そこにあるものを
なにも無いところから
持ってくるのは
大変なことだ
救いがあるとしたら
何回でも何回でも
繰り返し探しまわり
なにもないことを
認識することだ
なにも無 ....
五年ぶりに都心に降り出す雪
その綺麗さを汚すように
人々は足早に目的地へ
ヌクモリなんて冷たさだけ
オモイデなんか流されるだけ
君とのいつかの日へ
とある駅のホーム僕が佇む
雪の ....
伝わらないとわかっていても
少しでも近づけたら
少しでも心に留めてもらえたら
そんなわずかな事を願ってしまう
そしてほんの少しの微笑みを
夢見てしまう
そのたびに
....
・・・・
アタシは何が怖い?
なんで、泣いてるの?
わかんないわかんないわかんないわかんない
あーーーーーーーーーーー!!!
でも何か怖いんだ。
それしか分からない ....
『愛してる』
僕はこの言葉の重さを知ってる
本当は簡単に囁いちゃ
駄目って事も。
簡単に囁かれて・・
信じた僕は。。。
止まらぬ涙を流した。
『愛してる』 ....
今夜は晴れ
たくさん星が降るでしょう
星が見えるから
夜が大好きな僕と
夜になって
やっと自由になれる君
聞きなれたいつもの天気予報
二人して真夜中いつもの場所で
あの頃は ....
深夜の洗面所に
たちっ、たちっ、
冷たい音がしている
さっき
閉めたはずなのに
音は止まない
たちっ、たちっ、
寂しそうなひびきで
それはずっと続く
どうにもならないね
....
どちらも大きいんだけども◇右目が左目よりやさしくて◇きみは小さな女の子を連れていた
脱ぎ捨てたTシャツをデパガなだけに◇手慣れた感じにやさしくたたんでくれた君
その大きな瞳で◇ぼくの ....
君の厚意も貴方の愛も
何故にこんなに虚無感・・・
在るであろう血液を捜し宛てても
届かずじまい
対の果てには空っぽさ
苦しみや悲しみや淋しさが
どうしようもなく心良く
挙げ句の果 ....
漢字そっくりの 本の「虫」の
大群に追われる 夢からさめた
またべつの ページのなかだった
すべてが言葉で できていても
死ぬときは死ぬので 気をつけよう
さーーーーー
うぉーん
ごとっごとん
ごとっごとん
ごとっごとん
ばんっ
ごとっごとん
ごとっごとん
ごとっごとん
きゅーん
ごとっごとん
....
今夜は雪が降ると思った日
君は寒さに震えていたから
僕の話に黙って耳を傾けた
二人して、ぬくもりが欲しかった
言葉を求めると
何故か君は他人行儀で
それでも二人はどこかで通じ合ってて
....
はノ行
はっきりと伝えれば良かった
酷く後悔している 珍しくね
不満だって何だって 直ぐに言ってくれた おまえは正しいよ
変に誤魔化すべきでは無かった 言わなきゃ解からないこともあ ....
『あいうえお作文』
あノ行
愛してると
言ったのに
嘘だ!、と
ええ、嘘ですよと 真顔で言ったら
おまえはどんな顔をするのだろうね?
{引用=
アイシテ ....
内助の功には触手が動くけれど
オルレアンの乙女に思い入れは無い
王女でもない一介の農村の娘が
神の啓示を受けたことで
歴史を変える働きをしたのは
まぎれも無い事実 ....
小さな君が
絵をえがく
大きな紙に
まっすぐに向かって
まるで 挑んでいるかのよう
これっぽっちも迷わない
どんどん どんどん かいていく
どんどん どんどん 君の不思議が現 ....
パンパカパーン
重大発表決定!
バカ男の考案した幻の獣についてしゃべっちゃいます
頭はシマウマ!おおっ!
身体はペンギン!ステキ!
右のハサミはカニ!
左のハサミは ....
部屋に入ったら
はげしい眠気
ふらふらと
たおれる
クタクタだ
へとへとだよ
つかれちゃった
もうねむる時間だ
太陽が壊れちゃった
月も隠れちゃった
季節はなくなる
ゼッ ....
狂い咲きの花が
手をすべり
奈落の底へとしずむ夜
逆さまにのぼる 落ちていく
奈落の底へとしずむ夜
奈落の底では また奈落
だから墜落が
絶えない
これからだっ ....
北風の声が少しずつ
冷たさを増す12月
いつもと同じ帰り道
佇むように咲いていた
小さな体いっぱいに
陽射しを浴びてのんびりと
場所を間違え根を伸ばし
季節を忘れて咲い ....
街灯灯る深夜の通り
できそこないの自分には
ふさわしい
迷子の猫が鳴いている
宴を終えたサラリーマンが
鼻歌まじりにとおりすぎる
いつもいつもおもってること
秘密 ....
コタツで寝て、何が悪いの。
「風邪ひくじゃん」って言うけど、
ぁたぃバカだから風邪なんかひかないもんねーだ。
コタツあったかくてキモチいーじゃん!
ベッドなんて寒いじゃん。
....
この気持ち
如何表して良いのか
言葉など遥か越えた所で
あなたと出会った
そしてありきたりになってしまう
「ありがとう」
でも略してる
「ずっとずっとありがとう」
....
空白く
肌柔く
風吹雪き
髪解き
今宵
春の宴
凍える塊
解き放たんと
絡み燃ゆ
心露わに
身に刻むは
淡い桜
色の香
....
悔いなんてなにもない
なんてどうでもいい嘘をついた
その部屋は冬の海のように
優しく揺れ続けている
雪に咲いたあの花の名前を
結局思い出せないままだった
君は時計とともに僕の部屋へ来て ....
旅立ちの朝のまどろみの中
青空の月のような夢に
頬を流れる涙は誰のためだろうか
もう内容を覚えてないのに
この部屋を懐かしく感じるのはなぜだろう
大好きな本や窓からの景色
宝石箱の水晶の欠 ....
あなたを思うことが
こんなにも苦しいなんて
やさしいあなたの声で
あたしの名前を呼んでほしい
夜がつめたくなる前に
あたしの名前を呼んでほしい
苦しくて
せつなくて
....
こんなさびた暗いアパートに
なぜぼくは住まなきゃいけないんだろう
カスバの女をよく歌っていると
父さんに言ったのは母さん
その歌を二階の女の人は
今日は歌わず階段を降りてきた
....
海を見た
海を見ていた
昨日のこと
一昨日のこと
それはあったこと
それともなかったこと
過去を過去として
それは言葉を介在して生まれる
創られた過去
生み出された時間
認識は言葉 ....
静寂に染まった
うなだれた頭を持ち上げて
死んだ魚の目をしていた
ムラサキ色の眼光
ヒト気の無い道端に転がっていた
オクラの缶詰と一緒
卒業の日、A君が言った
みんな繋がっている ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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