無数の穴から噴出されるのは8倍に希釈されたカルピスである

薄口の白濁液が霧吹きから噴出され、辺りを汚す

無数の穴から乱射されるのは濃縮され尽くして形を持ってしまった言霊である

訳 ....
いつもすこしだけ
手の届かないところに
私の欲しいものはあった

泥の中から手を伸ばした
割れたピンボールマシーンの中から
砕けた肩を掌で支えながら
雨の流れ込むマンホールの隙間から
 ....
お前さんが喧嘩をしないのは
誰かが傷つくのが嫌だからじゃない
取っ組み合いになったら絶対勝てないから
勝てない気がするから

弱虫ジミー
みんなはお前さんをそう呼んだ
戦う前から逃げ出す ....
明るく生命力あふれる太陽



ポカポカと降り注ぐ太陽の日差し




太陽は みんなのものだ

どんなにお金持ちであろうと

貧乏であろうと

病人であろうと
 ....
灰色にくすんだ町で
お前は生まれた
まだ肌寒い早春
せわしく走る 野ねずみの
存在のように
ひっそり生まれた

野原の真白な花も
あでやかな 垣根の緋薔薇も
お前の瞳を待ち焦がれ
 ....
ジミーは他の子よりずっと背の小さな少年だった
もし取っ組み合いになったら自分は絶対に勝てっこないと分かっていた
だからジミーは喧嘩が大嫌いだった

みんなと遊ぶ時いつもジミーだけ悪者役だった
 ....
一つの詩に
幾千の言葉や想いが込められている
私はそれを{ルビ識=し}るモノに
唯なりたい
高架下のトンネルで
埃かぶってた
このまま処分を待つんだなって時に
無理矢理 目を覚まされた
そいつは鍵を乱暴にぶっ壊したんだ

そして助走つけて 
まだ暗い街に走り出した
風のように ....
yes

すべての始まりはyesからなんだよ

noから始まる世界には光はないんだ。

受け入れることってむずかしいかい?

大丈夫だよ。

ムリしたり、強がったりしなけ ....
甘い香りを予感させる小さな箱
赤いリボンが可愛らしくて
君の笑顔はいつも素敵で
両手で受け取るファミマの小箱


でも…何故か心に残るわだかまり
それは君が他の男友だちにも
同じ小箱を ....
「大好き」
「愛してる」

きみは「恥ずかしいよ」って言うけど

だってしょうがないじゃない
溢れ出てきちゃうんだもん。
あぁ、この憎しみを
心に散在した斑を
いかにして叶えるか
いかにして逃げ切るか

一人遊びに
慣れすぎると
うまくいかない時
いけないなぁ

あぁ、いけないよ
 ....
あぁ、一人を恐れてはいけない
群れの中では
草の声も
月の声も聞こえまい

あぁ、一人を愛してはいけない
風の歌も
小雨の歌も
苦しくさせる時がくるだろう

あぁ、 ....
となりのこいつの名前は
なんだったけ。
東北出だとか
いってたっけ。

やけに旨そうに、ハマグリを食う。
身を口で半分にして
貝に残った汁まで
恐る恐るすする。

 ....
まだ寒の内というのに
南風が吹いてきて
夏の気配を運んできた
もう冬季オリンピックは
終わってしまったのだ
それにしては静寂で
明るい昼下がりだ
夏の孤独に満ちている
長野オリンピック ....
ある友は移動中のバスで吊り革に今朝もぶら下がり
車窓が雨に濡れるのを見つめながら
渋滞で出勤時間の近づく腕時計を見て{ルビ苛=いら}ついていた

もう一人の友は勤務先の病院で
昨日の眠れな ....
笑ってやるつもりで夕空になった
そんな時間だから

恐ろしく冷たい態度を取ってしまったって
海岸線を描くのは どうか止めないで

早足で砂を踏む君の息が
斜め後ろから僕の肩に当たるだろう ....
普段は意識しないチョコレートの作り方
君へあげる為の手作り

綺麗な包装は私の気持ちを隠すため
でも実際は売っているのより
綺麗にいかないのです

中身の数は私の願い
材料は一杯買った ....
真っ白いキャンパスに

お絵描きするのも

楽しいけれど


学校の教科書や

机の隅っこに

描くのが


燃える
なんにも言えないけど
言葉が溢れて止まらなくなる時がある

言葉が溢れて止まらなくなる時がある
例えば大きな会社の偉い人が捕まったとか
過去2番目くらいの温暖化の年だとか
少しくらい頭に留 ....
一人遊びの友は静かにほほえむ
彼の目にも明るい影が白く光り
夢の中から好奇心は黄色く燃え立ち
野火のような臭気をあたりに漂わす

きな臭い好奇心
空咳が反射して
目に涙
群衆に ....
音もなく時を削る部屋で

命を空虚に磨り潰した

黙ってラジオやテレビと

話した

常夜灯一つ付けて

パソコンのテキストを

入力しようとして出来なくて

抑圧された無 ....
晴れでもない 雨でも 曖昧な日
雲だけが見えてる


このまま 君の家すら見えなければいいのに


もしそう言えば

きっと君は笑い
バカにされてしまうだろう

だから冗談交え ....
僕には解からないことがあるのだよ
と髭を引っ張る

歩くだろ
そうすると
通れるか通れないかギリギリの
そんなトコロに出くわした

何故にみな躊躇なく進むのだ
何故にみな立ち止まり考 ....
すきとおったものを重ねていくと
届かなくなる
幾重にも屈折率をいいわけに

すきとおった君を重ねていくと
届かなくなる
思い出が赤方変位に拡散して

すきとおった偏光を重ねていくと
 ....
ゴミ箱はふたつ 横になっている
ほら そうして寒くなってきた
手も尻で 足の指が離れないまま片方の膝から下が無い
こうして時々積み上げておいた亀裂の前にやって来て
わずらわし ....
もしもボクが

プリンくらいの柔らかさで

アナタを受け止めようとしたら

アナタの哀しみのトゲトゲに

貫かれてしまうから

ましゅまろくらいの

柔らかさで

居たいと ....
涙の中を泳ぐ魚がいて
僕の源氏名はまだ忘れられたまま
あなたは僕の順番となり
順番は花びらのびらとなり
そのことで誰も困りはしない
こうして縮まった身体をひょうっとすれば
僕らの不 ....
消しゴムだけで人物画を描く画家は
私に「見ろ」と言った。
私は鏡よりもそっくりだと思った
キャンバスは鏡だった。
きぃ・・・・・・・きぃ・・・・・・・・・・


ゆ・・・・らゅ・・・・・・ゅら・・・・・・


ゆ〜らゆ〜ら 大きなゆりかごの中のあたしは
とても小さく 仰向けになって浮いている

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
乱射口たたたろろろ...2*06/2/10 14:30
黄金の林檎ZUZU306/2/10 13:38
弱虫ジミーの歌ナイチンゲー...106/2/10 13:29
太陽虹ノ夢広006/2/10 13:01
少年詩人水無瀬 咲耶3*06/2/10 12:33
弱虫ジミーの話ナイチンゲー...0*06/2/10 11:20
*くろいうさ...006/2/10 10:15
自転車泥棒KazMi506/2/10 8:18
Yesスモモ1*06/2/10 8:11
ラストバレンタインデー恋月 ぴの12*06/2/10 7:49
止められませんHonest...1*06/2/10 3:06
狂う日麒麟106/2/10 3:04
一人を愛する人106/2/10 3:04
くだらぬ日006/2/10 3:03
南風あおば1*06/2/10 2:22
明日の朝も僕等は服部 剛7*06/2/10 1:01
きろ、つきはなし合耕2*06/2/10 0:54
チョコレート意識海月1*06/2/10 0:50
らくがき3*06/2/10 0:47
語呂合わせMélodi...206/2/10 0:38
笑いあおば0*06/2/10 0:33
スランプたかよし206/2/10 0:28
帰り道神音106/2/10 0:21
にゃーmaumi1*06/2/10 0:11
透明を重ねた、届かないたりぽん(大...7*06/2/9 23:58
Beyond My Room木立 悟2*06/2/9 23:57
ましゅまろ4*06/2/9 23:55
きろ、つきはなしたもつ5*06/2/9 23:10
二月の肖像画プテラノドン1*06/2/9 23:06
完成を待つ波の詩瀬冬翼流106/2/9 23:03

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