たぐりよせたたより、てのひらで舞う

モノクロームでしか描けないと
紫の憂鬱を背負って、黄色い情緒不安を泳いで
いつだって手の届かない青空を見上げていた

突き抜けるような、白

輪郭 ....
好きだった人に振られた
よくある光景よくある話で人は同情もしない
それでも私にとっては太陽がなくなるような気持ちだ
そんなときは嫌いなラブソングでも聞いてよう
幾多のラブソングが私を嘲笑うよう ....
禍々しきものの陳列された
地下室の展覧会で
私は魅せられながら
それでいて
不安に震えて過ごしていた
と、階段を昇り窓の外には
緑のなだらかな起伏が広がる
妻と二人の娘が手を振っている
 ....
今、
紙切れを擦っています。
心がまとまらない内に
鉛筆を適当に走らせて
しまっていたので
適当な言葉が
紙の上に並んでいます。

一心に擦ると
真ん中の方から
二つに
割れてし ....
誰にも知られることなく
二人で世界を抜け出す

キラキラを脱いでも
君はとっても素敵だった

水玉の心に手が触れた瞬間
抱きあって 溶けあって 星月夜の下 すぐに始まる

瑪瑙のよう ....
ゆうらりと
ゆれてしまえばかげひとつ
かげとかげとがかさなって
もっとおおきなかげひとつ
もっとおおきく
もっとかぼそく
うたってしまえば 月 むざん
うたってしまえば 夜 むざん

 ....
何度キスしたって
足りない

何度抱きしめたって
足りない

ぴりっとする
恋愛は
三十九回以上の

キスを、求める。
いい気になるなよっ

俺は

負けてなんかないんだっ

今に見てろよっ

ほら、おまえっ

もう、緒がゆるんで

来てるじゃないかっ。
つよく つよく
うちつけて

この ほしに

ぼくの
こわばった からだを

この ほしに

せかいが おわるまで

うごきたくない。
苛々する
テレビの音に
他人の声に

苛々する
ピアノの音に
明日の事に

苛々する
苛々する
苛々する
苛々する

ムカつく
ムカつく
あぁ、ムカつく

最近荒ん ....
緩やかな坂道に差す木漏れ日が

少し春めいた感じを届けたかと思ったら

また今日は、その坂道を駆け上がるように

北風が口笛を吹いていった。

これから夜半にかけてまた、

冷たく ....
君が誰とどこで会っていようが僕には見えない。

僕が誰とどこで会っていても君に見えないように。

鏡に映った自分に「僕は大丈夫?」と問いかけてみても

答えは自分しか知らないのだけど。 ....
月に住む人の一日は
朝日が昇るのと同時に始まります。

井戸水で顔を洗って
ニワトリとヤギに餌をやり
卵と乳を取ると
パンとスープで朝食をとります。

それが済めば
クワを持って畑を ....
時計を作る人の時計は
どんな時計よりもずっと正確だ
一歩進めば、時差を合わせて
絶対に狂うことはない
でも、時計を作る人の作った時計は普通の時計で
一年も使っていれば時間はずれてしまう

 ....
彼女の目は覚めた。
彼女の目にした物は激しい雨と揚羽蝶。
よろよろと飛んでいた様だがすぐに地面に落ちた。
死んだように見えた。
蝶の死んだ場所のすぐ近くには屋根が付いた、
彼女が眠っていたベ ....
知っている胸騒ぎ

ひっかきまわされるこの感じ

知っている胸騒ぎ

きみと相似形のこの感じ

スリル

足元が崩れる恐怖
みたいな

焦がれ

乾 ....
屍をたゆたわせて 何を祈っているのさ
産まれるものは 得てして魚が啄ばんでしまうと言うのに

屍を火にくべて 何を望んでいるのさ
産まれるものは つまる所私を殺してしまうと言うのに


 ....
まるで帰り道がわからなくなってしまったみたい
進む方向も曖昧で
見えるのはあなたの背中や横顔だけ
なにもかもはっきりとしないのに
魅かれてしまったのはなぜなのか
向かい合ったときにじっと見て ....
(くもはしろいだお
と、ノンちゃん色鉛筆の箱をひっくり返す
あいにく白い色鉛筆は
どこかに失くしてしまって
ノンちゃん覗き込むけど
箱はからっぽ
みつからない

ノンちゃん白い画用紙広 ....
すぎる光が
雪を揺らす
返らぬ応え
進みゆく火


安らぎに失われる言葉があり
ひとりの歩みに降りてくる
青く尾をひく虹彩の
重なる軌跡に降りてくる


赤い布 ....
イズムとかないし

わたし

イズムとかないし

保存剤がたっぷり入った
大量生産のプリンを
プラスチックのスプーン
で食べている只今

ふと目をやると
本棚に ....
他意はないんです
他意はないんです

お茶をあなたの頭の上に零したのは
預言に従ったからです。

シャム猫の毛をバリカンで刈り取ったのは
貧乏人を見てムシャクシャしたからです。

ト ....
目を覚ますと

外は あめの ドレミ

冷たい雨が

沢山の音符を
綴りながら

窓ガラスを つたってる


遠い ふるさとの ゆめ をみた

あの頃 語った 「夢」は
 ....
大地が揺れた あの日
父は安物のタンスの下敷きになった

私は朝7時 いつものように
テレビをつけた
育った街が燃えているのを見た

それから
つながらない電話を
ふるえる手でやっと ....
獣を飼いました。
二匹飼いました。

一匹は内に、
もう一匹は外に、
放し飼いにしました。

獣は毎日、
私を襲って、
喰い殺します。

恐くはあり ....
上空を自由に飛ぶ白い鳩
こんな雨の中何処へ行くのだろう
大切な家族の待つ元へ
自分の役目を果たすために

半円の橋を車は徘徊
こんな雨の中でも減る事をはないのだろう
雨の匂いと排気ガスが ....
お手軽な女になって
誰かに拾ってもらおう

嘘吐かれるなんて
容易いことだし

街頭で
手を繋いでる

それだけでいい、から

可愛い女を疑っている様子は
なんだか可笑しくって ....
夕暮れにはまだ早い

君は窓辺にもたれながら
溶けてゆく陽射しに
目を細めている

僕はこたつに入ったまま
足元でまるくなる
猫とつま先で会話をする

「オリンピックも終わった ....
逢いたやあなたと浜千鳥
緋と思しき爪折れは
叶わぬ侭の夢吹雪
いつかなりたや恋女房


待てど暮らせど来ぬ文を
遠い都と香り立ち
揺れる簪 手の鳴る方へ
棗に忍ぶ 恋は霞と


 ....
声は告げる
「風が少し強くなったような気がします」

問う前に答える
「岩と岩の間を行きましょう
枝で隠された路を」

独り言のようにつぶやく
「昔は水のにおいがしたもので ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
輪郭(下書き)e R i006/3/1 23:46
恋歌?夜月 深燐006/3/1 23:32
家族tkstkm...0*06/3/1 23:32
夜更けの行為が繋がる場所夕凪ここあ2*06/3/1 22:58
ほのかもる006/3/1 22:50
霊能者が書き留めた幽霊の聴こえない歌[group]岡部淳太郎8*06/3/1 22:46
ポケモン(サンダースにて)[group]仲本いすら2*06/3/1 22:39
ポケモン(カブトにて)[group]006/3/1 22:38
ポケモン(コクーンにて)[group]3*06/3/1 22:37
いらいら。ala106/3/1 22:33
どこかへ草風006/3/1 21:35
106/3/1 21:32
カルタアソビ〜月に住む人〜美味0*06/3/1 21:21
カルタアソビ〜時計を作る人〜1*06/3/1 21:04
雨中2ふじわら006/3/1 20:45
胸騒ぎjei006/3/1 20:23
葬祭久野本 暁106/3/1 20:01
あなたの断片チアーヌ506/3/1 19:18
白い色鉛筆佐野権太11*06/3/1 18:39
夜と響き木立 悟106/3/1 17:53
イズムとかないし わたしむらさき2*06/3/1 17:47
いいわけ竜一郎1*06/3/1 16:55
浅き ゆめみし 朝Lucy.M...1*06/3/1 14:54
あの日かがり206/3/1 14:48
「 けもの。 」PULL.4*06/3/1 13:21
雨の日の安っぽいドラマ海月0*06/3/1 12:55
お手軽な女にかのこ106/3/1 10:58
まどろみベンジャミン3*06/3/1 9:09
新宿区「神楽坂」[group]恋月 ぴの21*06/3/1 7:13
声(草と火)木立 悟906/3/1 6:34

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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