あじみをさせて
みどりの小道
生れたばかりの若草のあじ
かなしくないあじ
やさしくないあじ
みずのあじ


あじみをさせて
ももいろ並木
やくめの終わった花びらのあじ
こわくない ....
わぁーといって駆けだした
川柳みたいなあめんぼう
鯨の巻き尺、眼鏡の噂
耳が無いから聞き逃す
踏んだり蹴ったり
ぼろぼろの
影絵を映して畏まる
いろはにほへとと
畏まる
三月三日のひ ....
世界は鍵のないドアのようなものだ
君は今ほほえみという名前の粉ミルクをお湯で溶かしている
名前をよびたかったがわからない
せめてメルアドを教えてほしいというと語尾上げで「はあ?」と一瞥される
 ....
雨の夜 黒い傘
よれよれのズボン
肩に黒いかばん下げて
とぼとぼ帰る
あなたは誰

夜明け前 自販機の横
無精ひげ
カップ酒飲んで
うとうと眠る
あなたは誰

夕暮れ 電車の中 ....
とても美しいことを書けそうだと思って
さわりかたをそっとしたりしてみる
きみへ続く空中はゆらいで白く
物理学の本ならばたとえば
ペットボトルの曲線をなぜて
やわらかに跳ね返っている
春先の ....
指輪の冷たさ
僕は自分と似る姿に
いつも嫌っていた

指輪の綺麗さ
君は自分と似る姿を
いつも欲しがっていた

裏と表の存在
どちらかが欠けてた
僕はいないだろう
もしかしたら
 ....
 純粋は純粋から生まれず、常に混じりもののなかから生まれる。純粋とはまじりもののなかから生まれる本当の混じりものであり、本当の美しさである。あらゆる混合物を超越して輝く強さであり、結晶で .... せつなさは
ほのかな香り
愛しさは
ほのかな温み

寂しさに
花びらひとつ
思い出に
花びらひとつ

甘く泣けるほどの
柔らかい痛み
そっと辿るだけで
蘇る泣き笑い

 ....
果実はひとつ、
熟り続ける。
きみが折れる、
その時まで。












           了。
  

新小岩駅から北東約15分
すべての始まりはそこで
やがて
花火の夜に散るように
マイクロバスから
あせた国際色が帰る場所
すべての始まりはそこにあると
信じるものたちの
終 ....
人の細胞って一週間もすれば
すべて新しく変わるっていうけど 本当のことかなあ?

僕と言えば 何度も同じ失敗を繰り返して
DNAにそれさえもプリントされてるようで
新しく変わる意味がないよう ....
青い朝が鈴を鳴らして合図する。
霧のむこうは、へらさぎが、雨音に耳を澄まして、
零を数え終えると、夥しい空の種が芽を出して、
幾万のひかりが降る。季節が連れて来る慈悲を、
寝台に凭れて、味 ....
揺れる

ただ君の
それは僕の

ざわついた木々

風に吹かれて言の葉いずこ
塞ぐ唇

君を浮かべる
心の


揺れる


掴む腕
ずっと前は黒電話

人指し指をひっかけて
ダイアルがもどる間に
会いたい人の
番号を呟いていた


プッシュフォン

短縮登録ができてから
電話番号を覚えなくなって
今は

 ....
まだ声が上手くいけない
扉の前で迷っていると
ここまでの、空の履歴が落ちてくる
からっぽになれる瓶の底には
薄い眠気で、まだ僕がいる


軽くなった手のひらには
まだ水分が、残っていて ....
君に映る世界の

回転速度は

{ルビ跨=また}ぐ人たちの

歩みとおなじ


だから

雨上がりの朝

生まれた

一瞬の{ルビ閏=うるう}は

君からの

溜 ....
降る雪の向こうに舌先があり
ひびわれたくちびるをなめている
黒に囲まれた空の道を
砕けては砕けては照らす風


花のからだの鳥がめざめて
空を羽の仕草になぞり
うつら うつら
空 ....
今日も行かなきゃ…めんどくさぁ
ぅん。こんな日はさぼっとけ。


お昼ご飯はローソンで
レタスサンドとボルヴィック
あとプリングルス食いてーな
バック持って
ポケットにオーディオ突っ込 ....
キミの大きな瞳は
ついつい僕に衝撃を与える
そのくせ、目をそらすチャンスは
与えちゃくれない

僕ときたら
手に持ったお茶を何度も口に運び
キミなんか気にしてもいないフリをするのに一苦労 ....
訳がわからなくなったから
まっすぐに道を歩けなくなった
その横をハイスピードで 
きみみたいなひとが
駆け抜けていった
最期にひとつだけお願いがしたくて
大声で叫んだ
「どうもありがとう ....
あーした天気になーあれっ

あれ?

下駄が斜めに立っちゃったよ

一体どんな天気になるんだろうね

雨じゃなくて飴が降ってくるとか

ベタだけど良いね、甘そうで

雨じゃなく ....
私は、ふいに立ち止まって

不敵に構える明日を早送りしようとしたり

吸着する昨日にエフェクトをかけようとしたり

見えないものに頑としてしがみついたり

鮮明に見えるものを素っ気なく ....
ワールドアパート
酢酸
失われたハサミの片方のもう片方
イチローの背番号51のように
音も無く降る雨の形
ワールドアパート
共通しない扉で
耳を傾けるスパイス・ガール
俺の掌の ....
シャムラン
とっても魅力的な
姿で

風をまとって現れた

シャムラン
本屋でばったり
かわいい唇
シャムラン

色々あって
僕の妻

どこからきたのか
何してたのか
 ....
愛とか絆とか
なんでもいいから

誰かあの人を
ここに留まらせて

一番淋しい夜に
あなたは手を差し延べてくれた
一番辛い夜に
あなたは微笑んでくれた

何も言わずにわかってくれ ....
満月と星たちが次々と、深い海底に落下して、
水鏡には黒褐色だけが見える。
孤独になった空は雲を身篭って、
粉雪を定まらない海底に落としてゆく。
きのう、海辺の空を眺めて笑っていた僕は、
今日 ....
灰色の 潮風が 腐るので
お花が 死に絶えたあと
ラベル貼りの 嘘つきの
集まりが 車を 燃やし
何故か 俺は 一度 夢を
見た

十五夜に ウサギが
一億匹 神奈川県を
跳んでいる ....
今夜もまた車を走らせる

たどり着きたいのは

新しい夜明け

自由な自由を探して

虚ろな世界を駆け抜けて

誰かの言葉

彼女のしぐさ

昨日のイタミ

全部がバッ ....
最近魔王はテレビを見ている
テレビの前で「武勇伝!武勇伝!」と言ったり
「フォー!」と奇声を発したりしている
どうやらバラエティ番組が気に入ったみたいだ

「笑わなければ始まらんぞ」

 ....
土の中は真っ暗で
空気も悪いし
じめじめしているね

土の上に住む人は椅子に腰掛けて
ふんぞり返って言いました

今日は、土の上に住む人を家に招いたのですが
土の上に住む人は、家に着て ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あじみをさせてヤギ9*06/3/3 15:31
ひな祭りあおば5*06/3/3 15:25
ワールドアパート[group]モリマサ公6*06/3/3 14:04
あなたは誰かがり106/3/3 13:48
春先nm6806/3/3 13:46
指輪海月2*06/3/3 13:39
冷めた水②(1986.12・24)[group]木立 悟406/3/3 13:05
さち8*06/3/3 10:21
「 金曜日の果実。 」PULL.7*06/3/3 9:51
ワールドアパート[group]AB(なかほ...106/3/3 9:10
この夜が明けたら美花206/3/3 8:18
前田ふむふむ6*06/3/3 7:26
浮舟アマル・シャ...906/3/3 3:17
会いたい人に電話するベンジャミン6*06/3/3 2:36
履歴書霜天306/3/3 2:00
水溜り音葉006/3/3 1:57
鳥と子木立 悟406/3/3 1:43
ダラダラ瀬冬翼流006/3/3 0:37
それが恋か?だったら物凄く遠慮したいmac1*06/3/3 0:19
墓参り第2の地球306/3/2 23:54
お天気占い美味2*06/3/2 23:53
明日につないでいくブルース瀬戸...4*06/3/2 23:32
ワールドアパートたもつ10*06/3/2 23:24
シャムラン[group]ふるる5*06/3/2 23:12
気持ちことは1*06/3/2 21:08
いのちの感性前田ふむふむ13*06/3/2 21:05
ごんちゃろう(享年2年)レクイエム奥津 強3*06/3/2 20:31
今夜もジム・プリマ...106/3/2 20:25
魔王と出逢った(笑顔の必要)[group]イズミナツキ2*06/3/2 20:10
カルタアソビ〜土の中に住む人〜美味3*06/3/2 19:38

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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