心の奥に隠してた
泣いたり笑ったり
君の顔模様
君は女の子
僕は女の子
好き
僕は 君を
好きになる罪を
君は知らない
知ってるかい?
どろどろの
僕の 汚い感情
....
自分を壊す試みに疲れて
ふと窓の外を見ると
静かに細かな雨が木々の葉を打っていた
今の私にはけっしてとどかない
やさしい雨に打たれているすべてがうらやましい
手を突き出して受けた雨は ....
ぼくは悩んでいる。
毎日毎日悩んでいる。
そう、悩むことがすでに趣味なのだ。
ぼくたちは小さな悩みをどんどん大きくしていくことが楽しみなのだ。
世界の難しいことがらのほとんどは ....
ひとことだれかになにかをすなおにささやくことそんなことぼんやりひていしながらたばこふかしてこーひーのみほす
いつもの道を少し遅刻しそうな時間帯
僕はいつも通り自転車を走らせる
今日はちょっと寒くて
冬物のダッフルをタンスの奥から取り戻したよ
寒い日はわりと好きで
冷たい風に頬をはられ
僕 ....
特別な思いは全部
紙につつんで捨ててって
ドアを開けた人がいる
いつもの朝が
いやにまぶしいのは
今まで下をむいていたから
足元を見すぎて失った
光と憧れに気付いた
どこに ....
いつであったか忘れてしまいましたが
かって「死と生を考える」というテレビ対談で
上智大の教授であったA・デーケン氏は
アナウンサーに答えられていました
....
だれかれかまわず 噛みついて
信者をふやしているが
きみだけは天然のまま
わたしを
蹴ってほしい
ひとはとしをとれば しんでしまうよ
どんなに ながいきしても
いなくなるよ
うつくしいひとも ふつうのひとも
せのひくいひとも ようきなひとも
としとれば としとらなくても
ひとはしんで ....
しごとのかえりにあるいていたら
いぬがよってきて
ぼくにこえをかけてきた
「たろうさん たろうさん」
ぼくは たろうじゃないし!
「だんごくれたらついていくよ」
こられても ....
四六時中
机に描いた絵の具の残るカスを
爪で削りとって
地面にはおが屑がいっぱいで
遊園地のブランコがないみたいなもんで
紅色の唇形した地面の跡へ
丸い手足をその場に投げ出す
....
ノスタルジア
いつもこうやって
桜がひた隠すものに手を伸ばして
節目を告げる煙を掴むと
光が彼らを追撃した
西に傾いた太陽は
尊大で
不吉で
鐘を左手で鳴らした
国が死んだあ ....
なまぬるい水道水がでてくるように
母の
セリフめいた会話にみえかくれするようになったやさしさ
ささくれ
父の所在
定点カメラから送られてくる映像
兄弟のマグあるいは祖母のゆのみ
あるいは ....
藻採り雪の近づくと
炉端できゅうきゅうと
支度をする祖母は
乙女に変わる
潮の滲みて来ないよう
きゅうきゅうと
生憎の戻り雪になるも
膝をさすりながら
華の起つ藻場
の向 ....
ふきっさらしの荒野だ
私に遺されたのは 道なき道
この生命のゆらめく灯火のなかに
失った君の幻影をとどめ
ずっとずっと 歩いてゆこう
永遠の 静寂を生きる君
目を閉じれば 鮮や ....
今年も寒さが
深まると、
冬の将軍
雲にのり、
真白い花びら
まきにくる。
桜もいちょうも
ぺんぺん草も、
真白い花を
咲かせてく。
....
春の息吹はすぐ傍に来ているの言うのに
貴方はその場を立ち去ってしまった
空に散りえる星々の数
{ルビ宙=そら}を流れ一瞬の輝きを発し
私たちの目の前から消えた
流れ星をいつから綺麗と ....
水に溺れて
魚は魚でいられる
空に溺れて
鳥は鳥でいられる
土に 木に
溺れて
虫は虫でいられる
世に溺れて
人は人でいられる
ともよ ともよ
私たちは
....
人には決められた運命がある
人の歩く道には決められた道がある
神には誰も逆らえない
運命を切り拓くなら神に祈れ
Jesus--Please help him!
神には決められる気まぐ ....
夏風邪の悪化した僕には似あわなかった
安っぽい向日葵の柄のワンピースを着た君にだって似あわなかった
この部屋の築弐拾年という白かったはずの壁にはもっとずっと似あわなかった
どこにおこうか、買って ....
今朝の新聞は白紙であった
そして
少しのポエムが余白をさらに白くさせていた
誰も何とも向き合いたくは無かった
あるいは
とても向かい合いたいという気持ちが
無力さあまりの孤独を超えていた
....
?
おやすみなさい
の 一歩手前で
あなたが瞼に口づけするたび
生まれて初めて目にした光
を思い出しました
ツキン、と 氷の欠片が飛び散って
あなたが狩人の鋭さでもって
....
物事は身
その本質は骨
言葉は身
言いたい事は骨
食べるのは身
捨てるのは骨
見えてるようで見えてない
大切なのは知ってるけど
命は全て平等だと云うけれど
君たちの命はあまりに軽すぎます
並べられた写真は
死刑囚のようです
あと数日後に
君たちはもしかしたら
この世にいないかもしれません
出来る事ならば
....
午前二時の町に
星空はなかった
海の向こうの国に
旅立ったまま
この町の空は留守になっている
遠い都会に行ってしまった
若者はもう生まれた町のことなど
忘れてしまっただろうか
....
17時の眠りから
22時の目覚めを経て
1時に途方に暮れる
今は月曜日だというのに
喉に注ぐお茶
吸い続ける煙草
秒針は滑らかに
目覚ましを回っている
散らばった部屋で
一人 ....
芙蓉散る冬の朝 砂礫梳いて礎くコンロ
アルカロイド晒す寒天と 三毛犬ロース食べる
妄想フロンティア 黒い放蕩息子と天幕航路
食物塩基と瑠璃の窯遣い 永久凍土を往く
また、君を待っていたいから
静かに爪を切るたびに
振り分けられる私を想う
君が生まれる
空をもう一度構築したい、から
また少しの嘘を零した
細分化された過去が、崩れて
いくつかの今に私が ....
春の陽射しに
紅い花びらが開いてゆく
美しさはあまりに{ルビ脆=もろ}く
我がものとして抱き寄せられずに
私は長い間眺めていた
今まで「手に入れたもの」はあったろうか
遠い真夏 ....
あの方と初めてお会いしたのは,
確か,昭和7年の天神様のお祭りの時
お父様の会社の方のお知り合いとかで,
あの方から声をかけてこられた
怒りながら
呟きながら歩くこのババを, ....
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