はるかに遠ざかった
その日から跡をつけてくる
くらしのひびきとは無関係に
名前も顔も知らないものが
それはひょっとして
....
歩き出したかったんだ
確かな1歩を
ねえ
もう 飛び立ちたかったんだ
全ての
過去から
飛び出したいと
思ったんだ
逃げたいと
思ってしまいそうに
なるんだ
ca ....
*
とにかく、ひとりぼっちになることだ。
深すぎる色と透明からはなれて。
*
希望を描くことができないとしても
私にはいまだ言語中枢が残っていて
そして右脳にはあの森が残ってい ....
このじきにだけ あらわれるから
春の妖精ともよばれます
すぐにおわるけど ちゃんと悩んで
泣いたりしないと 花ひらきません
ゆっくり急げ きみたち
おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい誰かーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいー ....
ま
だ
で
き
て
な
い
やはり何も無くなってしまったのかと考える。
呪いと自己愛だけが自分なのかと考える。
しかし、もう、人間的な世界からは何も生まれてはこない。
折れた鉛筆の先を親指とひと指し指で ....
赤く熟れた甘酸っぱい苺に
白くて甘いコンデンスミルクをたっぷりかけたら
貴方が甘ったりぃと苦々しげに呟いたから
私は少し意地悪がしたくなって
食べかけの甘い苺を貴方の唇に押 ....
小さな僕らの手が創りあげる物
それは時に優しさだったり
それは時に狂気だったりする
世界の平和を願い続ける
その一方では相変わらずの戦
昨日の人も死への道を歩む
手を伸ばせば君を止 ....
午前3時に シャーペンの芯が切れた
俺にとっての生命線だ
午前3時にシャーペンの芯が切れた
至急コンビニへ買いに行くのだが
シャーペンの芯だけ買うのは何かカッコ悪い
コンドームを買いに行くカ ....
音もなく降る雪
泣いているのかもしれない
白い
空の向こうで
殺された小さな手と
殺した大きな手
どちらもあなたに似せて造られた手
耐え難く
愛しい
泣いているのかもしれない ....
朝の街をあなたと
歩きたかったよ
腕を組んで
すれ違う2人連れ
女の子は笑顔でいる
男の子は笑顔でいる
夕べはどう?
私たちは
夕べはどう?
あなたたちも
まだ
デパ ....
乗客まばらな電車の中から
ポツリと見えて
スルリと過ぎる
あの黄色が好きです
坂道下る車の窓から
チラリと見えて
クルリと消える
あの黄色がいいです
冬でも春でもないから
ボ ....
涙の屍を越える時
人は何を見るのでしょう
もう
美しくはない涙に問うても
答えはせず
青春を賭けて輝こうにも
この地の青春は
みな死んでいる
踏み越えて
駆け抜けたその先 ....
海に沈んだばかりの太陽を忘れ始めた頃
一番星が綺麗だね、
これから盛り上がる都会{ルビ都会=まち}を避ける
アルコールもカフェインもいらないよ
ホールじゃなくてブースがいいんだ
暗闇 ....
昔、テレビで見たのだが
二酸化炭素の排出の増加によって
地球は巨大な虫眼鏡に
包まれたかのようになり
そのせいで温暖化が進んでいる
のだと言っていた。
さらに昔のこと。
私は虫眼鏡を ....
みっつ数えて
1・・・
2・・・
3・・・
そして深呼吸
ため息吐くみたいに
ココロから出てくるシャボン玉をパチンって割るの
そうするとね ....
うたかた
泡となって
消えないよう
輪郭を撫でる
せめて
触っても
壊れない程に
うたかた
私によく似ていた
静寂に
手のひらから
生まれた 蝶
....
どうにかなるさ、とか
ノートの隙間に落していた気がする
過ぎたことを半分にして
明日の方へ送りたい
繰越し続けてあぶれた一日は
最後はどこへ行くのだろう
上手く折り返せない水曜日に
....
僕は元気でいます
きみのことは忘れました
きみと出会って
流れた月日は
僕のこころの海底で
静かに静かに
眠っているのでしょう
さよならも言わずに
きみは消 ....
きみのために
僕のために
何でもできる僕になりたい
きみが笑う時も泣く時も
いつもそばにいれる僕でありたい
きみは今
遠い遠い存在で
僕のことすら知らないけ ....
光は定められていた
かなしいことを忘れていった
太陽は紙からつくられた
はがせるだろう
そう願えば
(余白)
幸せでしょう?
そうですね
幸せです
幸せです
....
通りすがる垣根の向こうで 弾かれる弦
高い日差しの 白骨
互いが太陽である為の音階を口ずさむ 一拍に静寂を求める
互いが太陽である為の{ルビ詞=ことば}を一輪 波風に安寧がたゆたう ....
爆弾あられ
爆弾あめあられ
莫逆非道の爆弾
爆弾降る夜に
爆発娘が手に入れた
爆裂売買証明書付き
爆弾猫付き
オンボロ絨毯爆弾住宅
支離滅裂な言語体系を爆破する
....
あの人が この胸に突き立てた青いナイフを
血を吐きながら 右手で抜いて
泣きながら あの人の左胸に突き立ててやったら
「こんなに痛かったのか、ごめんな」
なんて言いやがるから
もう立ち上がれ ....
月に照らされた女の顔が銀色にひかる
暗闇に 紅く染まった両手をさしだすと
月が狂ったように笑いかけてくる
女はそれが何だか恐ろしくて 嬉しくて どうしようもなくなり 泣き叫んだ
....
耳たぶを
どうか
噛みちぎってほしい
此処から出られなくていい
私が誰で何処から来たのか
なんのために生きているのか
なんども問いかけて
なんども見うしなう
歌なんか
....
この街で一番高い時計塔を勝手に「エッフェル塔」と名付けたきみを、
今日も僕はそのエッフェル塔まで迎えにいくんだ、自転車で。
そのエッフェル塔の真下にある噴水に腰掛けて、
つまらなそうに足をぶ ....
ブルガリア
ローズ・オイル摂取する
あなたとならば
触れ合いたいのよ
手を繋ぎ
じわり濡れゆく
感情線から恋愛線へ
薔薇香水は
流れ 流れて
黄 緑
....
元気ですかというのは
元気でいてねという期待
でも過剰な期待はしたくなくて
ただ存在がなくならないでという
願いだけしか持てない
だったらいっそのこと
元気でいてねと言えばいい
だけ ....
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