こっそりと覗いた季節の魔法
言葉にならない季節の輝き
もうどうすることもできない
暴走する感情の矛先
遠くでは生死に心を奪われてる人たちがいる
改革の社会
....
私の中で何かが眼を覚まし
それは動き始めている
それは触れられるものではなく
であるのに、つられて鼓動も高鳴る
長い冬を越していた
寒さに耐え、眠っていた
今、スイッチが入り
眼を覚 ....
反射する銀と、吸い込む黒、なめらかな砂漠
広大な二対の砂嵐がぶつかり
境界で色を溶かし合いながら混じり合う
大地が裂けてずれ合う様な音を鳴らしながら
二対の中央の足元、無風の空間に
黒コ ....
眠れぬ夜
たくさんの星空のように
過去が僕の前に瞬く
どういうわけか
苦い思い出だけが
僕の胸に突き刺さる
偽りの愛で
紛らわしていたけど
空しく悲しい
....
いつか
すごく詰まらない詩を
書いてしまって
私はそれを破り捨てた
なのに君は
破られた詩を
四苦八苦しながら繋ぎ合わせて
時間をかけて読んだ後に
すごく良いね
と笑った
本当に君 ....
また行く。
今日は風が速いから、
飛ぶように雲が飛ぶ。
わたしときたら、
口を情けなく開けたままで、
首の疲れも忘れて。
噫ーーーーーーーーーーーーーーー
などと発語 ....
パイプオルガンを見つけたかった
彼が言っていた
そのパイプオルガンを
僕にそのパイプオルガンは弾けそうにないが。
「機械ってね」
「ああそうですか」
「小動物の骨の無数の結合からできていると思っていたんです」
「ほうらやっぱり……」
「易しい感じがしませんか、ほら、こう……」
「むしろなまぬるいと」
....
入れたての
れもんてぃーを
口に含んで
あんたの隣
小さな距離が
もどかしくて
寄りかかる
隣にいるのは
あんただけでいい
あとはいらない
たとえぼくが
ただの猫でも
眠れ ....
死はこなされて
機械は内側を滑り込む
透明な肌を従えて
最大を飛ぶという試練
地球が地球という回転をすることに
墓守達は無関心だった
無関心という海に住む
魚のように
名曲は肌 ....
冬を轢き殺して
冷たい空気と声を引き裂いて
春の電車は来る
目の前を通過して見えない
速度制限無視の乱暴さで
別れを言う暇もない
いっせいに芽吹く色を
羨んだのはだれ?
冬は粉 ....
窓辺に置いた花が
枯れてしまって
悲しむわたしのもとへ
風が
山の裾野を渡り
あなたの窓を
こつんとひとつして
わたしの窓にも
こつんとひとつして
風の
通り道が出来たことを
知 ....
洗濯板の上で転がる飴玉が
ある時間 止まって見える
土を固めることができる赤い薬で
米俵を三角に切り裂き
屋根の上と 自分の頭の上で 同じ形をとらせたら
湧いて来る点と点を結べるのは ....
何かの罠のような路地や家々の間を抜け
無造作に置かれたきらびやかな板をぬい
話しかけようとするものは話しかけてくるだろう
水の下の水 道の下の道
空白を埋めることでよしとする輩 ....
古い雨が降る
小糠みたいな雨が降る
"The rain is raining." と唄ったのはイギリスの詩人だが
赤い髪をした僕は「ひゃ 〜〜 」と歌う大馬鹿野郎さ
おじい ....
ゆれてる
あたたかい
草花よけて歩いてる
大きな空に夕日
タンポポがただよってる
自転車を丘の向こうに
置いたままだ
丘のふもと
なで肩の紳士が
高速道路 ....
庭隅のさざんかがぽっとり落ちている
古戦場の血糊のように
ときいろだったわたしの季節も萎えてしまった
老犬のくちもとのように
脳髄 ....
なにも届かない
耳は犬にくれ
響きを伝える大気は吸い尽くした
知らない人がいる
その人は、歌を歌うらしい
地球の裏側か隣国か
私には知るすべもないセ ....
草の香りに 身を潜ませ。
振り仰いだ青の おそろしい深さ。
アレハ なつかしい歌うせせらぎ。
この空の対岸から美しい音色が来る(と思う)。
ココハ 天のほとり(きっと)。ずっと。
微 ....
きみなんか大っ嫌いだ
詩にして卑怯でしょう だけどあまい夢ばっか見るから
机の苦い味に耐えられない だから
あんたなんか大っ嫌いだ
嫌いだよ
きみなんか あの橋と
今落ち ....
冬の花火が出発告げるよ
今夜
コンクリートじゃなくて 深い海だよ 路上はね
ちぎれ舟抱いていけば冬だねまだ
掌に乗るくらいの自奏琴 宝石に似せたガラス球まぶした
そんな都会ばか ....
なにもかも
イヤんなっちゃって
涙なんかちょっと浮かべて
高いビルのてっぺんあたりで
遠くに見える
もっと高いビルのてっぺんあたりをにらみつけながら
手のひらを
握ったり
開いたり
....
僕は烏になりたい
と言って飛び立っていってしまった少年が
まだ帰ってこない
どうしたの
と、聞いても
答えはない
真っ黒な翼を手にして
そして
真っ白な心を
必死で隠した ....
キリストの父親である男が、玄関の扉に磔となって帰宅する。
彼の三歳になる息子の「オモチャ!!」の叫び声が、戸棚の奥に隠されていた
ぬいぐるみの、スヌーピーのキンタマの後ろ、階段裏の水道管のなかで ....
始まりは何時もそうなんだ
この名の僕が先頭に立つ
僕の悩み事は何でも最初
一番にやらなくてはならない
爪先立ちすれば後ろの眼差しが痛い
時には後ろに下がりたい
そして
こっそり泣 ....
落ちてくる雨が
まるで
あの日を思い出させる
窓から
眠る街を覗けば
切なくなるのはなんで
背中から
ひんやりと 伝わる温度に
真っ白に
過ぎていく時間が
じんわりと滲んだ
....
夢の続き
残像だけが残る
その声が
誰だか思い出せない
気づいたら滲んでいて
ぼくはただ
笑っていた
幸せだったんだよね
ぼくは笑っているから
温かかったから
ねぇ 今もぼくは
....
君が好きだった
梅味の飴玉買ってきたよ
いなり寿司も買ってきたよ
春用の服も
花粉症のマスクも
可愛い靴も
緑色のカーテンも
真っ白いシーツも
CDも
本も
雑誌も
全部、
君 ....
ぼくは詩人
詩になるものを綺麗に
そして美しく表現することに
努力を惜しまない
それはぼくの熱意
それはみんなへの満足
道ばたに咲いている花を見る
そこには1つの詩がたたずんでい ....
あれはどこからきたのかな
きいろくひかるまるいもの
だれかにきいてみたいけど
だあれもいないいないみた
{引用=
海沿いの一軒家
....
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