世界中のすべての色のなかで

ある一色を残し、すべてが消えるとしたら

どの色を 残したいだろうか。

週刊誌の隅に書かれた
そんな 質問に
まじめに考える彼は
どれほどの色と
ど ....
光もなく影はあり
暗がりの上ゆうるりと
さらに暗いものが映りひろがり
そこだけが薄く押されたように
夜の道にたたずんでいる


得体のしれない心が歌い
海辺をひとり歩い ....
私、S極
恋の電磁誘導切ないね
ケンカしちゃって
出てってよって
怒鳴り散らした

わたし、N極
あなたが出てってから
わたしは泣きじゃくった
すぐに後悔しちゃうんだ
戻ってきてよ ....
望んで望むべく
生まれて
今日まで
はぐくまれても
それは
結局
望ましい
あなただったのですか


望まれていますか
だれかに だかれて
狂っている間は
忘れても


 ....
おとうさんが両替機から吐き出させた100円玉を
両手いっぱいにかき集めて

UFOキャッチャーをした
飛行機を撃ち落すゲームをした
ルールがよく分からなくて
あっと言う間に死んでしまったり ....
さまざまな声が飛び交って
あちらこちらに振り回される
少年時代を送りましたと
隣のガキンチョが報告に来た
頭に二発チョップをかまし
「おかえりなさい」と言ったら
あれおれもこんなこと言われ ....
本当にその人のことを
思っていたと言うのなら
何も僕のために
忘れることはない

その人も
かの人も
君の心に刻んで

君が愛した人たちは
僕の魂に出会うための
君の道
僕にた ....
曇り窓が馬天使が祈るように見えた晩は
ウコンにすがり暴飲に走ろう
二瓶の区切りで一息
口説きにかかるのも悪くない

馬天使は祈る 何に
瞳を見つめながら考える

 ....
大好きな背中
後ろから抱き締めて
そっと耳を当ててみた

トクン
トクン

君の{ルビ鼓動=おと}を感じて
目を閉じる

トクン
トクン

一定のリズムを刻むそれは
きっと ....
街に灯のともる 夕暮れは
さびしくて
たえられないと だれかがいった

群青の空に
森の影が 長くのびて
かたかた風に つららが揺れる

でも
私はしらない
この夕 ....
就職希望の欄に「なにもいらない」と少女は書いた。
彼女はそれからほんとうに何も欲さなかった。
その分、同級生の私たちが困惑したのは、
何かをしないことも、あるいは何かをすることをも
彼女が要請 ....
静かなピアノを聴いて
ふとあなたを思い出します
短かったけれど
あなたを



元気でいるでしょうか
外の空気をうまく飲み込めていますか?
あなたの耳たぶには
まだ私が生きているの ....
自宅出産だったので
離れの二階は落ち着きます
人工構造物にも 体温があるのですね
築三十五年の子宮は
隙間風やらひび割れやら歪みやらで
大地震でもあればひとたまりもないかも知れません
(わ ....
春の種をまいたら
水をあげよう

すきまなく潤してゆく
ぎんいろの雨が

わたしの窓にも
あなたの窓にも

芽吹いた想いも
大きく育ちますように
前が見えないって そんなの当たり前だろう?
コンパスが示す方角は東西南北だけなんだから

僕らを突き動かす理由はそこら中に散らばってる
あとはその胸に覚悟さえあればいいんだ

だったら歌え ....
「おかえりなさい^^」の一言が
君の心を
あたためられるような
そんな二人が
あったらいいと思うンだ
六年前には
ぴかぴかで
ぶかぶかだった
堅苦しい制服

いつのまにか
丸くなって
すりきれたし
少し小さくなった

もう着れないんだね
淋しいよ
だって六年間がつまっているから ....
一本の木のように

一本の幹から
たくさんの枝が

たくさんの枝から
たくさんの葉が

そして
それぞれの空へ旅立ってゆく

茜色の空へ
虹のかかった空へ
どこまでも青い空へ ....
誰も見ていないから今のうちに悲しんでしまおう


太陽が昇る前にそっと暗闇を隠してしまおう


溜息がこの部屋を満たしてしまわないように
いっそこの扉を開けてしまおうか・・・
それ ....


六角形が重なり合う曇りガラス
差し込む青に形はないけれど

白の六角形はまだ落ちない
風が白を遠くへ運んでいったから



季節が透明に歩いてくる
埃っぽいコンクリートの ....
いとしいあなたを
ぼくは
くりかえす

ふれることで
感じ
あなたという 歌

いとしいあなたを
ぼくは
くりかえす

ふれることだけで
ぼくに
宿るあなた

今もむね ....
冷え性だからか
この頃、心も凍ってしまったかのようで
溶解温度は何度位だろう
変温動物に変身完了していたのかな
冬の厳しさと一緒に空虚に陥っている
花は咲くのだろうか



     ....
軽はずみを削除したつもりが
クリックが利かない
頭の中で消去消去
現実が痛打をくれる
目を覚ませ

目覚めの歌よ 柔らかな山々に響け
芽吹こうとする季節にこだませよ
もう一度今一度何度 ....
もうあしたは

かくめいのひなんですね



おとこのこが

みちでえをかいているおじいさんにいいました。


そうじゃ

あしたはいよいよかくめいのひじゃ

わしはか ....
二つの空に二つの雲があった
風が吹けば波打って
雲に霞が立ち込めた

二つの空に二つの月があった
大気の澄み渡る晩には
無限の星屑が月を囲んだ

二つの空に二つの陽があった
全ては朱 ....
ひつじを踏んだ  声はなかった
ひつじは足下で  ばたばたしていた
ような気がした

「元気かい」とためしに声をかけたが
ひつじはひどく疲れていたか
もしくは踏まれて不機嫌だったのか
答 ....
大きなわたしが眠っているあいだ

小さなわたしは岩影で待っている

大きなわたしがむっくり立ちあがると

小さなわたしは手を叩いて踊りだす

中くらいのわたしは いつも宙に浮いてい ....
焼かれたパンのような
頬をして笑うんだね
港町の子供たちは
早朝に古木を集めて夢を燃やす
パチパチとはぜる音に
黄色いバターの香りがする

優しい横顔をもつ女の人が
窓辺でオレンジをむ ....
母さんいつも山のなか
池のそばに立っている
時々遠くの海をみて
あちらのほうへ手を振った

母さん海が好きだけど
父さん山が好きだから
ふたりは山を降りないで
仲良くふたりで穴 ....
どうしてだか
もくぜんのせかいに
しがみついていると
こころがみにくくなる
ちっぽけにみえる
うすよごれて
 きたならしい
すべてのひとに
もうしわけなくなる

きれいなけしきを
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
カラフリング・ロスト仲本いすら7*06/2/21 18:24
未明とむらさき木立 悟406/2/21 17:37
ポケモン(コイルにて)[group]イズミナツキ3*06/2/21 17:12
あかつきに死す阿麻16*06/2/21 16:48
ゲームセンター今昔久野本 暁206/2/21 15:46
風船とフキダシ竜一郎1*06/2/21 15:21
蒼い蜃気楼アマル・シャ...4*06/2/21 15:10
馬なみなのねYAMATO...006/2/21 14:45
君にしか聞こえない[group]朱華6*06/2/21 14:21
ゆうぐれ紫翠8*06/2/21 14:11
ヒマワリ竜一郎0*06/2/21 13:48
勝手な手紙ふく1*06/2/21 13:46
子宮窪ワタル7*06/2/21 12:12
空のジョウロLEO11*06/2/21 11:43
Destiny腰抜け若鶏4*06/2/21 11:38
おかえりなさい^^春日野佐秀406/2/21 11:19
制服5*06/2/21 11:11
旅立つ時〜空へ〜106/2/21 11:09
漆黒の時間KADY106/2/21 10:33
あなたふく106/2/21 10:17
あなたをくりかえす七尾きよし2*06/2/21 9:56
*ひたひたと満ちてゆく*かおる4*06/2/21 9:36
目覚めの歌ラピス1*06/2/21 7:58
かくめいのひブルース瀬戸...2*06/2/21 7:45
空に空似美味6*06/2/21 7:01
ひつじ踏んじゃった夕凪ここあ12*06/2/21 4:06
こすもす石川206/2/21 2:23
物語の合間306/2/21 2:18
丘のうえから206/2/21 2:14
謝罪水無瀬 咲耶4*06/2/21 1:37

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