ケータイが、繋がりにくい。
「サーバーが見つかりません」 受信できないや。
みんな、初メールとかしているのかな。
込み合ってると、繋がりにくいよなぁ。
いや、どうせ「サーバーにメールがあり ....
煙を噴く銃口を見つめる少年も
血まみれの死体も
出来心でチョコを盗んだあの子も
基金をかき集めた難病の家族も
集められなかった家族も
この一秒には祈ったのだろうか
自分のために
家族 ....
もういないのよ
気付かない振りを
いつまで続けてゆくの?
その腕で抱いていた
あの天使は貴方から逃げ出したの
羽根の折れた泥塗れの
醜いドレスを引き摺りながら
貴方から飛び出していっ ....
はじまりはいつも真っ暗闇の中で
終わりの光は見えない。
だけど、一歩踏み出したその時から
歩くべき道がみえてくる。
もちろん、その一歩を道からはずしてしまうかもしれない
そんな気持ち ....
だれもが
等しく
同じスタートラインに
つけるなら
秒針を合わせろ
最高の権威的存在に
身を任せ
命の脈動を
誰もと同じにしたいなら
秒針を合わせろ
もしも
....
大きめの緑のガラスの器
底にはサカナ
たっぷり透明 イモジョーチュー
そお 今日は
おおみそか
明日からの事は置いといて
思いっきり うしろ向き
どんな一年だったとしても
....
あなたといく年月過ごしてきたでしょう 歯車が合わなくなってきたけれど
お互いが お互いを想っている事だけは 変わらない。
あなたは 駄目だと思っている自分を私に 伝えるために嘘を付いた。
....
猫の顔した犬が居た
首輪に鈴つけ木に上げた
喉を鳴らして雀を捕った
三羽も捕らえて笑ってる
向こう岸にはヒヤシンス
誰が植えたか分からない
犬の顔した小父さんが
にこにこしなが ....
今日も腹一杯食べた
食べ残しのついた、皿の汚れは微生物が分解してくれるので
半日位ほっておいた方がいいと思ってる
シンクに溜めた張り詰めた水面に映る影を
覆う虹色のサラダオイル
昼は、毎 ....
何も無いところで、
赤い、ランプ 点滅
吸い込まれたのは、
埃被った 夢でした
この部屋で生まれては
捨てられた、夢の一欠けでした
窓辺で囀る雀の夢も、堕ちました
死に遅れた蝉の ....
敗者には栄光も声も無く
ただただ真っ暗な陰の中ですすり泣いて
優しく叩かれた背中を伸ばして
鼻水垂らしながら泣くしか無いって言うのか
敗者にかける言葉を探し続ける
煙草を吸っても珈琲を飲 ....
風は思いのほか近くから来る
雨はほぼ真上から
あなたの街は遠くて
僕は想うより他に知る事が出来ない
いつか
そこに立ったとき
僕は何を感じるのだろう
暑い暑い日差しに
....
僕らは今日も一緒に歌った
だけどそれは永遠には続かない
今年はここでみんなで歌えた
来年も全員がここにいるのか
ほんとうは誰も知らないんだ
この星は汚れゆき
戦争は終わらない
歌い終 ....
特別な人
普通の人とは違う人
こんなに近くにいるのに
絶対に触れることができないあの人
普通の人
そこらへんにいる人
そこら中に散らばっているのに
あえて選ばなければいけないある人
....
存在価値が無いだって?
僕にとっては君は価値があるって
そう思ってるんだけど
そういう場合はどうなるんだろう
僕はもっと存在価値がないんだろうなぁ
一年の終わり
いつも快く迎えるわけじ ....
休日のピエロは、ギターを弾きます
ポロン ポロン
ひとりになって、わかったこと
わかりたかったことも
わかりたくなかったことも
わからなければならなかったこと
ポロン
僕が ....
夢だとか希望だとか
土に埋めてじっと眺めていた
切り貼りした栄光の断片を
胸に抱えて眠る
夜にはもういい加減飽きていた
鍵は開けてある
明日は朝が来るらしい
揺れた現実のリズムに合わ ....
こどもが歩いていた
老人も歩いていた
とおいところで
ぼくらは一人だった
がたがた震えているかもしれない
風のあとに目覚める
かわいた沈黙のなかで
心のなかの もう一つの身体は
泣いて ....
あても無く{ルビ彷徨=さまよ}う
芝生に伸びる私の黒影
丘の上に独り立つ
{ルビ只=ただ}
北風は{ルビ枯草=かれくさ}を揺らし
雲ひとつない空は澄みわたり
日の光の道を映す海は
....
「夏が終るころにはこの街にはいれないの」と
ビイ玉の涙を零す少女
生まれたのは
愛でせうか
それともただの性欲でせうか
白いぶらうすのぼたんがはずれる
ひとつ、またひとつ
夏休みの教 ....
あんまりおまえが焦がれたから
帰ってきたよ、
あのひとが・・・。
丘のむこうで、うごめいている
あの白い花は、
おまえじゃないかい?
あるひとが
ほら、
おし ....
呼吸
呼吸が上手に出来なくて
わたし
わたしは胸を痛めた
けれど
月はかわらず穏やかで
頬はついっと滑るしずくを知った
ぽたん
ぽたんと地面に落ちたしずくは
ひやり
....
教えてください
正しい愛の捨て方を
燃えないごみの日に
燃え上がったら困ります
生ごみといっしょなら
傷んでくれても困ります
大型ごみでは あるんですけど
影もかたちもないで ....
あいつはロックスターだから
廊下を全力疾走するんだ
あいつはロックスターだから
教科書なんかビリビリなんだ
みんなあいつのショーがたのしみ
すきなんだ 愛しているんだ
あいつは憧れ ....
ほとんど死んでる
みたいなぼくは存在も危うく
ここにいる
さっきも目の前を横切った人はいたけど
ぼくを助けにきてくれたんじゃない
月明かりにてらされ
少しわれを忘れ ....
希望をさがすぼくらは
アスファルトの道を
歩いていた
ただ何にも雑草も花も石も風も
本当に何もない道に
希望というモノはあるのだろうか
だがぼくらはこのまま引き返す ....
リモネン、セプテンバー
君の名で良かった
繋がり
繋がろうとする
僕らの身体は
いつも酸っぱくて
どこかが潔く
欠落している
育った街で
僕らに罪は無い
同じくらい
....
涙の滴が落ちてきた
そして水たまりに落ちていった
そのはじけた弾みの波に
ぼくは巻き込まれていった
もがいても上へは上がれなかった
苦しくて意識がもうろうと
してき ....
放射の水から逃れられずに
どこにもいけない固形の光
円を描いてただぐるぐると
水源の真下を回りつづける
蒼い蒼い路地裏を
過去が近づいてきては去り
小さな歩幅の足跡たち ....
こうえんのはずれに
ひっそりとおかれたシーソーは
あかいペンキがはがれていて
うごかすとあぶらのきれたみみざわりなおとがして
だから
けんちゃんも かずくんも
とも ....
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