氷の破片が体中に刺さってくる


そういう状況なのに
玉虫色の輝きが


…あぁほら、また流れてく
あたしが願い事を唱える前に消えちゃわないで
そんなに急がないで


願いごと ....
名前のせいで
不運な人生、
送ることだって
あるよね

馬鹿よばわり
なんて
させないよ

だって
私、この葱で

世間の目と
戦えますもん

ずばずばと。
世界中のあらゆる拷問の道具が
天井からぶら下がっている
静かで清潔な部屋で
一人の野蛮人が
膝の上に乗せた子犬を
優しく撫でている

子犬は
野蛮人の膝の上で
まどろみながら
人間 ....
波打ち際
雪に縁取られ
{ルビ烽火=のろし}をあげる夜

  松がいい、そうだ黒松だ

沖の漁船
送り雛のように
漁火を灯いて連なる夜

  星が海に突き刺ささってやがる

雲 ....
土と水は
お互いによく自分たちの性質を
理解した上で
混ざり合うことに決めました

  土と水は
  静かな日曜日の夜
  ドラム缶の中で
  混ざり合いました

    優しい波 ....
光の点の物語
夜の喪に立つ蒼い{ルビ蝋柱=ろうちゅう}
けものの笑みが途切れ途切れる
風が廃駅を削いでいく
茶のひろがりの終わるところに
金にかがやく草で編まれた
 ....
例えばあの人
繋いだ手から心音が聞こえやしないか気になって
躊躇い残した私の掌を強く握った花火大会

例えばあの人
逢いたいの一言を
メールで打つにも時間がかかった付き合いはじめ三日目の事 ....
「Are you happy?」
[Yes/No]
Yes.

「Are you happy?」
[Yes/No]
……Yes.

「Are you happy?」
[Yes/No] ....
午前中の日差しが暖かい
10時過ぎにガラス瓶に映る
光の奇跡を指でなぞり
行き着く先の世界地図

君の向かった方向はこの国ですか?
どこの海を越えていきましたか?
温もりを残すように置い ....
今 この病と共に生き 添い遂げることを誓う

全ての欲はこの伴侶のために道端の雑草と化した

死はいづれ訪れると誰もが知っているけれど

いつ来るかも分からないその瞬間に脅え

色のな ....
俺が自分を誇らないなら 一体誰が俺を誇ってくれんだ?
生憎すべてが自分に都合よく動く星の下には生まれなかったさ
前世で人殺しでもしちまったのかな? だが今の俺には関係ない

我慢するだけの一生 ....
愛することをやめようと思ったから
禁煙したくなった

蛇がお祭りするので
龍の王女とセックスしたくなった

春日井市は逆上せた神風とともに
白いものをドバっと垂れ流した

 ....
流されていく言葉の端にも
空の順列が
少しずつ結び付き始めている
この街にも人は零れていて
青でいっぱいになって、いつか身動きがとれなくなる

沈んでいけるのなら
そこに沈み込みたい
 ....
手のひらいっぱいに握り締めたこの想い

手を広げたら指の間からこぼれてしまいそうで。

怖くてずっと握り締めていた。

大切なものだったから。

失うのが怖かった。

ぎ ....
雪が溶けるように
君のなかから消えてしまう

それは僕の意志でもなく


らいららい



誰かの春待つ鼻歌にも溶けて
 


{引用=fromAB
  

息吸って
吐く合間に
みっつのお願いをして
それから
境内出るまで
振り向いちゃだめ
走っちゃだめ
立ち止まっちゃだめ
声出しちゃだめ
お願いごと思い出しちゃだめ
息吸 ....
生まれたときから
親指が無かったのだと

その子はいつも
両手をポケットに入れて
両手を使わなければならないから
雨が降る日は嫌いだと

右利きなのに
五本そろった左手で書く文字 ....
 寝ぼけ眼で缶コーヒー
 朝の時間は急行列車
 急いで身支度整えて
 回転しない頭を起こすため
 冷たい水で顔冷やす

 ハッピーパレード
 今日も行く
 頭の調子は悪いけど
 おて ....
しないよ
したら冷たく
なるから

したら
迷ってしまうから

したら
頼ってしまうから

したら
認めてしまうから

あなたにとっての外側が
わたしにとっての内側 だから ....
会えない時間をうめるように
オレは言葉の糸を紡いでいく。
キミのカラダがさめないように
オレは何色もの糸を紡いでいく。

ひといろ
ひといろ
愛をこめて
想いをこめて

やがて言葉 ....
川の向こうにひろがる夜
水の社から来る音と
黒と青と金とが重なり
やわらかな生きものの胸を染める
暗く豊かな雨に導かれて
山は次々と雲のものになってゆく


 ....
架空の都に憧れるのです。
そこでわたしはうたうたいになったり、
絵描きになったりして、
またそらごとの物語を紡いでいるのです。

物語は美しくて、うっとりします。
どこにもない都で、どこに ....
蜂が蜜を集めている
花に頭をつっこんで
こんなちいさな生き物でも
死ぬことがあるなんて

レモンの香りが漂っている
あれを持っていたのはだいぶ前なのに
刺すように つんざくように
顔の ....
しあわせは
しあわせの種の ひとつだけ残して
あとは捨てる 悲しいけど捨てる
そういうところから
生まれる

しあわせは
うれしくて
少し切ない



       Kuri, ....
何度か死にかけたことがある
一度目は歌舞伎町コマ劇横の歩道で
ジュースに何か混入されたようで
心臓がぼかんと爆発したかと思うと
身体の内部が気持ち悪くなって
吐き気はしないんだけども
鼓動 ....
考え込んだって始まらないんだと

12才の少年は決心して

14才の少女に、

好きです、つきあってくださいと言って

年下に興味はないのと言われて

考え込んでしまって

自 ....
雲が
破け
露わになった夜は既に黒々と
艶やかで冷たい体表を完成させており
その直下でアスファルトは
終わったままの雨の微粒子で
キーン、と
光沢し


張り詰めて、いる
張り詰 ....
 流れ星
 一つ見つけた
 
 限りなく思える
 苦しみの中で
 かすかな願いを
 祈ってみる

 生きていくことに
 時の流れが通り過ぎる

 煌びやかな夜の宴
 静かに通り ....
君はうなずく

静かに

深く


深い

深すぎる


君は寝ている
水の中に
雲が泳いでる
雲はクロールして
バタフライする
そして背泳ぎをする

平泳ぎはできないのかと
水たまりに映る雲に聞く
手本を見せろと言ったから
水たまりにとびこんだら
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
涙星瀬冬翼流006/2/8 20:51
ポケモン(カモネギにて)[group]仲本いすら4*06/2/8 20:49
アイスクリーム大覚アキラ506/2/8 20:39
おくり[group]たりぽん(大...9*06/2/8 20:15
経験むらさき2*06/2/8 18:47
水獣域木立 悟606/2/8 17:52
大人になんてなりたくない206/2/8 16:34
アナタはシアワセですか?と聞かれてyesと即答できますか?yuma1*06/2/8 16:11
一日海月2*06/2/8 13:50
YAMAIOrange...006/2/8 13:40
pride腰抜け若鶏4*06/2/8 12:32
言い訳はらだよしひ...106/2/8 12:12
空葬霜天1106/2/8 11:54
スモモ1*06/2/8 10:49
白の終わり[group]AB(なかほ...506/2/8 9:19
息を止めて[group]506/2/8 9:17
手のひらの大きさベンジャミン6*06/2/8 9:14
ハッピーパレード炭本 樹宏1*06/2/8 9:12
しないよuminek...4*06/2/8 7:28
言葉の糸RYO006/2/8 7:23
凍夜木立 悟606/2/8 6:44
わたしの棲みかつくよみ106/2/8 5:57
暖春若原光彦406/2/8 3:43
しあわせクリ306/2/8 2:54
死にぞこない七尾きよし0*06/2/8 2:34
哀愁12才ブルース瀬戸...6*06/2/8 1:49
緊迫夜A道化806/2/8 1:37
流れ星みつけた炭本 樹宏206/2/8 1:33
過ぎたるは猶けがに206/2/8 0:59
雲飼いゆうさく1*06/2/8 0:11

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