毎朝一缶のお酒を買う
ちいねえちゃんのことを思いながら
それを飲む
僕は頭のなかにいる人達を整列させる
たいていは 小さな羽アリに変身していて
ほとんどぼやけて見 ....
中学校の図書室で
詩の書き方という 本をひろげた
文芸部に入りたてで
それなりに 真面目だった
そこで 出会ったのが
高村光太郎様作 火星がでている である
ひと読み惚れという言葉 ....
言葉遊びに嵌ったら
これがなかなかの迷い路
右往左往して そらを見上げる
亜麻色の髪をこがねに輝かせ
少女は 湖一面に映った満月に
いったい どんな祈りの言葉を放 ....
かわいい人生
かわいい顔して
かわいい靴下
とっても素敵
かわいい僕に
かわいいいるか
ああしあわせ
かわいい人生
かわいいちきゅうに
....
授業を受けるのがめんどくさくて
上の空で真っ青の
青空の見上げて微笑んだ
ノートの最後ら辺のページは
ぼくの空想の世界がひろがていた
草原が青空の下にひろがってたり
....
その頃には衰えて
自分が何であったか 思い出せない
喜びを、その唇は歌う
たましいがここにあることへの喜び
何であったか 思い出せない
彼女は笑う
笑い、歌う
(世界は光 ....
あすになれば
大人になる気がする
実感もないまま
大人になって
平気で
ひどいこと
はなす気がする
感じもしない
郷愁を
良いとおもったり
焦って沢山の駄菓子を
買い込ん ....
過去と未来が重なり合って
現実がうっすらと見えてきて
目を凝らして見てみると
見えてきたのは自分だった
この世に正義なんてみじんも
ないってことはわかっている
....
聞こえるか
石段の向こう
ざわつく駅の周辺に偏在する
倦怠
おおおい
おおおい
ゆりかごにゆられている
温い空気のなかで
草原と云う名の広場に
私は昨日から酒を一瓶担いで
そうしていつのまにか集まってくる
倦怠や寂寥などの鬼と
赤い月を肴に一杯やっている所だった。
{引用=
くり返す日々の中で 薄れてゆくものがある
流れゆく{ルビ時間=とき}の中で 根を張るものがある
切なさが泣くことを止め 愛しさの泉になるように
狂気が走るのを止め 懐かし ....
友人のバイクの
後部座席
奥多摩へのツーリングの途中
立ち寄った駄菓子屋
なつかしの
銀玉ピストルを見つけた
彼は おもしろそうに
ピストルを手にして
銃口をぼくにむけた
ぼ ....
魔法瓶に夜空をみたし
ほの明りの朝、遠足に出かけた
あいさつをしたら
光の丘で
化石だった風が
重く熟して
翼となった
種子
小さく{ルビ瞬=まばた}きをすれば
霧散している光へ ....
出会うことは
貴方に
私にとって
必要だったから
惹かれたのは
心が貴方を必要だと知っていたから
貴方の元に
生まれたのは
神様が貴方なら
貴方なら大丈夫だと
思ったから
....
邪魔な清いものから葬る
熟れた憎しみは
やさしい殺し方を知っている
刺すかわりに 微笑み
逃げられないように 思いやる
決して ひどいなどと 回りにはみせない
とどめは 自 ....
そのルールはとても簡単
ボールを一つだけ使う
ボールを受け取ったら
相手に向かってボールを投げる
その楽しみ方はとても甘美
ボールが手にあるうちは相手を見て悦に浸る
ボールが手にないな ....
今日の空をおぼえておこう
胸ポケットのさみしさは
空のむこうに飛ばしてしまおう
いつの日か
同じような雲のした
この空 この風 この匂い
ほほえむときがきっと来る
今日の川をおぼえて ....
神様、どうか、今だけは
この仕事がおわるまでは
むかえにこないでください
神様、どうか、
恋人とキスをするあいだ
むかえにこないでください
車が目的地につくまで
むかえにこな ....
先月のダイヤ改正のおかげで朝飯だって食えるようになった
朝から天気予報に身を焦がしている
この豊かさはうまくできている
感心する間もなく牛乳とパンによるもの
で、敏感な俺は感じ取ったわけだ
よってまた ....
いま だから楽しい
いま だからつらい
いま だから笑う
いま だから苦しい
いま だから歌う、詩を書く
いま だから飲みたい
いま だから話したい、愚 ....
時刻は午前八時になりました
みなさん いかがお過ごしでしょうか 大沢ユーリちゃんです
ついさっき ブエノスアイレスの居酒屋で
木星人が発見されたそうですよ
テキーラ飲みながら
タンゴショ ....
寝ている猫の鼻先で
小さな風がうまれます
小さな風は
小さなうずまき
うずまき
いくつも
転がって
うずまき どこまでいくのかな
うずまき まっすぐ転がらないから
....
あなたを好きと呼ぶことは
抱きしめるふりをしながら
冬越えに飛び立つはずのあなたに
そっと鎖をかけている
あなたはやさしいから
気がついていないふりをしながら
ほどけるはずのその鎖に
ぼ ....
鏡を見て描いた方が格好良いのか
鏡を見ないで描いた方が格好良いのか
そんな事よりも
画力があるのかって事だ
だから
自画像より
きっと格好良いはず
右眼に映るは
希望 成功
平和 発展
愛 富
左眼に映るは
絶望 失敗
破壊 衰退
憎悪 貧困
利き眼は
右眼
ひとりで あるけば いい ぼく ひとりで
いつも あるく きみと ぼく いつも ともだち
こんにちは ともだち
さようなら ともだち いつも げんきで
きみ
いつも
ひとり
あるけない
ぼく いつも
ひとり
あるきたい
きみ
ぼくの まえで
なんども ないた ぼく それ とめなかった きみ ひとりで 超えていくの ぼくを ....
たいしたことじゃないんです
ただ漠然とした未来の姿を垣間見たんです
恐ろしくはありませんでした
当然のように日がのぼるのですから
目標に向かって
稽古をする姿はうつくしい ....
丼
扉を開けば波打つ涙晴海の穴ぎょろりと不動明王の瞳がな、
扉を開けば波打つ涙晴海の穴ぎょろりと不動明王の瞳がな、
扉を開けば波打つ涙晴海の穴ぎょろりと不動明王の瞳が ....
いっしゅん、と呼ぶあいだに
かのときは過ぎ去る
きみもそう
きみをみつけたそのとき
きみはもういない
夢を書き記すくせがついたよ
ひとは忘れるいきも ....
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