弟の家には

尻尾がある生物が居るらしい

網戶を半開きにしていた處、

勝手に入ってきて、そのまま定住したのだそうだ


洗面臺や便器にうずくまったりしないし

胡瓜を見て氣絕 ....



雷雨

悪態
遺伝子工学の世界からやってきた
遺伝子を操作するワクチンを接種して

mRNAという遺伝子を
体の中に打ち込んだ人は

遺伝子を組み換えされた食品などを
もういやだと拒否できなくなった
 ....
つがいになったんだって
そんなの考えたことなかった
考えたことなかったけど
なんかいつの間にか
つがいになってたんだってさ

昨日と明日
ネジとドライバー
太陽と海
シナモンとウ ....
その秋、ユレは泣かなかった
毎日、悔しさに、哀しみに、怒りに、高揚に、ユレの心は動いた
夜だった
寝室に忍び込んだ、はやるユレにうながされ
私たちは
真っ暗なコスモス畑を走った
林の奥に
 ....
優柔不断をバランス感覚だと誤魔化しているだろう?
綱渡りに憧れてはいるが
綱の張り方を知らないだろう?
綱さえうまく張れればそう落ちることはないんだよ

500ワットの電子レンジがキッチンで ....
擦れ合うふたつの金属のような
疫病の女の叫び声が
複雑に入り組んだ路地で反響を繰り返し
縺れ合っては消えていく雨交じりの夜明け前
悪夢から滑落した俺は
自分がまだ生きているのか確かめてい ....
今まで見たことのない世界って
今まで誰も見たことない筈なのに
さもありなんと言う世界を演出して
テレビや映画や本に
よく出て来るよね

それ絶対おかしいだろ

誰も見たことないんだった ....
大雨が滝のように降り続いている
人間の世界に自然があるのではない
自然の中に人間の世界があるのだ
人間も自然の一部に過ぎないのだ
勘違いしてはいけない
人間がどんなに科学を発達させても
自 ....
もの忘れならまだいいが
認知症になれば大変だ!
もの忘れの自覚のあるのうちは
加齢などによるもの忘れだが
認知症になるとその自覚がなくなる
また、探し物を自分で見つけようと努力するうちは
 ....
暗い風が吹いた
濃くあかるい夏空の下を
暗い風が吹いた

暗い風が吹いてもなお
夏空は濃くあかるく
白くかがやく雲を湧き立たせた
蝉たちは鳴き 鳴きやめ また鳴き
鬼百合 向日葵 百日 ....
このコロナ禍の中で
現実からは目を反らし
こんな風に作品投稿していることに
疑問に思わない
感覚のズレ
って何なんだろう

詩人特有の症状なのかな

アハ
アハ
アハハハハ
笑 ....
頭から夜をかぶる
花の枯れる匂いと音、種の割れる、うっとうしげな身じろぎ、あくび
のびては千切れる翅
近づいては崩れる影
もう食べてしまった
それからまた食べる
際限なく伸びる、縮む
音 ....
尻が
がくがく
叫んでいる
一本のボールペンがあれば
「愛してる」と書ける
一本のボールペンがあれば
「ありがとう」と書ける
一本のボールペンがあれば
「あたし幸せ」と書ける
一本のボールペンがあれば
「あたし苦し ....
あの時確かに
私の生きる理由は
あなただった

あなたがいること
あなたの横顔を見ること
それだけが
生き甲斐だった

あなたが
どこでどうしているか
分からない今でも
あなた ....
{引用=夕涼み}
薄暗がりがそっと首を絞め
あなたは鬼灯を見た
決して強くはない抱擁で
皮膚一枚を越えられず
互いの頬に帰依するように
自分の愛と思える部位を自分で弄って
記憶に補正され ....
夜明けに立つけだものが
空を掴んでは離している
虹の足音
虹の足音


月は森に居て
径は光に流され
まぶたは眠り
さらに 昇る


何もない昼の空
 ....
鶴見川に沿った道を
ゲリラ豪雨の中
自称詩人が「わーっ!」と
叫びながら駆け抜けて行く
八月の狂詩曲の婆さんのように

しかし追いかけて来る家族はいない
家族それぞれは
自称詩人が溢れ ....
近所のアパートの前の路肩に
路上駐車する軽自動車
アニメのキャラクターが
ラッピングされており
「働いたら負け」と
セリフが添えられていた

そうか
今は「働らいたら負け」なのか
昔 ....
みんな、みんな

あつまぁれ


こころの、なかに

あつまぁれ


こころ、ころころ

わすれたかい


それは、こなたの

むねのなか


いつも、ちき ....
深い意味もなく
女性に既婚か未婚か尋ねてはいけません

深い意味もなく
女性に年齢尋ねるのも問題ですね

深い意味もなく
女性の容姿や着ているものについて
感想や意見述べてはいけません ....
未成年だった頃はよく絶望したものだ
絶望も何度も繰り返すと飽きてくる

希望の光が欲しくなるものだ

そこで書店で夢と希望に充ちた本を買ってみた
買ったけれど
ふたたび絶望が襲って来たの ....
    


       なんとさびしいのだろう
       どこまでも青く透き通る
       夏の空を見上げ
       忘却の罪を知ったのは
       いつ ....
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている

大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ....
城の広場の片隅で
なすすべもなくヴァイオリンを弾いている
餌をくれるんじゃないかと
鳩だけが集まってくる


老人は長年勤めた役所から自由になった
巨大な甲虫は目立たぬよう息を潜めて
 ....
かえらぬ人々の
かつてかえっていった道を
あるく

うらぶれた街のシャッターには
等高線のかげがかかる
どこよりも遠い落日にてらされて

石室めいて閉ざされた家々の
木立のな ....
水源と柔らかなことばにめぐりあう
船の舵取りは水辺の花を想いながら

いくつになってもできないものはできない
今更のようにはぐらかして過ごそうか

永くゆっくりと関わってゆく事は大切だし
 ....
 水の夢を観た
 水を呑む夢でなく、
 水にまつわる夢でなく
 水、そのものの夢
 個体が液体になったのか
 自我が消失したものか
 ぼくにはわからない
 その夢のなかでは
 光 ....
打ち上げ花火を
少し離れた場所から見る

人混みの中にいるより
気にせず落ち着いて
一瞬の輝きに意識を向けられる

大きな音を鳴らして
隠れていた魅力が花開く

一瞬の輝きのために ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
Hug墨晶3*21/8/16 15:27
ヨロシク021/8/16 8:01
もう拒否できない遺伝子操作st221/8/16 3:06
君とはしゃべれない竜門勇気1*21/8/16 2:45
凪目121/8/16 0:09
潮の満ちる波打ち際でゼッケン121/8/15 23:21
火炙りの朝ホロウ・シカ...3*21/8/15 21:36
今まで見たことのない世界こたきひろし221/8/15 19:16
自然災害zenyam...1*21/8/15 12:04
もの忘れと認知症021/8/15 11:52
暗い風[group]塔野夏子8*21/8/15 11:09
コロナ禍の中でこたきひろし321/8/15 10:25
からさわぐ煙凪目621/8/15 1:06
I, m caming...!!草野大悟2121/8/14 21:38
一本のボールペンがあればzenyam...021/8/14 20:41
美しい横顔花形新次221/8/14 19:10
跋扈ちゃんただのみきや5*21/8/14 15:51
左目 この世の果て木立 悟921/8/14 10:27
夏の自称詩人花形新次221/8/14 10:07
働いたら負けイオン2*21/8/14 10:04
あつまぁれ!令和9年021/8/14 10:02
深い意味もなくこたきひろし221/8/14 7:32
ミステリーとサスペンション221/8/14 7:10
忘却の永遠石田とわ3*21/8/14 3:08
〈根源悪〉の原体験(改訂6)ひだかたけし421/8/14 1:36
プラハ藤原絵理子4*21/8/13 21:28
楕円のエッチング新染因循9*21/8/13 20:46
柔らかな疎外梅昆布茶18+21/8/13 19:49
中田満帆521/8/13 18:56
一瞬の輝き夏川ゆう421/8/13 18:01

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