た ち つ て と
と っ て ち っ て た

ただ立ち竦む
小さな瓶のなかに
冷たい眼球がひとつ
手紙を添えて
とくんと飲み干す
公園には
人の影だけが
無数に灼きついていて
それを線で結んで
陣地を奪いあう

そんなゲームが
子どもたちの間で大ブームだ

大人たちも
同じように
無数に灼きついた人の影を
 ....
■■■すべて■■■過去に■■■吹っ飛ばして■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■流れる■■■景色の■■■■■■彼方に■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■猛烈な■■■■■■ ....
付き合って一周年だからケーキを焼くとキミが張り切ったとき、
嫌な予感はしたものの、僕は何も言えなかったんだ。

おいしそうな香りがしてるでしょう?と、キミが家に僕を招いてくれたとき、
明らかに ....
本当はとても優しい
だけど
それをうまく表現できない
人を愛することに
慣れていない
人に愛されることには
もっと慣れていない
あなたは不器用で
私が見つめると
すぐに
うつむいて ....
夜という時間は僕にとって魔法の時間。

だって昼間と同じ音を奏でても全然違う感じを受けるんだ。

それに夜は何時まででも起きてられそうな感覚に陥るんだ。

だから僕にとっての魔法の時間なん ....
あのころは
     あすもまた
<時>が出産をかさねる
  とおもっていました

このごろでは
      あすもまた
<空>が流産をくりかえす
  とおもう ....
5年生存率88%

そんなふざけた確率論なんて
頭のいちばん片隅の
記憶のガラクタの山の中に
深く埋めてしまったはずなのに
あれから4回目の春が来て
そのガラクタの山に
小さな芽が生え ....
ザラメ ザラメ
その名を呼べば    
甘い夜風が
    
         う
        ょ
      び
     
と吹く

夜のお祭り
始まって
裸電球

 ....
                   ねえ、かけっこしようよ

                   だめだよ、僕は




              そよ吹く風



    ....
「久しぶり」と笑顔を交わし
「最近どう?」といつもの挨拶
そして、
「別に」といういつもの返事

朝が来て 夜が来て
またそしたら朝が来る
昨日も「別に」
明日も「別に」
そんな何で ....
海は
暮れながら
静かに凪いで

潮風は
夕日を寝かしつけて

あんず色に染まった薄い雲は
迷子の子猫の形に似ていた

風に流されて
おかあさんを探していた

みい
みい
 ....
高らかに終わりを告げて、終わりに印をつけます。(何故なら、あなた)

そう。足は上げられます、中身は、今見せられて潤み始めます。

ひっくり返され、 あなたの裏側をを示して、今赤い割れ目を開拓 ....
私が手にしたのは
真赤に熟した果実

二つの嘘

こうこうと
羽虫を誘う灯り
死に近付く熱を放って
いるとも知らず
気づくのは
焼けただれた羽が
もう風を掴むことを忘れた時

 ....
過去からも未来からも見捨てられた記憶を
棚の何処にしまおうか迷って夢にする

どこからだろうと
どこまでだろうと
真っ青な背景で僕は君の夢を見る


それはしあわせで しあわせで しあ ....
カーテンの外で
もう明日が始まっている
私は今日すら消化できないまま
部屋の中で立ち止まる

こんなに簡単に
昨日は手に入るというのに
狭い部屋に溢れかえって
いつまでも抜け出せない
 ....
 
メリーゴーランドにのりたいの
あの白い一角がいい


かげろうゆらめく
君の瞳に反射する
ひかり

昇華した太陽が
並んだ影を焼き付ける
アスファルト

蝉時雨を踏まない ....
四角に区切られた空間で僕は生きている

死角が殆んどの世界で生きざるを得ない

六畳 頼りなくファンヒーターは燃え続ける

猫の鳴き声ははるか遠く 春声を張り上げて啼いている

春にな ....
ゆきつく先は土に似て
朽ちた葉の色は赤
月は青く 冬の空はせまい

冬の雨はさびしいまなざしに似て
見つめることをこばみ続け 終わることがない

男と女のあらそい事のように変わりつづけ
 ....
 ただ凍えていた 一人の夜

 あわただしく過ぎる毎日に

 人のぬくもりだけを切望していた

 ないものねだりは僕の趣味

 あなたからの愛しているという

 言葉をどれだけ待っ ....
2年ほど前になるだろうか。
僕は落とし物をしてしまったのです。

それはとても大切なものだったので、ずいぶんと長い間、血眼で探しまわっていました。

でも、それは決してどこにも、その欠片さえ ....
朝が来るごとに
あなたが私を忘れていく
遠い誰かの名前を呼びながら
階段を上っていくその背中は
その先へ、飛び出していくように見えて
私はそっと指先を噛む

目の奥を覗き込みながら
通 ....
幼い頃知っていた
時間を巻き戻す
不思議な眠り

思い出せないままの
まっ赤な空がいつまでも続く
{ルビ夕餉=ゆうげ}の前の過ごし方

秒針も知らず
時計も持たず
生きていけた
 ....
22時34分、864文字にも渡る深刻な携帯メールを受信した俺は、
くだらないテレビ番組の笑い声をBGMに十字キーの下を長押し、
ナナメ読みで流して大まかに内容を把握後、少し酔った頭を回して
シン ....
あなた、むかし、ひとがいました
ひとは足で歩いてました
あなた、でもそれは、あなたではない
足の、裏の、歩くの、速さの、
それらすべては、あなたではない
あなたはまだひとではないから ....
きらきらと輝く星の中、
魚は泳ぎ
水面に浮かぶ 月に消える
掴もうと
伸ばした手は
彼らの尾にも届かない
ただ空を滑り
何十億も昔
星たちと交わした約束を
ひたすらに
集めているの ....
Yシャツの上の蜂だと思ってたら
発泡スチロールの上のYシャツの上の蜂 だった

飲み込んだふりだけ巧くできて
それでもタイミングは迷うんだろう
ドアの下の隙間から アイスの棒を突き出すのはい ....
メロディーがその仔猫を取り込むと
仔猫は
おびえた!!
あまりにも当たり前の光景なのでしばし見惚れると
たくさんのメロディーたちが仔猫を片っ端から取り込んでいった
これもあまりにもおあつらえ ....
かつて、そこにあった事が、言われます。



母の親のまだ母から、小さい家、乾いた川、ある村で、

子供の母からまたその伝聞の伝聞、過ぎた時間およびその源から聞きました。

村および町 ....
雨が冷たいから
泣くのでしょうか
心の隙間から零れるから
泣くのでしょうか

楽しくないのは
悲しいからでしょうか
生きているのが
悲しいからでしょうか

あなたがいないからでしょ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
106/3/20 21:00
パーク大覚アキラ206/3/20 19:12
StarGuitar1*06/3/20 18:20
可愛らしい胃薬が僕を手招くから[group]時雨6*06/3/20 18:04
好きな人かがり1*06/3/20 16:50
夜という時間[group]依玖侘 なつ...0*06/3/20 16:36
四行詩(抄)Ⅰ信天翁106/3/20 16:27
88%[group]大覚アキラ206/3/20 12:03
ザラメ[group]ふるる7*06/3/20 11:05
 草 原[group]2*06/3/20 10:54
いつもの挨拶快晴3*06/3/20 10:46
夜の[group]ふるる9*06/3/20 9:26
グランドフィナーレ篠有里106/3/20 9:22
街灯と月の関係美味2*06/3/20 8:15
夢違106/3/20 7:51
溜息とひとりごと夕凪ここあ1*06/3/20 7:40
ウニカウルフユキヱリカ7*06/3/20 3:09
ネコ電脳ノコギリ106/3/20 3:00
春の雨服部聖一106/3/20 2:33
心の氷河がとけたよ炭本 樹宏006/3/20 2:19
時には飾らない詩のように4361*06/3/20 1:57
薄いインクに霜天506/3/20 0:52
冬の終わりの草笛がたりぽん(大...706/3/19 23:53
レスポンスイグチユウイ...306/3/19 23:11
あなたは、まだたもつ906/3/19 22:07
約束蓮見306/3/19 20:57
7.相島一之[group]合耕2*06/3/19 20:41
メロディーの羅列たちが仔猫を取り込んでいったのです[group]今唯ケンタロ...5*06/3/19 19:19
case of murder篠有里106/3/19 18:14
でしょうか小唄アマル・シャ...506/3/19 18:03

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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