薄明かりの店内に客は僕ひとり 
喫茶店を営む初老の夫婦は
カウンターに並び夕食を食べている

時々{ルビ片言=かたこと}の言葉を交わすふたり 
幾十年を共にした歳月を物語る
並んだ背中の沈 ....
生まれてこのかた
親親戚に時々に
「色男になってこい」と言われ
床屋に数百回行けど
未だ色男にならず

理髪師のネーちゃんは今日も
真ん中分けで来た俺の頭を
オールバックにして見送った ....
僕らの住処は小さな漁具小屋
呼びあう吐息を波の声に隠し
漁網に髪を絡ませながら
夜の深まりを体温で追った

雪夜の渇いた闇をとかした雲が
入り江を真冬のガッシュに染める
朝の刃を隠した列 ....
カラダとココロの半分を
分解したとて
バラバラに動く心臓は
舐めたプラスのネジのように
右にも左にも
動かずに死んだ片隅

手を伸ばしたとて
動かない腕に
針を刺して痛感したくても
 ....
冬の朝

なんとかベットから抜け出し

スエットを着込んで

ネイビーブルーのジャンパーを羽織って

近所のカフェまでたどり着いて

ありついたカップ一杯のコーヒー&シガレット
 ....
ある日神様が降りてきて
すべての半分を君に与えた
しかし残りの半分は
自分で何とかしなさいと言われた

数日は、いや一年くらいは
与えられた半分のもので
飽きずにすんだ
けれどもまだ半 ....
盥回しにされたから
君は強くなるよ

だなんて

どこのペテン師の
台詞だ

今は
この胸の中で

休みたいだけなのに。
叶いっこないと言いきかされて育った期待が破れんばかりの心臓をおさえつけ
明滅する。おまえなんかいないほうがいいのだと言い聞かせて育てた期待が、
かじりつこうとしている一〇〇〇円ばかりの分け ....
なにも言わずに

ただ此処にいます

いつか誰かが

蹴り飛ばしてくれるかも

しれないですし。
気張りすぎたら
固くなった

気張らなかったら
自分じゃない気が
してしまう

とりあえず
自分の殻ってやつ

脱いでみようと
思う。
のりしろを見つけました。

観察しても、
どちらがのりで、
どちらがしろなのか、
わかりませんでしたが。

とりあえず。
貼り合わせてみましょう。

のり( ....
グル グル グル グルメ!
グル グル グル ベロリンガ!

大きな舌でぐるぐると
食せんものは一つも無い
食についてはうるさいが
その長い舌は本物だ(ベロリンガ!)

言いたい事は遠 ....
どんな暗闇の中でもあなたの翼は輝き続ける

わたしはそれを守り続ける

どんなまぶしい光の中でもあなたの翼は輝き続ける

わたしはそれを守り続ける


大好きだよ

の、呪文を唱 ....
夏の空気、風が過ぎる
爽快感

空と海が地平線で溶け合って、一人
浮遊感


夏の空に沈む、忘却

素肌に触れる抵抗、
不自由な呼吸、
優越感、

全てが心地よい、幻想

 ....
タバコの先で 白い煙が くゆるのも、
ワイングラスの中で 紅い水平が すべるのも、
百万回くらい眺めた。

あなた、少し喋りすぎだわ。
読みかけの本をパラパラめくった
消毒液の匂いがした

自由に生きたいともがいていた
その時からもう自由だった

山積みの本を全て燃やした
文字の嵐が襲ってきた

生きるのは僕 ....
散歩中に
鳴りだす
メロディ

口ずさみ

何度も
繰り返し

取りこぼす

ぽろぽろ

ジグソーパズル

完成なんてしないで
いつまでも

夢の
老いた犬が一匹
薄手の夜を徘徊
虚ろな地面にこぼした瞳
あまりに強すぎる鉄風で
ちぎれた黒の隙間を探す
ただ鉛色の溜息を力なく嘔吐しては
生きる場所さえ探し歩く

運命が存在するならば ....
一番星が見え隠れする頃

右手の指先は燃え

左手の指先は凍りつき

右足は地面に吸い込まれ

左足は今にも崩れ落ちそうな位軟らかくて

右耳には耳鳴りが

左耳はもう何も聞こ ....
コートの袖口に
凍った風が刺さり
いつか繋いだ掌を思った

小さな歴史が吹き飛びそうな日には
冷静を乱し
きみ行きの列車に
乗ろうかと考えたりする


枕木に光る足跡を
小さな獣 ....
キミの瞳にうつっているモノ。
それは、
果てしなくクリアで
果てしなくピュアで

キミにしか見えないモノ。
それは、
哀しいくらいブルーで
哀しいくらいダーティーで

いろんな ....
高層ビルの隙間から、ふと空を見上げる

なんて高いのだろう、とても手を伸ばしても届く距離ではない

そう思うたびに自分の小ささを実感して落ち込む

どのくらいの高さがあるのだろう
 ....
ねえ
あなたは笑うかな
ついこないだまで
「レミオロメン」を「レミオメロン」
と云ってたって
だって美味しそうでしょ
メロンの音って
そういえば二人で
メロンの匂いつきの
レコードよ ....
騒ぐなら閉めとけ。 紙飛行機飛ばすのと同じ気持ちで 空高く放り投げた僕の人生は
いつまでもぐるぐる旋回して 着陸地点を見つけられずにいる

形あるものは何一つ持ってないくせに こんなに強がって参るなぁ
そんな今に ....
呼吸している胸が上下に小さく揺れる

小さな吐息をおしだして

生きている。

ねえ、

ちょっと胸をかして。

あなたを産んだこと

とても幸せだと思うの。
 ....
ありがとうって言いたいなら まず自分に嘘をつくのをやめなよ
器用に唇動かしてみても そんなの意味ないって感じてるだろ?

恥ずかしいなら3秒だけ待ってあげる さあ大きく深呼吸して
ゆっくりと心 ....
その話し

つい先日聞いたばかりの
昨今3度目のその話しに
実は相当狼狽えながら
初めての顔で聞いています

いつもと同じ

その点を残して
このテーブルも
それぞれの席 ....
唐突になきたくなるんだ
愛しいと思えるものがあまりに多いのは
とても可愛そうで
悲しいことだと知ったから

きみをあいさない
幼い唇が紡いだ一筋の闇


きみをあいさないよ

あ ....
自分自身に従順になって
前を見ることを拒む
落ちた目蓋にかかる生ぬるい風も
あの日と同じではないと知っていた
いつからだろうか
夢を見なくなったのは

きみのぜんぶを愛したはずだ
ただ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夫婦の情景服部 剛7*06/2/5 22:00
色男純太506/2/5 21:41
うみべの隠れ家たりぽん(大...6*06/2/5 21:40
銀塩に映る明と暗maumi3*06/2/5 21:33
日曜日のカフェジム・プリマ...006/2/5 21:05
□■ひかり■□よだかいちぞ...606/2/5 20:45
ポケモン(ゴローニャにて)[group]仲本いすら3*06/2/5 20:22
おけら街道田代深子6*06/2/5 20:22
ポケモン(イシツブテにて)[group]仲本いすら3*06/2/5 20:21
ポケモン(トランセルにて)[group]3*06/2/5 20:20
「 のりしろ。 」PULL.10*06/2/5 20:20
ポケモン(ベロリンガにて)[group]イズミナツキ2*06/2/5 20:05
大好きだよ雪姫206/2/5 20:02
Refrain Blue Summer完食106/2/5 19:40
Rossoイグチユウイ...206/2/5 19:32
「     」hiyoku4*06/2/5 19:23
「メロディ」1*06/2/5 19:21
老いた犬本村K2*06/2/5 19:03
大城 小町006/2/5 18:54
雪白の約束銀猫12*06/2/5 18:41
瞳の中にRYO006/2/5 18:34
空 〜そら〜エンジニア猿206/2/5 17:22
恋愛煙火(れんあいえんか)はなびーる2*06/2/5 17:10
引退騒ぎ吉岡孝次106/2/5 16:55
何度でも昇る太陽のように腰抜け若鶏3*06/2/5 15:35
天使の胸スモモ2*06/2/5 13:39
true smile腰抜け若鶏1*06/2/5 13:31
その話しyaka306/2/5 13:07
愛亡きなるせ106/2/5 12:47
いたみ2*06/2/5 12:26

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