いなくなる青の密度が
日増しに高くなっていく
送られる一日の歓声
通勤快速が追い越していく街で
その日もそこに、いることができる


残される人たちは
いつか手にした小箱を
戸棚の上 ....
私は読まずにすんだ。さっき部屋にやってきた
詩も小説も読まない親愛なる友人が、
馬鹿共が書いた本に向かって、ピストルを弾く真似をしてくれたから。
私は本に開いた穴から世界を覗き見た。
 賑やか ....
ほたり ほたりと
 流れていくものは
  私の涙では ありません

手のひらに掬えば
ほんのりと色づいて
これは 紛れもない
星の溶けたものなのですよ

一粒 拾ってごらんなさい
 ....
息を 
わたしたちは潜めて 
東の空の彼方から 
春がやって来るのを 
待ち侘びていた 

夜明けに 
うすい紫の風が
わたしたちの 
頭の上を撫でながら 
通り抜けてゆくとき ....
私は
そらに放たれた宇宙飛行士
オフィスの
隅っこで見上げてる

ホワイトボード
お知らせのメモ
ホチキス

こんな朝から
遠い宇宙の孤独を想う
私とどこが違うのだろう

正 ....
凍えるだけ渇いて
鈴の音も響かせず
降り積もる雪の夕暮れ

雲母の肌が 幾重にもはがれていくのです
許されてしまう小さな嘘 をつくたびに
セロファンの音を立てたりはしないのです

涙の ....
月が地球に食べられていることは新月の暗い空を見ずとも皆気付いているものと思うが、見えない蜃気楼というものが太陽に向かった時の自分の影と等しく背後に確実に存在することを意識することはほぼ不可能である。
 ....
ももの花
軽い衣に春染めて
緑の枝葉も知らぬうち
蕾のままに頬はほころぶ

絢爛のぼんぼりもなく
錦糸の衣も纏わずに
春の節句の雛つがい
ももいろの
笑みに吹かれて
ひな祭り

 ....
ふるいうたを うたってよ
みどりもえる ことばを
きかせてよ せかいの
くちびるが いちばん
やわらかだったときの
たださびしいだけなのに 涙が出てくるのは何故?

大切な人がいなければ、私を人用としてくれる人もいない。

それが何だかかなしくて 一人になるとそれを感じるの。

たった一人でもいいから、 ....
”ありがとう”と言われるたびに
すごくうれしいキモチになるから
もっともっと言われる人になりたい。

”ありがとう”と言うたびに
優しい心になる気がするから
もっともっと言える人になって優 ....
絶対に壊れない
運命の螺旋なんて

ありえない

その螺旋に
潜り込んで

長く 強く

縛り付けて

捻じ曲げろ

ブレイク。
ひとはだを 求めているから

あなたごのみの わたしになる

居心地悪いけど

我慢できない
わけじゃない

振り向きざまに

投げキッス

まだ、狙ってる。
珊瑚の咲く
あの海にも

揺らめく海藻の
森にも

ボクはいないよ

ボクは

暖かい
ここに
落ちてる。
緑のたぬきとして暮らしている
暮らすことに対しては苦痛ではないけれど
もう随分と古狸であるものだから
化かされているんじゃないのかと
ボンズで飲み食いした後
カードを使用すれば
店員は裏表 ....
少しは先の見える紫の道
ジャケットに着く雫の玉と
シールド越しに見える景色が
吐く息と共に白く曇る姿に
体感温度も下がっていく

宛てなどがあろうか
振動は尾骶骨から伝わり ....
人を殺す人は人を殺す
鳥や兎も殺す
人も動物も関係なく殺した

殺人犯として警察に捕まり
裁判で人を殺す人はこう言った

私は鳥や兎を殺す。
それと同じように人を殺すのだ。
食べて、 ....
{ルビ濁=にご}った泡水が浅く流れるどぶ川に
汚れたぼろぞうきんが一枚 
くしゃっと丸まったまま{ルビ棄=す}てられていた 

ある時は
春の日が射す暖かい路上を 
恋人に会いにゆく青年の ....
恋って苦いもんだ
良い意味でも
悪い意味でも
胸が痛む

思い切ってあの人に告白してみたものの
結果は言うまでもなく玉砕
当たって砕けろと言うけれど
それは他人事だと思ってるだけ

 ....
きみのために
「愛はあるのかな」
きみのために
「愛はあるのかな」
きみのために
「愛はあるのかな」

きみのために
愛はあるけれども
きみのために
愛しているのではないの

 ....
『寄り道をしたぶん、人は豊かになるのですよ』


僕は敷かれたレールの上を歩いている。
レール、ですか?と居候天使は僕の斜め後ろでくるりと一回転して不思議そうな顔をした。
レール、レールと何 ....
言葉がハラハラ舞う
その裏側に反射するものがある気がするのは
思い過ごしでしょうか

ヴァーチャルとリアルが交差する中
ユゥラ ユゥラ つかみ所が無い姿を
求めて抱きしめてみても

 ....
マルコ・ポーロ、エンリケ、ガマ、コロンブス、マゼラン、ベスプッチ、、、、、、、、、、、、、
みんな海へいった
さようならきっと戻らない



名前の残らなかったひとびと



航海 ....
始まりを歌う命
光は 止まることを知らない

終わりを告げる命
花は散るが 心はここに

始まりを歌う命
溢れる蜜は 甘く香る

終わりを告げる命
伝えるべき 言付けのみを抱いて
イタズラッコの春っぽの風っこが

ぴゅうと口笛を吹くように渡ると

空のほっぺたをっぽっと染めずに

かた物の茶色の樹々のさきっぽを

ほんのりももいろぴんくに大変身


 ....
ばあちゃんカステラ食べながら死にました
ばあちゃんカステラ食べながら死にました
と、深爪ぎみの少女

マイクを持つのは初めてらしい
マイクに処女を奪われている
列席者は視姦している
 ....
長年この商売を続けていると
たまぁに
人が本になる瞬間を見るんです
ちょっと
作り話じゃありませんよ
お客さんにも覚えはあるでしょう
何もあたしの処みたいな古本屋じゃなくても良い
本 ....
あじみをさせて
みどりの小道
生れたばかりの若草のあじ
かなしくないあじ
やさしくないあじ
みずのあじ


あじみをさせて
ももいろ並木
やくめの終わった花びらのあじ
こわくない ....
わぁーといって駆けだした
川柳みたいなあめんぼう
鯨の巻き尺、眼鏡の噂
耳が無いから聞き逃す
踏んだり蹴ったり
ぼろぼろの
影絵を映して畏まる
いろはにほへとと
畏まる
三月三日のひ ....
世界は鍵のないドアのようなものだ
君は今ほほえみという名前の粉ミルクをお湯で溶かしている
名前をよびたかったがわからない
せめてメルアドを教えてほしいというと語尾上げで「はあ?」と一瞥される
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
空の循環霜天206/3/4 0:53
本は必要かプテラノドン2*06/3/4 0:50
空に還る夕凪ここあ6*06/3/4 0:49
春はあけぼの落合朱美4006/3/3 23:46
るりいろuminek...17*06/3/3 23:42
送り火、揺らしながらたりぽん(大...1206/3/3 23:21
混沌塩基[group]三浦謙樹106/3/3 23:00
笑み桃色銀猫14*06/3/3 21:58
そろもん(懐メロの話)みつべえ806/3/3 21:46
天使0*06/3/3 21:08
ありがとう206/3/3 20:53
ポケモン(イワークにて)[group]仲本いすら2*06/3/3 20:45
ポケモン(ルージュラにて)[group]1*06/3/3 20:43
ポケモン(タッツーにて)[group]206/3/3 20:42
緑のたぬきtonpek...11*06/3/3 20:27
ループライダーmaumi1*06/3/3 19:58
カルタアソビ〜人を殺す人〜美味1*06/3/3 19:55
ぼろぞうきんの春服部 剛18*06/3/3 19:43
魔王と出逢った(マントの開店)[group]イズミナツキ2*06/3/3 19:40
愛の言葉小鳥遊儚106/3/3 19:11
[ 天使と僕(よりみち)][group]渕崎。006/3/3 18:01
言葉の欠片ノクターン1*06/3/3 17:38
FISH N.O.ヤギ5*06/3/3 17:27
姉山右京006/3/3 17:22
*っぽ*[group]かおる13*06/3/3 17:03
まつわってしまった人たちさいらと306/3/3 16:23
乱丁だらけの古本屋蒸発王4*06/3/3 15:46
あじみをさせてヤギ9*06/3/3 15:31
ひな祭りあおば5*06/3/3 15:25
ワールドアパート[group]モリマサ公6*06/3/3 14:04

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