あしたがこない
夜が死んでしまったのだとおもう
夜死
それすらも善きサティ
ずっと眠る
眠る
ドーナッツの穴
こどもたちは夢を見る
....
私お坊さん
意外と偉いんだよ
もう髪ないだよ
ハゲと言わずに坊主と呼んで
なむやむくむんとむやむくむん
ぽくぽくちーん
ちーんちーん
悟りの境地に達すれば
やましい雑念など
ちーんち ....
アワモリ
ゴク
シュドンキューン
クララ
ウメェー
パタム
グゥー
・
・
いいヒト
悪いヒト
いっぱいいるけど、みんながヒト。
人生、自分ひとりで生きてなんかいない。
とおりすぎていくヒトもヒト。
すべての出会いがボクを支えている。
かっ ....
ほどけた靴紐を結びながら走った
朝はいつも苦手で
腕組みしている先生の顔を見ないように
校門を駆け抜ける
一時間目から六時間目まで
机に突っ伏して眠り
部活だけはさぼらなかった
そん ....
詩は情の鳴らす音色
言葉
意味
宇宙
感情
海と空とをつないで
わたしたちがいる
ということを
鳴らす
詩は魂の描く絵
涙
息
波
愛
形無きものを塗り ....
もし愛に辿り着けたら
まずその中の闇を探り当て
もぐり込んで
しばらくは眠ってしまおう
ふいに軽くなったからだから
いったい何が抜け出したのか
いつものようにうつむいたまま
何も思うことなく歩きつづけた
なぜか息をするたびに
ひとくちの黒が出ていった
....
今朝から元気な
うさぎは雪で出来ていた
おはようと声をかければ
おはようと返してくるし
動けはしないものの
今日も元気でいられることは
いいことだ。
うさぎは冷凍庫で冷やしてやると
....
東京の空に雪が止まって
カサリ カサリ
ファルトを染める
家路を急ぐ群衆にまぎれては
いつもの景色がよけいに悲しくて
変わらない信号とか
不満がよく似ていた
体と相反して ....
べろりすくのかたわれは
ひらがなのみでかたります
とうふのかどのかときでうった
こいびとたちのしがいのうえで
とうふでっぽうだだまるの
かたことばなしのくりかえし
おもいもつめずに ....
あいたい あいたい
あなたの気持ちが離れないように
いますぐ あいたい
わたしの気持ちが消えないために
いつも そばにいて
いつも 抱きしめて
いつも 声を聴かせて
あいたい ....
おフランスに生まれて、大阪城で育ったこの俺が
おまえの奢るハンバーガーなんか食えるわけないだろ
俺は庶民に万札をばらまくので忙しいんだ
そして世界のあらゆる要人と会わなきゃいけない
おまえのよ ....
曲線だけで描かれたノマドの世界に、わたしはモーツアルトの直線をさしいれる。忽ち、あざやかな弧を描く、世界の始めが出来て、終わりが作られる。弧からひろがる秩序は、溢れるほどの音符を創り出して、お互い ....
この道を通るのも今日で最後
この三年の間にビルは多く建ち
三次元を上手に利用している
国道沿いの車の多さは相変わらず
排気ガスには大分慣れた気がする
卒業への時間は僕の気持ちに反比例 ....
もう 泣かなくていい
その傷を 隠さなくていいんだ
生きるために 泥にまみれ
泣きながら 小さい存在を踏みにじった
その度に ささくれが深まっていった
這い上が ....
昨日まで存在し得なかったものが
今、生まれる
月は満ち始めている
仲間は3人目の子を産む
形を成さない断片が
在る法則を成し始め
一つに集約されていく
形を成さな ....
つくしは みな
めをつぶっている
はるのにおいを
かいでいる
せのびして
せのびして
砂浜
貝がひとつ
海の広さ
貝って何年くらい生きるの?
死んで 人生は短い
生きても そう思うだろう
人が生きて
様々なことをしでかすのは
不思議で
教えられること
ばかり
....
たぶん
ビタミン
ほしい
おいしい
ビタミン
とろける
おろな
みんしー
だから?
1000
たけだ
ビタミン
ねむいの
かも
ほーっと ....
しんと静まり返った
私は中空
見果てぬ層雲の雪崩れは
悔悟の波
あぁ
こんなにも
月は小さいというのに
清かめく狂われた木蓮の
紫を濡らせた私は ....
昨日ひろったきれいな小石
たとえば人は
磨かれる前の宝石の原石のようだということ
未完成なままの美しさを知っているから
そっとしておいてください
そんな 淋しさ
....
夜道を散歩しながら
人知れぬ夢を呟くと
胸に溢れる想いは
目の前の坂道を昇り
仰いだ頭上には
只 白い月が
雲間から地上の私を見ていた
半年前
オートバイに乗ったお爺さん ....
つきはなく
ほろほろと
こぼれるよる
さらさらと
はしる少女
かぜをまとって
だれにもはなさず
だれともはなさず
ひとりきり
よるをいく
つきがなく
よるにひっそりと
さみしく ....
忘れることも出来ないだろうけど。
歩いていく爪先に、力をこめて息を送る、つ
まりはそれだけのこと。歩き続けるのが世界
で、歌を引き伸ばして道にしてみたい。今日
も一日が優しい、そんな今 ....
この宇宙上には あらゆる物がある。
その中で絶対的な力を持つ人間。
自由に動き回れている人間以外の動物。言葉は話せるけど仲間にしか理解できない。
自由に動き回れず言葉も発し無い花々。 ....
その夜 女神が降りてきて
真実を映す鏡だと言うから、覗き込んでギョッとした
これは私ではないと訴えたら 女神は笑う
皮膚が剥がれているのは
上っツラだけ善く見せようとしていた所 ....
あなたを思いながらわたしは男に抱かれています
この世から離れていたくて
あなたに恥ずべき事ととは思っていません
恥ずかしいのは生きている、その事です
あなたを思いながら男に抱かれるのは
....
鉄の味が庭先をくるくる泳いで
昔の叔父さんに似ていた
遅すぎたわけではなく
けれど早すぎたわけでもない
生まれてこないものも
生まれてくるものと同じくらいに
表札の所有者なのだから ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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