つがいの獣
明日を語らずに
今日を愚痴る
狭い檻の中で諍う
つがいの獣
嘲る口元には
朝餉の飯粒ふたつみつ
軋み合う魂より
産まれ出でし
いがみ合 ....
とうめいのくま
くまくまと
ぼくのそばにきて
ほほえんだ
でも とうめいだから
そんなきがしただけ
とうめいのくま
くまくまと
さっていった
....
そこにしかないものを
さがすため
僕は{ルビ故郷=ふるさと}を
離れ
いつしかここまで
やってきた
そこにしかないものが
何なのかもわからずに
ただ
泣 ....
昨日、anegoのスペシャルを観た。
いつも真っすぐで凜としている anego
みんなから頼られて ちょっと無理してがんばっちゃう anego
だけどほんとは 誰かに支えられたい、甘えたい ....
右目
レンズに嫌われた右目
真っ赤になってまるで
耳の長い小動物のようだ
寂しさで死ねる
右目
レンズに嫌われた右目
寂しさで殺して
寂しさで死なせて
そのあ ....
1陣の風突っ切って
2つ目の角を曲がったら
3軒隣りの奥さんに
4度もくしゃみをプレゼント
5秒の間に
6里を走り
7つの海をまたにかけ
8コの街に季節を告げる
9【く】労もしたが ....
窓ガラスの内側から
草原のような海を見渡す
波と風が
交互にやってきて
その青はどこまでも青かった
窓ガラスの内側から
光がこぼれ落ちる森の空気を吸う
鳥は人のために鳴かず
虫 ....
言葉を素直に口にするのが もどかしくて 反応が怖くて
あなたに何度も手紙を 書きました。
その手紙がどこにいったのか 知りたくて あなたの荷物を見てしまいました。
きちんと とってお ....
ピーピーパーパーポーポーパー
ピーポーピーピィ パーピーポーピ
パーパーペー ピーピーポー
ピーパーポーポォ パー ピペー
ポーペーポー
プープープープー
パーパ ....
説明書の後ろには
「困った時には」
というページがあります
マニュアル通りに「困れる」ことが
私たちにはいくつあるのでしょうか
それで解決してしまう
ほんのわずかな問題は
きっと理解が ....
外は雪が降っている
なんかサンタでも来そうないきよいだった
今日ぼくの25回目の誕生日だ
真っ暗な部屋でケーキのろうそくだけが
ゆらゆらと揺れていた
机には真ん中にケーキ ....
青い空見上げて
落ち葉を蹴った
いきよいつけすぎで
しりもちついた
風が心地よくて
ねむたくなった
でも君の家まではまだまだあるよ
背伸びしても君の家は見えな ....
誰もいなくなった夜の海岸
音も無く波がよせている漆黒の海
遠く拡がる水平線のその上より青く輝く月が見ていた
ただ独り旅に出てきた私に
彼女の光は、なんと優しかったことだろう
何処までも何処ま ....
影の伸びる音がして私は 目を閉じた
びくりともしない
有り余る音と 何処にも無い音を探して
もう一度。そして何度も。
散り行く音
蔦の這う音
するすると知らぬ間に伸びて侵食される ....
あー眠い
どうして動物たちは冬眠してるのに
ぼくらは冬眠できずに
しかもこんな雪が降る中
勉強や部活や仕事をしないといけないんだ
とかいいながらぼくは
必死で睡魔と ....
見て!あの人
あんな胸元が開いたドレス
よく着られるわね
まあ、あっちの人はもっとひどいわ
たしかにあなたはいつも落ち着いた
控えめなドレス
見てよ!あの人達
あんなに人前でくっ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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