君と私とのあいだに

春の花を咲かせよう

おひさまではなく

笑顔で咲く

たんぽぽを
はるか

はるか雲の頂上に

あの時 みつけた宝物

未だに取りに行けていない

でもキラリ

今でも光ってる

あの時の雲ではないのに

同じ雲などめぐり来ないのに

 ....
負け犬だとか
勝ち犬だとか

よくわからないけれど

吠えなくなった
時点で

終わりなような
気がするから

いくらだって
遠吠えしてやる。
小さい頃は
ヒーローに
憧れてた

スペシウム光線とか
出せないけど

大事にするよって
視線は
たくさんあげる

一人分だけの
ニューヒーローに
なりたい。
なんかすごく
だるくって

ありえないほど
つらいけど

鏡越しに
あっかんべー
してみる

あれれ
言うほど
ひどい顔じゃない

うん
まだ
大丈夫かも。
いのちの外れをふらついて
月が見える窓にもたれる

二月の終わり

ねむいは深い深い深い

ベッド
指先がまくらの影をつきさして
おきあがれない
おきあがれない

芽が ....
ッガんばれよっ


いきなり降って湧いた声は

   聴きなれていたはずの声
   思い出すことを拒否している声

でもでも

  ぁありがとうっーーっ

降ってきた ....
金を手にした状態で
金なんかいらないと言いたいよ
ボカされた視界の中で
向こう側をボンヤリと見る
ほんでロックだなんとか言って
失礼な奴になりたいよ!
ふざけたboyのまんまで
君に会い ....
夕暮れ
警察署の壁面が赤く染まる頃
帰宅途中の私はその前に来るといつも
自白する

通勤鞄の底のそこでは
見慣れぬ証拠物件が小さく笑っているが
立番の若い巡査はそ知らぬ顔で
手 ....
すきとおる春の風が
ぼくを追い越してゆく

何となく息を吸って
両手広げてみたり

そっとすました顔で
となりにいるきみを見てみたり

ほら

ぼくらは
こんなにも自由なんだ
 ....
そりゃあ

「うわずみ」だけならさぞかし美味しいだろうよ

もしかしたら

その底に沈んだ「たまり」の存在すら知らないのかね

きっとそうだ

そもそも「うわずみ」しか知らねえ ....
それは、微かだった

おもむろに ゆっくりと

そして、微かだった

そろりと 音もなく

わずかに

微か

生きている
日向に 住む 影法師
柔らか 柔らや 穏やかに
けぶる 靄の中で

花が 咲いては 折れ
花の 緑が 生まれては
花の

影が 笑っている
ゆたゆたと 傲慢なまでの
その 姿に
 ....
一人で歩く、貴方との思い出の道

 桜並木はまだ蕾もつけず

散った頃のままを思い起こす

 次に桜が咲いた時

貴方は誰とこの道を歩いているのでしょうか
手が
どうしようもなく震えてしまうので
病院へ行った
先生は左耳で一通り話を聞いたあと
(背中が汚れていますね
と、わかりきったことを言う

一列に並んで
背中を洗っていた僕の後ろには ....
雪どけ水が
氷の下を流れゆき
定まらぬかたちの光となり
坂道を静かに下りてゆく


屋根の上にとけのこる
切れば血の出るような雪
月を聴く
舌を挿す


倒れた ....
透きとおる真昼に
日常が、消えていく
八月に買った青いびいどろは
もう割れた



観覧車に乗りたいと言ったのは
あのひとのほうだった
てっぺんに着いても
世界はちっとも見えなくて ....
せんぱぁい そのしなやかな身体を擦り付けるような
甘い猫なで声が頭にこびり付いて離れない

追い詰めて追い詰めて 泣き出しそうな僕を見て
気持ち良さそうに喉をゴロゴロ鳴らす君は意地悪な笑み
 ....
お昼時 
おなか空いたなぁ、と
声に出してみたら
余計におなかが空いたので
仕方なく
空気を食べる
ばく。
春の手引きをするような生暖かい風に吹かれながら
倒れた自転車の間を抜けてゆく
倒れているものを見かけても、立て起こさなくなったのはいつからだろう

当たり前のように春の顔を見せはじめた太陽の光 ....
ソング フォー ユー



愛を忘れて
自分をおいて
きっと
どこかかなたに消えていったぼく
きみの微笑みがあせた
壁にかかったワンピースばかりを見ていた
窓から見える道はずっと続 ....
路上で、ベルボーイ気取りの道化男が(※1)
呼び鈴を盗まれて、おろおろしている場面に
出くわした事がないだろうか?

ベルを盗んだのは僕の友人だった(※2)
そして彼に、ベルを返したのは僕だ ....
あなたが一番きれいだったとき
しがらみの廃墟に靡く 硝煙を仰ぎ
自由とは このことかと
愛しき髑髏ひとつ 胸に抱き 街を彷徨う


あなたが一番きれいだったとき
一枚のルオーに なりたい ....
この道を知っている
雨の夜 冬の朝

通り過ぎる面影は 息をきらした 私
あなたの胸に 飛び込むために

今は静かなドアのむこうに いつも
貴方がいた
抱き締める腕があった

今日 ....
求めて止まぬものがあった
そのたびに吐き出したものは
記憶
その彼方に
星になった

明滅する人生とはかけ離れ
燦然と輝いたそれは
暗闇の中で数を増やした
虚空に手を伸ばす

 ....
開いた手の平はどこまで近づけても絡み合うことは無かった


遠ざかる程に
近付いた時を
悔やみ

縁取りを風で見失って幻影に惑わされるだろう
触れ合っていたはずの頬さえ今は冷たい

 ....
この小さな世界を戦場にしてはいけない


古い言葉 温かく 訓戒として生きた


この小さな世界を戦場にしてはいけない

屈強な者は戦い 守り
武器の無い者は 壁を作り続け


 ....
唾液が
糸をひくような
かゆい
ぬるい夜明け


--Tsuno-rasete


僕は君の
髪の毛の森をさ迷い歩く
おずおずと指で君をまさぐれば
腫れぼったい角が生えかかって ....
乾燥した始まりには
どうしても雨が欲しかったから
浅いじょうろを軒下につるして
ただ、揺れるままにしてみる
並べられた靴、窓を開ける順番
この朝も、毎朝と呼びたい

僕の
通い続けると ....
出会いは突然にやって来る

    1
漫画みたいに正面衝突
口喧嘩で知り合う
学校に着いたら
転校生だった

    2
図書館で読みたい本に手を伸ばし
手と手が触れ合う
簡単 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
笑顔で咲くたんぽぽを春日野佐秀306/2/24 19:59
はるか雲に106/2/24 19:53
ポケモン(ガーディにて)[group]仲本いすら4*06/2/24 19:43
ポケモン(ヒトデマンにて)[group]3*06/2/24 19:42
ポケモン(パウワウにて)[group]106/2/24 19:40
手のひら石川和広8*06/2/24 19:32
少し大きめの河の土手にて吹き抜ける風に抗いながらかぜきり1*06/2/24 18:07
boyspan006/2/24 17:59
たもつ606/2/24 17:40
ぼくらの道を春海3*06/2/24 16:43
人生の「うわずみ」だけ食って生きた気になってんじゃねえ4362*06/2/24 16:21
かすか美味4*06/2/24 16:07
日向に咲いた奥津 強506/2/24 15:30
[ 五行の恋文(桜)][group]渕崎。106/2/24 15:15
汚れた背中佐野権太9*06/2/24 14:51
季と季木立 悟106/2/24 13:19
八月の、リフレイン望月 ゆき38*06/2/24 12:53
cat woman腰抜け若鶏3*06/2/24 12:19
ばく夕凪ここあ1*06/2/24 12:02
「いつから・・いつになれば・・」広川 孝治106/2/24 10:02
To Mr. R.Carter 2: ソング フォー ユーm.qyi206/2/24 9:29
路 上プテラノドン1*06/2/24 9:23
女性詩(をんな さが うた)[group]恋月 ぴの20+*06/2/24 9:03
静かな町紫翠2*06/2/24 3:27
時間と空間の結婚式アマル・シャ...806/2/24 2:55
鏡/雪原の下久野本 暁106/2/24 2:35
ホワイトチルドレン0+*06/2/24 2:28
『Tsuno-rasete』川村 透206/2/24 2:09
月曜日霜天606/2/24 1:52
出会いと別れ海月1*06/2/24 0:41

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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