太古の いのちは
海で 育ち

太古の いのちは
海で 散った

やさしさも
きびしさも

荒波に揉まれた
僕なら

もしかしたら

もっているのかも。
海辺で恋した
あのカップルは

貝殻で
思い出を
作っていった

僕もいつかは
誰かの思い出の
一部に

ううん

思い出、
作っていけたら
いいな、と思う。
からっぽになった頭を
夜風に 掲げて

風通しを、よくする

図太く生きるのは
むずかしいけど

一日一歩

骨太には
生きられそう。
【椿】

花嫁の紅を着飾って
貴方を待っているのです
この純潔が叶わぬならば
首を落として
夢に果てましょう


【水仙】

明後日の方向を見ているのは
白いうなじを見せるため ....
魔王が言った
神にできない事はない
神と対極にある私も
できない事はない

「恋愛は?」

私がそう訊くと
魔王のお茶に涙が落ちた
しまったと思って
私は魔王を慰めた

「空は ....
雨が降る朝に
しずしずとした部屋で目を覚ました

浅暗い色を含んだカーテンと
土を打つ雨の音と
何もない僕と

混ざって出来たのは
不思議なくらい心地良い空気

まだ少し湿っている ....
嗚呼青春の日々が

ゆっくりと螺旋階段を

登っていっているけど

必ずこの階段に

終わりがあるってことぐらい

ぼくは知っているよ

ならこの時間を楽しく

生きていく ....
身長4cmの南国風双児が同時にしゃべる「モスラが来ます」

白鯨に乗ってムー大陸を目指すケメ子と魔将軍ザンニンは、
磁石の力で日本海溝に逃げ込む。
海底2万里は、ペンペン草一本生えない、ぬ ....
車いすを押して歩いた
そんな日があった
Oくんはひざかけをして
「石川さん、こんにちは」と云った

「こんどな お父さんと…奈良いくねん」
寒い道だ
空が透明な血のかたまり
 ....
川沿いの道を歩きながら 
澄んだせせらぎを聞いていると
傍らを
自動3輪車に乗ったお{ルビ爺=じい}さんが
口を開いたまま
骨と皮の手でハンドルを握り
いすに背を{ルビ凭=もた}れて傾きな ....
目の前に桜の老木が立っていた

土の下深くへと 
無数の根を張り巡らせ 

空へと伸びる
無数の枝を広げ 

( {ルビ薄曇=うすぐもり}の雲間から 白く光る日輪が覗いた

太い幹 ....
ふらり
夢がわらった

つないだてが
はなれた

そうして
壊れるまで
みつめていた

再び
わらいあえる日まで
負けたくない
って思ったあの日
もうわかっていた

勝負は時の運などではない
自分が届かなかったということ

信じていた
硬い硬い宝石は
あっという間に砂になって
さらさら零れ落ち ....
さした花が花瓶を震わせ
波紋を作る

波紋は
カーテンの傍を吹き抜ける風と当たり
砕けていく

砕けた焦点を中心に
陽は射す
静か過ぎる朝6時
テレビを付けてニュースが流れる
寝ぼけながらも冷たい水で顔を洗って
朝ごはんは絶対シリアルにオレンジジュース
たまにリンゴかオレンジがつく
牛乳でびしゃびしゃになってシリア ....
クールなのが取り柄
みたいな顔してるけど
本当はそうじゃないよね
知ってる

君のことほとんど知らないけど
それだけは知ってる
それだけで充分だと思う
迎え入れてあげられる

多く ....
< HALLUCINATION ? >
2005.09.14
- EXE-7240 -



彼の思想は永遠運動を義務付けされた歯車のように
時を繰り返し
日々を繰り返していた

 ....
瞳の中の
あなたを
いま一度
何度も何度も
見つめる

笑顔より
涙を流し
崩れてしまいそうな
あなたが
とても
とても
印象深いのは
どうしてなんだろう

許されない
 ....
ひらひらり
ひらひらり
なんと翻る
雫に映る視線

あざやかに澄んで飛び立つ冬の真中へ
最後に

君に

最後に


カップラーメンの蓋が邪魔だけど取ってどっかに置くのも嫌だ

あの講義は睡魔との闘い

バイトの時間を間違えて謝り方を5パターンぐらい考える

親 ....
    砕けなければ
新しく生まれてゆけないのです
 緩慢なうねり ではなく
  大陸へ押し寄せてゆく
   分解できない想い

   いつも視ていた空
    光は幾度も   
 し ....
小児科医院の
前の路上の
匂いのなか
空に浮かぶ水たまりのなか
きみの顔が映りこんだ
消えた


蛙啼くから帰る
そんな言葉の冷たさ
電柱の
手を繋ぐことで得る柔らかい安心のなか ....
『夕焼けは魂の火葬なのです』


燃えるような夕暮れ時のことだった。

無個性極まりない黒いランドセルを背負っての小学校からの帰り道、
ビルの合間に消えていく燃えるような夕日を意味もな ....
好きだから
大好きだから
別れましょう

あなたの
気持ちの中で
わたしという存在が
友達へと
変わってしまう
その前に

必死に
繋ぎとめようとする
そんなわたしの
醜態 ....
爪の隙間に出来た汚物はあなたのものだ
吐き捨てた唾の アスファルトに同化した微生物はあなたのものだ

あなたが今まで偶然にも触れられなかったものはあなたのものだ

あなたが今まで好み 捨て去 ....
黒い汚れを擦り付ける音があまり聞こえなくなった

払っても払っても残る言葉の端くれに
吹きかけた息と共に飛び出す唾の水気


気まぐれに付け足した一言を褒められたり
深く深く悩んだ一言が ....
あなた今日もお疲れさま
お風呂わいてるわよ
ご飯が先?
…そう、じゃあご飯温めとくね

今日はどうしたの?
へぇそんな事が…
嫌だわねぇ、あなた負けないでね
でも無理はしないでね

 ....
空の青さ映して 
冬枯れの山
麓に霞をひいて
遠い深山

厳しいことよ 優しいことよ
サヨナラ、は言わない
言わないことがサヨナラだった

またね、と言った
言うことが二度と会わない証だった

頬を濡らしたものが
教えてくれたことは

土砂降りの雨が
掻き消した声は ....
ねぇ、そもそも、
からだの中心ってどこに
あるのかしら?

ただ、
丸くなって眠るきみは
ドーナッツのなかま、みたいねぇ

まんなかの空白のふしぎがやがて
きみの中心のような気が ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ポケモン(シードラにて)[group]仲本いすら1*06/2/27 20:18
ポケモン(シェルダーにて)[group]3*06/2/27 20:16
ポケモン(カラカラにて)[group]106/2/27 20:15
三花繚乱 其ノ壱[group]蒸発王8*06/2/27 20:06
魔王と出逢った(空の色と涙)[group]イズミナツキ2*06/2/27 19:48
雨が降る朝に美味0*06/2/27 18:35
青春こめ206/2/27 18:03
スーホの白い巨塔三浦謙樹206/2/27 18:02
それぞれの時間石川和広5*06/2/27 17:23
玉手箱の中身服部 剛7*06/2/27 17:18
木の幹に浮かぶ人影10*06/2/27 17:17
わらいあえる日まで佐藤伊織1*06/2/27 17:03
夢の終りチアーヌ206/2/27 16:56
佐藤伊織3*06/2/27 16:51
サンディエゴ瀬冬翼流006/2/27 16:49
スズキタナカサトウくんへチアーヌ406/2/27 16:46
HALLUCINATION ⅡKADY1*06/2/27 16:46
笑貌FUBAR0*06/2/27 16:29
冬の翼こしごえ6*06/2/27 16:09
最後に[group]ふるる7*06/2/27 15:37
水無瀬 咲耶2*06/2/27 12:57
消えた便乗鴎1*06/2/27 12:25
[ 天使と僕(ゆうやけ)]渕崎。106/2/27 9:04
決別Honest...1*06/2/27 3:35
あなた久野本 暁106/2/27 1:47
しりょ006/2/27 1:41
おかえり瀬冬翼流006/2/27 1:08
紫翠1*06/2/27 0:55
ルミナスMélodi...206/2/27 0:21
綴じる、サイレントみい19*06/2/26 23:42

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