〜寝ぞう〜
右向いて 左向いて
時には落っこちて
目覚めてる時と同じくらい
動いているから
昨日よりは成長しています
〜歯ぎしり〜
あなたの近しい人が歯ぎしりをしていても
....
鏡のなかにうつる空の
少しだけ昏い蒼のほうへ
けだもの 実り 尾を引くむらさき
流れるように傾いていく
音のない列車のなかで
外から来る音を聴いている
光が近づく
....
卑しい 女の 口元から
覗ける 太陽の日差し
真実は 1999年に
落ちた 地球の中の
骨格部分である
悲観主義者の下へ
なぜか 暗闇の 骨格が
私を 屠るのである
ので
あんた ....
光の向こうに闇があり
闇の向こうに光があった
ぼくはどちらでもない
その狭間にいた
そこは光と闇がぶつかり合い
お互いを破壊しできた
無の世界
この世界に確認 ....
いっぴきのむしけら
どこからまよいこんだのか
へやのなかをあるいている
へんおんどうぶつのおまえだから
まふゆのさむさにうごきもにぶい
かんたんにつかまえて
ちょっとち ....
海に行きたい
海を見に行きたい
海を見に 行ってはならない
麦チョコのかたちをした貝殻が
ついたウソになんか
だまされるな いってはならない
....
こぼれずに
あふれずに
ひらいたならば
うみをそこにみて
そらがといになり
ぬぐえずに
すくえずに
つむったならば
ほしをそこにみて
そらがついになる
つい ....
なぜあなたの影は
僕の前を去らない?
まぶたの裏に焼きついた
あなたの影が
瞳を開いた今も
チカチカしてるのは
危険信号
何もかも台無しにする気か?
夢は夢だ
そう自分に ....
ページを開くたび
ドキドキして
小さな笑顔をひとつ
またひとつ見つけては
嬉しくなる
遠くを見つめる大人びた表情
いつもと違う君を見つけてさ
見ている物が違ったんだなぁ
なんて少し ....
明るすぎる夜に笑われ
飛び立つことのできない鳥
低く地平に交わる{ルビ雷=いかづち}
遠くも近くも消し去りながら
鳥の横顔を照らしている
かがやく雲はさらにか ....
冬の夜だった
大声で泣いた記憶がある
涙でぐしょぐしょになりながら
鼻水をだらだら垂らしながら
言葉にならない叫び声をあげて
悔しかった
ただ悔しかった
失ってしまったから
....
君が骨になる時 皆が嗚咽した
そんな中 私はポツンと立ち竦み
少し遠くの 違う人が骨になるのを少し見ていた
微かに
苦しかった
空が青く
冷たい風が吹く
何一つ 変わった事などなかっ ....
ひょろっこい身体で、ジャカジャーンとエレキギターをかき鳴らせ!
とびきり素直な言葉を素敵なメロディーに乗せてさ。
聴かせる相手が今はいなくても、それでいいんだ。
今は、この世でたった ....
真夜中の僕の独り言に、
誰かからの返事なんていらない。
優しいセリフなんていらない。欲しくない。
ただ、視線をおくれよ
君がそこにいるっていう視線をおくれ。
お願いだよ、それ ....
月の滴り糧にして、
傾くが儘に流れ征く。
果ての浄夜は音も亡く、
地を這う我影、
唯ひとつ。
ひだりの小指がなくなった
寒かったから
すこしだけ
ウォッカを飲んで
それから
アヴァンギャルドなんて
もう死んだよって
だれかが云う
いつかレコード屋で
聴いたような
....
朝はいつでもスタートライン
昨日までのレースは全部思い出
甘さと苦さが混じり合った味
今、目の前に引かれた線は
新しいスタートライン
全力でかけていこう
誰かが小声でヤジを飛ばした ....
色恋は来たらず
人々は
十戒の如く
割れて通り過ぎた
色恋は来たらず
なので
どんなメリットがあるのか知らないが
とりあえず
持っていないものなので
所持することに憧 ....
こちらに居並ぶ哲学は
精神的な遺産ではございますが
いまとなっては
ちんちくりんでへっぽこりんな
記号のあそびでございます
お使いになるのは自由です
歌となんら変わりません
小難しいこと ....
言葉と言葉が画面の中でお付き合い
触れられるわけじゃないけど
まして手を握れるわけでもない
それでも楽しいひと時があるのさ
今日は何してた
映画観た
面白かった?
....
人肌が恋しいなら
僕の懐で温めてあげよう
涙が止まらないのなら
いっそ
新しい海でも作ろう
人生に疲れたら
額に手を当てて囁いてあげよう
君の寂しさで
僕のポッケが破れても ....
今日はね
いいつけを守って
砂糖もクリームも入れてないよ
クリーム3個入れたりしてないよ
だから
カップのなかは深い色だ
円形の蛍光灯が映り込んで
ゆらぐオレンジの球体
そか
クリー ....
善を唱える人がいる
これといった悪い事をせずに 人生を送ってきた人だ
善を唱える人がいる
それなりに悪い事をして 人生を送ってきた人だ
悪を知らずに 善を唱える
....
「ゆき」が「ゆき」の上に降りつもる
「ことば」上に「ことば」が降りつもるように
たとえば「発語」ということばに「発語の共有」ということばが降りつもるように
白の上に 白が降りつもり
どこまでの ....
ハル
そう呼べば君は心から紛れていく
ありがとうという意味で
口のかたちを残して
狭い空に雨が降っていた
振り切れない景色を順番に巡れば
何度でも逢える気がしていた
ハル
繰り ....
厳しき寒さの合間の空に、ひねもす探す古い文。
宛名も忘れ引き出しの奥にしまいて幾久し。
見れば顔から火が出るほどに甘い文字など並びいて、
早く捨てればよいものを何故かは知らねど捨てが ....
夏に間違いを起こす私は
古き言い伝えのごとく
冷たい季節を信じる
鼻先が冷たくて眠れない
あの夜が
間違いであるはずはなく
痺れ なかされた時間は
何度でも甦る
絡まってし ....
今日も飛べない僕がいて
群れなす鳥のかげを追う
いつからこんなに遠くなったの
きっと翼があるのなら
そんないいわけ胸に焦がして
雲のむこうに誰が待つ
空の色がゆれて
風にのって流れる ....
はあ
はあ
あともう少しで
準備ができるから
熱く
熱く
熱くしてね
どろどろに溶かして
雨の日のロードスター
失敗は成功の元よ
どんどんダメにして
ゴミ箱に捨ててね
誰にも奪いようのない
あなたという存在がそこにいる。
美しいものを見て心奪われるのは
それがあなたの中にないものだから魅かれるの?
いや、あなたの中の美しさが共鳴してるんだよ。
美しい音を聴 ....
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