雲ひとつない



   ここはグラスの底


{引用=


        では次に、炭酸水をきちんと測って
        フラスコにいれましょう。さあさあ
       ....
今日朝目を覚ましてどうしようもなくて私は笑うだろう一体なんで夢を見てい
るのかアングルは微妙に歪んでとは言え正常ってのは何を持ってそう判断され
るのかはついぞ分からないそう多分これはこれでいいのだ ....
うだだ
うだだだ

ぼそそ
ぼそ

へっ
へへっ
へっ

あぁ
ああん

へっ

うだだうだ
うだ


(ねねちょねちょ)

あん?

うだ

あぁ ....
その木になる
だいだい色の
かきのような実は

一年に一度しか
ソコにならないから
一年に一度しか
食べられない

一年に一度しか

つつけない

東京 ....
緑の花が
緑の草原に
謙虚に咲いていました
豊潤な匂いに誘われた蝶だけが
その甘い蜜を汲むことができるのです

あぁなんと素晴らしいのでしょう!

私は蝶の後をこっそりと追 ....
駆け抜ける 音 
混ざり合う 声 

雑踏に紛れ 
あなたを探しています

忘却の果てに 
かすれた ひくい 声 響く
消えて 仕舞わぬよう 
繋ぎ留める

繋ぎ留めた 
悲し ....
その日も、少年(予定)は、間違えた言葉をそのままに口にする
変換の仕方も削除の方法も、最後には気付けないことばかりなので
いつまでも、「あ」と「い」が上手く発音できない
それでもいいか、なんて思 ....
あの人は私を呼ぶ
名前ではない 記号のような音で、
私は歌わなければならない
縛りつける鎖が痛みを伴うので
切ない声を あの人は悦ぶ

灰の壁に囲われた箱の中
羽根はとうに千切られてしま ....
誰かのせいにするのは簡単
自分のせいにするのは困難
逃げてばかりなのは僕の方
待つのをやめたのは君の方
居場所がないから僕の部屋
居場所が欲しくない野良猫
傷つけたのは本当は僕の方
傷つ ....
 その手 静かに

 ティーカップに添えられ

 石のように
 また
 白い風のように


{引用=
          午後の日差しが軽くなったと感じる。
           ....
あれは いつの頃だったでしょうか

公園にあった 長い滑り台
私ははしゃいで 滑り降りた
気を付けたつもりだったのに
両足を開いて 速くなりすぎないようにしたのに
震えてしまうほどに 私は ....
僕の熱を奪わないでくれ
僕を奪わないでくれ
止めてくれ、もう
熱を奪うのは
体が凍えてしまうよ
心まで冷めてしまうから
これ以上、僕を
零度の海に突き落とさないで
満たされる
病めて ....
いつまでも
いつまでも
いつまでも
いつまでも
いつまでも
きみと居たいんだ
そして
ずっとずっと
おはようと言いたい

そんな我が儘が
いつまで

いつまで
あの子を探して
旅に出た
あの子の好きな
歌口ずさんで

散る桜
浮かぶ月
どうして
眩しくて

あの子はどこにもいなかった
あの子はどこにもいなかった

記憶の中で
ただ ....
ため息が湿ってる
気持ちまで湿ってる

泣いたわけじゃないよ
ただ
疲れたみたい

汗もかいてないのに
少し濡れた頬

悲しいんじゃないよ
ただ
君が今何しているか考えただけ
 ....
薄暗い部屋の窓に
雨粒と風がぶつかって
音を奏でている

貴方はさっきから
弦を弾いて
膨らんだ音に声をのせて
随分幸せそう

届かないよ まだ
歩いていく先に貴方がいるかもわから ....
子供たちの遊ぶ声と思っていたのが
機械の音になっていたよ
ぼくは
旅立たなければ
旅立たなければならない
夜のうちに
この夜が明ければ
もう二度と終わらない光が来るから
ぼくは
旅立 ....
夜―コリアンハイウェイ。
広がるネオン 照らされた十字架のシルエット。
できることなら 僕はそこで祈ってみたい。
格子のすき間から チラッと見る神父。
椅子に座ったまま 声を喉に詰まらせる恋人 ....
暗い部屋で目を閉じて、唇を重ねる。
少し開いた唇から舌を割り込ませて、
舌の先で彼女の口の中を触ってみると、
自分よりも歯が小さい事や、
歯の表面がつるつるしている事や、
唾液に味が無い事を ....
回る風車を 川面に浮かべよ
風車は川面を渡る 風に吹かれていっそう
それを浮かべた 二人を向いて回る

   汚れた手のひらを 水中に差し入れよ
   手のひらは川の下の 流れに押されて
 ....
爪楊枝が太陽と泥を仕切るとき
音波がグラグラ揺れながら引っ張られてゆくのと
同じような見え方で覗き込みたい

滝と沖が縦だったとき引いた線とずれてるのに
肘の筋はここからよく見えて
定規を ....
この、聞こえない左耳で
この耳で聴いてみたい音
それは、世界に
あふれる音ではないのです

時間を追い抜いていく時計の刻む
バンアレン帯に太陽風が吹き付ける
海溝の暗闇で深海魚のため息
 ....
愛しき人へ

あなたに積み重なった苦しみに
どうか終止符を打たせてください

歪む顔は見たくない
震える背中は見たくない

さようならと
小さく手を振って
安らかにと
瞼 ....
茹でた卵白
大きすぎる腕時計
意図的な長い刹那
鳴る
期待をはぐらかすように
響きもなく
喩えようもない自失
上目遣いに
憐れみをあてにして
温泉場の射的場みたいにうらぶれて
電話 ....
涸れ果てた喉を潤す故に
あなたは涅槃まで水を引くという

(お空あお過ぎて
(わたくしの心模様もあお過ぎるのかしら


あお空を見上げ続けることは
あまりにもつらくて虚しいから

 ....
かさばらないように トゲトゲしないように
そう言い聞かされた綿が覆いの向こうで体を

折っている
毎日同じ国旗を並べても忘れるならこうだ、
と言って どの顔も長方形で隠すことにしたら

 ....
空にひかるのが 
星だか 飛行機だか
わからない
ぼくは
そんなにごった夜に なってしまった

神様は3匹いる
そのうち
1匹が
高いビルからとびおりて 死んだ

それでも
地 ....
夢明けは朝焼けと同じ頃
隣に君のいない目覚め
何処を探しても温もりだけ
掴めば指の間から零れ落ちる砂のような思い出

お気に入りの本を持ち
出会った頃と変わらない何時ものカフェへ
一番端 ....
 私には自分が岩であった頃の記憶がない。だが、確かに私はかつて岩であったのだ。恐らく私は、人の欲望に汚染されることのない高山の頂上付近で、時折空から降ってくる虚無の波を一身に集めていたと思うのだ。ある .... 三つの起き上がり小法師があった。
暇だったので、だいたいこうかなと
「みっちゃん」
「よっちゃん」
「いっちゃん」
と、愛称のような名前をつけた。
とたんに、起き上がれなくなった。

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ソオダ光[group]ふるる10*06/3/29 9:01
dreamscape(1)篠有里0*06/3/29 8:26
やつとぼくよーかん2*06/3/29 4:56
かきのような実なかやまそう206/3/29 2:28
果樹薫る音楽美味006/3/29 2:08
音声アザラシと戦...2*06/3/29 1:52
少年予定[group]霜天4506/3/29 1:41
夕凪ここあ2*06/3/29 1:27
My Room4362*06/3/29 1:09
CAFE[group]ふるる8*06/3/29 1:06
「いつかの少年」しいたけ5*06/3/29 0:40
宵病みのアイスノン美味1*06/3/29 0:35
永遠、蓮見106/3/29 0:34
空の彼方206/3/29 0:32
勿忘草色、空の色Keico2*06/3/29 0:24
逢えたら握手2*06/3/29 0:03
夜の旅立ち[group]今唯ケンタロ...6*06/3/29 0:00
コリアンハイウェイプテラノドン2*06/3/28 23:59
暗い部屋イグチユウイ...106/3/28 23:26
KAZAGURUMA金槌海豚306/3/28 22:31
17.山中聡[group]合耕0*06/3/28 22:29
モノラル、聞いてみたいたりぽん(大...1206/3/28 22:16
慈悲殺人[group]ラプンツエル5*06/3/28 21:58
ランボーと殺人アシタバ106/3/28 21:30
Op.14 季節のタブロー(春)[group]恋月 ぴの11*06/3/28 21:13
16.ヒュー・ジャックマン[group]合耕1*06/3/28 19:52
にごった夜に なってしまった第2の地球306/3/28 19:23
君のいない一日海月2*06/3/28 18:38
葉leaf10*06/3/28 18:23
なまえ竜一郎206/3/28 17:09

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