悪い事をしようよ
もっと
いけない事をしようよ
飛び出しそうな
心臓の音を聞いて
愛したい人を愛して
それが
罪なら
悪い事をしようよ
もっと
いけない事をしようよ
....
生きる意味に悩んでいるなら
悩んで悩んで悩み抜いて
大いに苦しめばいいよ
それでも君は幸せなんだから
今すぐにでも死にたいのなら
遺書のひとつでも書いて
とっとと死ねばいい ....
君のその
太陽のような
眩しい笑顔
みんなに
降り注いでね
けれども
やっぱり
僕が
一番近くで
浴びていたいな
多少
あつくても
我慢するからさ
退屈なのは自分のせい――と、かつて僕らは
それを殴っていた。うとうと眠りかけた時間を
時計のなかで凍っていく時間を、叩き起こすように。
おかげで今じゃ、僕らの時計はパンチドランク。
秒針は、 ....
きのう天き
うらやんで
あすのてんき
期待する
今日のてんき
おざなりに
しゅうかんてんき
いっきいち憂
永遠のいまがここにあるだけ
えいえんの今だけココにある
きのう ....
Dear Fujiko
出がけに大雨だったので,
駅まで車で送れと女房に言ったら,
ブツブツいわれて,
キレタ
(オッ,なんだか詩みたいだなぁ)
タクシー拾おうとし ....
私の腕から流れ出る血は
残酷にも「私」を留めたまま
抗うことさえ許されないのは
私が罪を犯したから?
貴方は私の外側だけを見、
狂いかけの機械人形を笑いながら壊してるのね
....
+++++++++++++++++++++
+駆け抜けるは陽炎+爪に焦げた風+絡まり+
++++++++上+痕+点++車+++++
+++早++雑+す+を+の+++++逃++
++引く手数多+ ....
目覚めのあと 君は ポケットに
物語を入れて 歩き出す
星達がかすれてゆく
夜明けの波が
足跡を消す前に
渚でひろった卵の殻を
見つめても
思い出せない家路
....
あなたに手紙を書くけれど
あなたは返事をよこさない。
あなたに電話を掛けるけど
あなたは受話器を握らない。
聞きたいことがあるのよ!
沢山ね。
言いたいことも沢山あるのよ!
あな ....
恐怖は予感の中にある
また希望も
子供たちよ
お前たちは予感に満ちている
予感とは芽
野放図に枝はりめぐらせる巨木の苗木
声ほとばしるとばぐち
かき鳴らされる開放弦
お前たちは ....
今日も空は曇っています
鈍色をした雲が重たく
空が底を低くしているようで
手を伸ばせばその向こうにあるはずの
光にさえ手が届きそうな
そんな気がしました
貴方は変わってしまったと
私 ....
道端で猫は死んでいた
まだ少し温かくて
血を沢山流して
死んでいた
この寒空の下で眠る彼が
こうして冷たいアスファルトに横たわっているのを見ていると
僕も彼も
なんだかひどく ....
ふきそくなからだ
それは、こきゅうをすることさえつらくて
いきをすいこむだけでくるしくなってしまう
にさんかたんそをはきだすことをためらってしまう
こきゅうをすることは、こんなにくるしいこ ....
海の波間を縫ってたゆたうクラゲのように
人の波間を縫って歩けたなら、
もう少し 呼吸をする事が楽になるだろうか
止まったままの波間は、窮屈で 息苦しい。
戀猫 狂ヒ鳴キ
狂ヒ鳴ク
狂ヒ鳴ケ
イツノマニ 狂ヒ舞ヒ
狂ヒ舞フ
狂ヒ舞ヘ
ソシテ往ク
戀猫 狂ヒ逢ヒ
狂ヒ逢フ
狂 ....
若葉に抱かれ
ひっそりと眠る
ぐみの実
指で触れる
ざらりとした果実は
甘くて苦い くちづけ
次の春には芽吹けよ、と
その種子を天へ飛ばそ
お月見の日に
呪文のように祈りを囁くと
願いが叶いました
という噂を耳にしたので
信じて囁いてみたところ
私はにんげんになれました
でも気になることがふたつだけ
しっぽとねこ ....
大きな口を開けたワニが
天気の真似をして
すっかり晴れわたってる
魚の数匹は遠ざかり続け
それでもまだ
誰の指にも泳ぎつかない
沢山の羊を乱雑に並べて
さて、どれが正解で ....
今日もわたしはあなたに貰った
たった100円ぽっちのボールペンで
無限大の愛を込めた手紙を
あなたに向けてしたためます
原価100円、無限大の恋なんです。
嗚呼、もうそんな時期ですか
そろそろ春が訪れますね
庭の片隅につくしがこそりと顔を出し
鶯たちが鳴き始めましたよ
梅の蕾はほころんで
いよいよ桜も咲き始める頃合でしょうか?
....
揺らめく波間に
繰り返し見た雑踏
が紛れた
千切れた空虚は
まるで私そのもの
必ず会う誓いも
砂の血のように
....
恋しい 忘れない 忘れられないの
あなたに抱かれた瞬きを
どんなに身体を流しても
どんなに他で抱かれても
心はあなたを求めて
愛おしい ただ強く 忘れられないの
肌を愛でる ....
ちったかたった ちったかたった
ちいたかたった ちったった
ちいたかたった ちたたった
ち たっ た
悲しむための歌が生まれたような
そんな気がする日もあるけれど
....
ゆうぐれが
ゆらゆら
なみだを
あつめながら
まちを
つつみこむように
あさもやが
さらさら
あたらしい
ひかりたちを
なでて
ながれていくように
....
きみがガンガン彫刻刀で
ぼくの胸を彫った
そりゃ彫った
彫って彫って彫った
彫刻等は曲がった
曲がり果ててもまだ彫った
とびちった粉末や
木片に汚れまみれて
きみは
こんなん出て ....
気の毒ですなぁ
ほんに、ほんに気の毒なこって
フワフワから ヒューですもの
ガタガタから ドーンじゃなかったですか
それもちょっと どうかと
言い替えるな ....
餅 食ってるからだろ
そうじゃないと 力は出んゼ
下駄ですよ、下駄は下駄でも
健康になるツボツボ下駄 はいてるんですよ
人口が多いからな
例えば作り過ぎた
カレ ....
路地裏の台所
いつも泣きながら言い訳を調理する
どこに傾いても、コンセントに差し込む場所が見えないので
とりあえず玉ねぎを切っていた
ということにしてみたい
*
電子レンジに生 ....
まず、最初の一発が痛い。
大抵、この最初の一発で重症を負う。
なにせ、皆、逃げて隠れるのに必死だから、
遠くに飛ばさなければならない理屈は分かるが、
最初はかくれんぼみたいに100数えるのでも ....
5331 5332 5333 5334 5335 5336 5337 5338 5339 5340 5341 5342 5343 5344 5345 5346 5347 5348 5349 5350 5351 5352 5353 5354 5355 5356 5357 5358 5359 5360 5361 5362 5363 5364 5365 5366 5367 5368 5369 5370 5371
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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