その ピカチュウに
俺の 名前 つけてよって
言葉を聞いて
ピカチュウ に ゲンキ って
名前
つけてる人
ああ、なんだろう
この空気 好きかもしれない。
....
シャガールに描いた
ピカソに描いた
ダリに描いた
エルンストに描いた
ルネ・マグリットに描いた
木星の夜の風景
思ったとおり
夢の中だった
カオスに描い ....
幾層にも連なった羊雲の下
あまりにも低い空の下
玉手箱だらけの地平線の上
働き蟻の眠る土の上
{ルビ案山子=かかし}のように
海藻のように
使われなくなったギターの ....
静まり返った夜空見上げて
周りを確かめてから 一人で低く呟いた
なんで今がずっと続かないんだろ
楽しいもの嬉しいもの大切なもの
みんながこの手を擦り抜けてく
まるで初めからなかったみたい ....
去年のチョコレートが胸を焼いている
もやもや熱くて、少し痛くて
あのチョコレートは
僕の体のどの部分になったのだろう
そこを探して、触れてみる
36.4度の温もりを感 ....
復号鍵の無い暗号を
みっちみっちと組み立てて
万請負頭脳埋め戻しランドにて
案山子をひとり
植えている
君はそれは意味のない言葉だといった
私の中には塊があった
誰も私の塊に気づく前に
私は消し去るようにやってみた
君はなんでもできるといった
私にはできないことがあった
誰も私の回りから ....
わたしには女の声が聞こえる。誰にも似ていない声。でもひとには話さない。話す相手もいない。流木の散らばる砂浜。わたしはひとりで波間を眺める。ジーパンの後ろポケットに突っ込んだ神話の文庫本。もう何度も読 ....
言葉に表せない物は
心の中で具現化している
それを口から吐き出し
言葉にするまでには
何らかの障害やそれを言葉に出来ない
理由や意味がある
ここちよい言葉を重ねて
....
外に出て気づく
静かに押し合う
冬と春のいざこざ
あなたの声に
暖かくなったり
あなたの声に
シベリア辺りまで
行き過ぎたり
街中に見る
さも暖かそうに寄り添を
二人を ....
もしも私の心の欠けらが
ぽつーんとおちていたのなら
警察に届けないでください
{引用=悪い事いっぱい考えてますから}
もしも私の心の欠けらが
ぼーーーっとブランコに乗っていたのなら
そ ....
夏の揺らぎ 子供たちが 顔を隠している
「俺は 夏の浮かれ騒ぎに 女を 捨てた男だ」
子供は そばにいて欲しいとせがむ
夏の 墓標にて
ね 内外相対って何?
子供は ピアノを 弾く
....
誰か知らないけど
ホームから電車に突っ込んだ
鈍い音を立てても
微かに電車は動いていた
小さな四人分ぐらいの椅子に座り
誰かの生き様を見て
彼の輝ける瞬間を見れた気がした
隣の人 ....
むかしね
月経の血を集めて
煮詰めて
お薬を入れて
人間を作ろうとしたんだって
あれは本当よ
そしてできたのがわたし
上手くできたでしょ
さあここにも入れてみて
どんな具合がする ....
切なかったね
わたしたちふたり
毎日でも会いたかった
離れていられなかった
友達も
仕事も
逃れられないしがらみも
なにもかもいらなくなって
ふたりで過ごすだけが幸せで
何もかもいら ....
また『薬指』を拾った
今月で3本目だ
白く細い
白魚のような指に
上品なシルバーのリングが
しゃん、と通してある
今まで拾った中で
一番美しい薬指だった
いつものように
....
灰色の光
開かれた窓
庭の切られた木の前に
ひとりの午後が立っている
乱れた髪の
乱れた羽の
飛べない午後が立っている
雨雲と空の境いめをふちどる
青 ....
お気に入りの作品を借りて
返却日に一度だけ再生する
不思議と感動は無くて
何故好きなのか疑問が浮かんだ
それでも流し続ければ
最後に昔の作品が紹介され
『今度借りよう。前も言ってた ....
誰かの隣で
こうもりがとんでいる
アスファルトの塔の向こうで
みどり色の空がわらってる
子供達の声が
消えていく公園で
ブランコが何かを掴み損ねておどってる
砂場の奥から
早く ....
季節外れのマリーナの隅に
ON AIRのオレンジのサイン
夜はそこにだけピンライトを当てる
思いのほか雪は強くなり
ラジオ局で流す古いジャズが
熱く火照って静かを乱す
厚い硝子 ....
雪が家を白くする
雪が道を白くする
雪が野原を白くする
雪が木々を白くする
雪が山を白くする
雪が全てを白くする
朝 窓を開けると一面の白銀の世界
....
甘い蜜
貴方から溢れる
甘い蜜
偶に苦くて
時にしょっぱい
だけども甘い
貴方の蜜
私はそれが大好きで
何時でもそれに触れて
口にしたいと願っている
貴方の甘い蜜
....
あなたの子供の様に綺麗で
聡明で、真っ直ぐで潤んだ瞳
子供のような可愛いらしい笑顔
雪のように白い肌
素直で純粋で、ひたむきで
いつでも笑顔を忘れずに
....
愛情なんて贅沢だ
と書かれた紙切れが一枚
くしゃっと
捨てられて
愛情が贅沢だから
愛情と書かれた紙切れも
きっと贅沢なのであって
そして
その贅沢な紙切れをくしゃっと捨てる行為も ....
すごく はかない コイ物語だからむねをうつ
すごく かわいい コイ 物語 だから むねを うつ
そうだね あいちゃん おとめは いつも コイを していなくっちゃね
そうだね
....
かわいいはなしをきいたあいちゃんのコイ物語あいちゃんうれしいよあいちゃん
しあわせになってな
その言葉はアナタが大好きな
他人を自分の繭に押し込む為の
甘い誘惑でしょうか
僕はそんな偽善は必要となど
見えない糸で指先に巻きつけた糸で
この人もあの人も操られて
アナタの掌の上で笑 ....
窓の外を眺めていたら
ちらちらと光の粒が見えて
それは屋根から落ちる
雪融け水だった
ぽたぽたと
小さな粒の集まりは
バンジージャンプをするように
春に向かっておちてゆく
おそるおそる見つめ ....
丘のうえにやせた人影がある
夕ぐれどき
犬の吠える
長く尾をひいて
雲は赤光に群がるから
西の空だけ覆われている
ベンチの倒れた公園に
郷愁を拾うよそ者が増えて
小さな顔の老婆は住処を ....
部屋の隅の方から、欠けてきたように思う。
そこからは、普段目にしない景色が見える。
日々の生活を脅かしかねないような恐怖感が、
見えるのです。迫ってくるのです。
私はどうしよう。
受け入 ....
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