ねこはきえたい。
リモート会議の時にわざわざビデオ通話にしたがる上司がいたりすると、ねこはきえたい。
ねこはきえたい。
閉店間際のスーパーで一度手に取った商品を後から半額シールを貼れ ....
投げかけられた
微笑みを想い出して
過去の美しいときの名前を知りたい
時間だけ
静かに
過ぎていった
抛り捨てられた
七色の夢と希望を見送り
ただおだやかで優しい意味を理解 ....
寂しさは僕を人にしてくれる
・・・とおもう
なんとなく
ハロー、ハロー
青い旗が揺れている
燦々と降り注ぐ光のなか
どてら姿のおじいさんが過ぎ
わたしはイートインでコーヒーを啜る
長閑な午後の一時です
雪の吹雪く北の国
寒風吹き荒ぶ東の国 ....
みんなが
きみの声に
魅了され憧れた
60´sに僕は生まれたから
きみのことを知ったのは
もっとずっと後になってからだよ
初めは
きみの歌声の後ろに流れる
音の壁に圧倒されて
世 ....
高校時代に出逢い
長く付き合ってきた
あなたからのプロポーズ
ずっとこの瞬間を待っていた
積み重ねた思い出がリアルに浮かぶ
遙か彼方まで明るい
未来は輝くばかり
自然の流れに ....
否定のない拒絶にいすくめられたマスクのなかで 小さく
咳をした
マスクの正しい位置を探しながら電車に揺られ
息で曇る眼鏡の レンズの
向こう
(窓外にあらわれてはきえる 誰も ....
こんな日に海風に吹かれたら
寒いことこの上ないだろうとは思いつつ
それでも大海原を眺めたいと
願ってしまうのは
水分が不足しているからだろうか
または青が欲しいのか
波の音が聴きたいだけか ....
きらめく星の宝石、寒い街角でも
帰宅する人のため息、そっと視線を落とす
あのビルの屋上には地上の宝石があり
けれど手に入れられない、僕には届かない
....
一日が終わる頃
捨てられたレシートみたいに
何かを残して
皺を刻む人生が良い
僕が選んだレシートは
君のプレゼントを買った
渡せないまま
色褪せてしまう
いつになったら
....
抜けるような
美しさを保ったまま
時が経過する
微かに
彼女の息遣い
振る舞われる
原色の舞い
忘れさられて
過ぎ越して
上昇する
下降する
もう一つの世界
もう一つの夜
も ....
月も星も潤む宵に
身のうちに水奏される調べがあり
その調べを辿ってゆくと
やわらかな彩りでゼリイのようにゆらめく
ちいさなユートピアがあらわれる
わたしはひとつの人間です
先生にひとりと書けと言われた
わたしはひとつの命です
人間を消して書いた
先生はにがわらいしながら
わたしのほほを叩いた
ひとりという言葉が
わたしの口からこぼ ....
絶望は揺るがないから
明るく 楽しく 元気よく
笑顔でいるのだ
他人に幸せそうに見られても
悩みが無さそうと言われても
絶望は揺るがないから
ただ もう 涙も枯れて
声も出ないだ ....
あのとき 君の沈黙が僕を罪に誘った
沈黙と沈黙の間の拒絶だけが君と繋がっていられた瞬間
瞬間を永遠にしようとした僕は愚かだった
いま 君の言葉を聞いた
あれだけ恋い焦がれていたのは 君の言葉だ ....
あおいうなばら
まぐろは、はしる
DHAに
浸したまなこで
世界をみながら
君のためにできる事
と考えて
ため息をつく
腕の痛みに悩む今日
昔僕は見ていたのだ
遠くの校門の風景を
そこを通って立ち去った日の景色を
歩いていた 確かに 僕は
緑の絵を描いていた日も
ロータリーの駅前の寂れた空で
目立っていたのは パチン ....
ぼくは空砲のひとつと手を繋ぎ、すこしたびに出てみます
先ず一歩の眼前には砂漠が広がり 乾きを満たそうと雪がはいいろに輝き
肩に描けられた鞄には小ぶりな花を沢山ふくませては
あたたかい頬は時折 ....
眼鏡越しのその眼差しは
やさしそうにも
悲しそうにも見えて
決して本音を見せてはくれないのだと
寂しくなる
意地悪をしてみたら
意地悪を仕返してくれるだろうか
眼鏡を取り上げたら
....
夜に堕ちて、
むかし旅した冬を想い出す
客船からみる黄昏の海は
ただただおだやかに
でもキラキラして
波が、人魚の金髪のようだった
想い出せるのはそのしあわせな
現世と ....
私は大変に質量が大きいので
私の周囲の空間は歪んで
彼女は恋に落ちるのだ
「シーラヴズミー
イエー、イエー、イエー」
ニュートンだって
気が付かなかった私の質量の奇跡
しかし、私は知って ....
雪国の
冬晴れは
安らぎで
神様からの
プレゼント
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
今があるのは
過去のおかげ
今があれば
未来もあるだろう
今を生きたい
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
言葉の葬列は
言葉の魂を愛に返す
私は
葬列
の最後尾
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
また白痴な顔を晒し
振り返る君の孤独はやるせない
冬の大空に羽ばたいて
青い大気を吸い込んで
静かに呼吸を繰り返す
君の無垢は無限の広がり
いつかの不在を先取りし
果てなくラアラア唄って ....
笑顔のなかに
影があるのは
ひとりの夜が
イヤだから
風吹く朝の
東へ向かい
目を細くして
歩く冬
罪の意味さえ
知らない僕に
罰あたえるの
やめてよね
好きな ....
見えない事物の明るさとして
その手に触れようとしていたものは
どんなものなのだろう
書かれた紙の上にあるものは
あの娘はあんな子だ
指折り数えているのは
なにかを数えている訳ではなくて
人の目を引くためだ
あの白い肌輝くか細い指が折られるのは
誰だって見ていたいものさ
あの娘はあんな子だ
幼い ....
買ったばかりのコート
古着だから
少し大きくても諦めた
体はもう育たない
鏡はまだ遠くにある
急がずに歩く人のために
ポケットは深く
あなたも同じように
悩んだのだろうか
....
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