けいこは綺麗好きだった
朝起きると
まず、顔を洗って髪をとかす
それから着替えて
また、髪をとかす
序でにポーチ何か取り出して
お化粧何かも軽くする
けいこは綺麗好きだった
『なくさないでね 私が大好きなきみだから』

ドアを閉めるあなたの仕草がすきだった
シャツを脱ぎ捨てる時の背中も
けだるそうな朝の顔も
なきだしそうな顔で口づけて
優しすぎてみえなかった
 ....
暗闇の部屋の片隅
静かに呼吸を零す僕が居た
生きる気力も生まれずに
生き延びていた

食事は廊下に散らばった
結局は手付かずに近い状態
嘔吐が空腹よりも先に

世間ではヒキコモリと名 ....
朝ご飯はトーストにミルク
玄米入りのパンは かりかりに香ばしくて
気が付いたら4枚め
おなかがいっぱいで
よるを待てずにお昼寝
気持ちよくてあたたかくて
大切な人の夢を見たの
そういえば ....
とにかく王様は目を輝かせて
いくさだの狩りだのと飛び出したきり帰ってこないし
王子たちは毎日飽きもせずに
女だの武器だのと目につくものに見境なく手を出す有様で
臣下たちは強欲を隠そうともせ ....
「センセィ、」

確かそれは赤かった

「センセィ、」

庭のピラカンサスが燃えている

「なんてん、まんりょう、べにしたん」

それは かきょく と女は言った

「センセィ、 ....
少年達は夢を追い 少女達は現実を煙たがり
大人達は遠い目を嫌い 
老人達は空に詰まった糸口を辿り
それぞれに追い求めてゆく

人であるが故の道は
常に交差を繰り返し
人は液体 ....
数学が苦手だって言うのに
もう少女ではないから
計算違いは許されない


髪を伸ばすこと
それは可能性
ダイエットコークの味を好きになること
それは目論み


統計では
きみの ....
遠くにおいてきた時間を
一つ一つ取り出して
今の僕に重ねてみた
懐かしさと共に思い出す
未熟だったあの頃を

自立の為に選んだ道
自律を願って歩んだ道
幼さと若さの間で
ひたすらに足 ....
「パターンがわかってしまえば
 こんな攻撃当たらない!
 へでもない!
 どっからでもかかってこい!
 貴様の動きは読めている!」

「やばい!どうすれば勝てるんだ!
 考えろ!考えろ俺 ....
めがねをかけて てぶくろつけて
髪はさらさらで ちょこっとだけ染まってて

肌は白くて うなじはきれいで
マフラーがよく似合って 頬は赤く染まって

「 おかえり 」だなんて

そんな ....
親父の趣味は小さな鉢植え
鉢の順番を並べ替えては
玄人じみたため息をついて
またはさみを入れる

たどり着けない完成に向かって
まず渋茶をすするのも

たどり着けない完成に向か ....
無くしちゃった青い傘
お気に入りだった青い傘
さがしに行くよ
雨に会えそな雲の下

風が頬にあたるのも
ポケットの中の手が
温まらないのも
気にしない
雨の降りそな雲の下

 み ....
ドナルド北京ダック は かなしい
おしりにストローさしこまれ
ぷー ってふかれる
ぷー って
肉と皮がバラバラになーる
干されます
それからね
油をかけながら
焼きまーす
この技は
 ....
あなた、私、抱きますか。
あなた、言葉、私、抱きません。
あなた、嘘、嫌いですか。
あなた、何、好きではありません。
あなた、今、独りですか。
あなた、又、二人です。
あなた、何処、行きま ....
信じもしない占いのイイトコだけ拾って喜ぶ馬鹿な自分がココに存在

することに深い同情を寄せる愚かな自分に羞恥心を露わにする自分は

くだらないことに時間を費やし睡眠時間を削りながら明日の自分を ....
母を生む私は
言葉足らずであるけれど
父の死後つまらないことを言うようになった

海が蒼いだとか
空を飛びたいだとか
彼が好きや
道端をずっと見ていたり

など

死ぬまでにした ....
言葉のひとつひとつに歓声があがり
思い思いに笑い転げ
級友たちの恋の話は
昼休みの教室で佳境をむかえていた

数年も経てば
誰もが通る道である
ということを知るのだろうが
その前に ....
つめたい絆
朝の6時ちょっとまえくらいだ
世界がはじまる
童話や伝承を押しのけて

無数の蝙蝠が
チョコミントアイスに散らばった
チョコチップみたいに
蒼緑色の空のなかで宴会をしながら ....
彼女の何が許せないって
顔もスタイルも
ルックスなんて俺にはどうでもいい
ただその現実臭さだ

君と同じような人間は
そう簡単には見つけられないという
レアリティ(希少価値)
俺にはそ ....
人生って巨大迷路に似ていると思わない?
沢山の道が有って、行き止まりが有って引き返したり、別の道に行ったり。 
なかなか出口に行けないね。
人生もいろんな道が有って、進んだり、戻ったり
 ....
そこから手を出してごらん といわれるのです

中に枕を入れるのが日課でした

試しに足をだしたことはあります、触れたのは空のようでした

入れ違いになったのは

私の笑顔をいつも保 ....
:まぶかにぼうしをかぶって

銅が錆びた沼を過ぎて青樺に串刺す寝起きの‘薬漬けヨハン’を蚊帳に閉じ込める
そして忘れる
すなおに
きびすを返して爛熟したアバタのバッタを拾って喰う獏で籤引きを ....
チクタク チクタク
時を刻む音
玉葱を刻むようにかな

過ぎた昔も
まだ見ぬ未来も
チクタク チクタク
刻んでしまおう

でも人間は
案外にお間抜けだから
切り損ねたネギのように ....
行ったことのない所ばかりの
詳しい地図には飽きたから
パチンコ屋のチラシの裏に
勝手な地図を描く

縮尺や図法なんて知らない
知ってる場所を適当に
描き出してみるのだ

   小学校 ....
ステッカーでべたべたに汚れた地下の、
非合法の
秘密の
非日常で飾った
そんなライヴハウス

そのパンク・バンドは
いつもは虚無主義だとか
厭世主義、
退廃主義、悪魔主義
無政府主 ....
暗がりの中で一滴水を垂らす
砂が命を吸い上げ源が潤う
暗潮に透過光 眩く

かけがえのない命の満ち引きは
今 満月の力を借りて海に帰らんとする
握りしめてこの世に生まれしお子は
全ての災 ....
自動販売機の前に立って

財布に入っていた小銭に

手をつけて

暖かいコーヒーを買って

それを飲みながら

またこの冬の道を

歩いていた

暇人は行くあてもなく

 ....
訪れた場所は

かずえきれない

弱いぼくは

暗闇の中で

背伸びして

自分の存在を証明を

認めてもらおうとしていた

ぼくのフロッピーディスクには

なにもなく ....
背伸びして

金網の奥のは

なにがあるかなって除いてみた

そこにいたのは僕と同じ

背伸びしてこっちを誰か見ていたけれど

モザイクが掛かっている

イヤホンで聴いていた
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
けいこala106/1/23 0:01
さよならダーリン和歌こゆみ106/1/22 23:35
ヒキコモリの理由海月1+*06/1/22 23:32
あいすべき,日常の和歌こゆみ106/1/22 23:24
アンテ206/1/22 22:54
火棘ミゼット2*06/1/22 22:39
故郷を離るゝ歌遊羽106/1/22 22:34
アルゴリズム オンナの端くれ[group]銀猫20*06/1/22 22:33
ソーメンライス松本 卓也10*06/1/22 22:20
アルゴリズム 戦闘[group]イズミナツキ5*06/1/22 21:59
アルゴリズム 首っ丈[group]仲本いすら5*06/1/22 21:45
アルゴリズム 盆栽[group]たりぽん(大...9*06/1/22 21:43
傘をさがしてLEO9*06/1/22 21:32
ドナルド北京ダックの憂鬱馬場 こうい...106/1/22 21:09
あなたたまむし1*06/1/22 19:40
アイデンティティ本村K1*06/1/22 19:37
_当麻完二206/1/22 19:11
少女飛行機たもつ21*06/1/22 18:35
100円玉拾ったミキ・オキタ0*06/1/22 17:53
何が許せないって、その現実臭さだ和泉 誠106/1/22 17:01
迷路くろ1*06/1/22 14:25
カンガルーポケット[group]かぜきり006/1/22 14:05
猥雑デイト人間106/1/22 14:02
チクタク チクタクアマル・シャ...506/1/22 13:29
地図に有限は生まれたりぽん(大...506/1/22 13:26
スタンド・バイ・ミー便乗鴎2*06/1/22 12:17
理りmaumi2*06/1/22 10:39
隣にいるかもねこめ106/1/22 10:35
サイクル206/1/22 10:35
306/1/22 10:34

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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