忙しくしていれば
孤独は自然と逃げていくものだから
快速列車から見える硝子の景色
研磨された雨玉が規則的に転がった地面は
じわじわと泣いている
高く積みすぎた気持ちは
誇張した不安に揺れ動 ....
「また何処かへ消えてしまった。僕の小さな星が」
「君の星?そんなものは何処にもないよ。君の物なんか何もない」

「どうしてあの花は一日中陽の当たらない場所に根付いてしまったの?」
「あそこに種 ....
薄い赤は
赤でありながら
その美しさのため
もうひとつ名前をもらった

赤に白をたっぷり混ぜて
桜色

少しの春と
たっぷりの青空を混ぜて
桜色
ぼくは詩人

ぼくの言葉はぼくの声
それはぼくの心
それはみんなへの気持ち

今日もまた

朝の散歩をしていると
いつかの教育者に出会った

一生懸命に問題を作ったようだ
□に ....
夢の中でいいから
逢いたいと
願ったのは遠い過去

時々
目の前に現れる
貴方と私の影に
心が離れていく

影に引き寄せられ
離れる心は
また私を抜け殻にする

所々に残った ....
                           (喪失の物語)


毎日の記憶が体積して
棚や机の引き出しや流しの下など
部屋じゅうに溢れて暮らしにくくなったので
彼女は思い立っ ....
{引用=
勉強


勉強はたのしい
つまらないわけではない
ただゲームのほうが面白いから
TVのほうが気になるから
パソコンやらないといけないから
続かないわけだ
勉強したいなあと ....
この腕が背中に食い込んで
抜けないくらいに
愛しさを抱いてつよく


この温度がたとえ
今日限りの独り占めでも
いまの私には無関係の未来
河原でハマグリを焼いた

たった一人で

誰にもらったか覚えてない

買った記憶もなかった

まだ食べてみもしないうちから

香ばしさが口中にひろがった

煙ばかりが立って
 ....
彼女は僕が近づくのに気付くと

顔を下にしてうつむいてしまった

ぼくはそんなことは気にせずに

彼女に一歩一歩確実にどんどん近づいていった

そして彼女の隣におもむろに座り込んで
 ....
真っ白ならそれは
無目的な終点で

切符を破く

錆びたレールがセイタカアマダ草に埋もれて
どこで途切れているのか きっと誰も知らない
幸福駅 という名前の駅に流れ着いた若者は
それで ....
 勝負服 体育館に忘れたまま ひととおり 都々逸
 カエル飛びに挑戦したら ナメクジになったよ
 塩の山にぶつかって ぼくはしょっぱい水になった
 生涯は逆算に基づいてる ハイ=サイ ....
コチコチの石頭が
チリチリチリチリ焼けてたね
たまにパチンパチンって
真っ黒な髪の毛のまま

ブルー
チーズ
ドレッシング
だね

二週間分のクマ
眼の下につくって
イボイボだ ....
僕たちは聞いた
わがままな目的地に向かう途中
遠足園児の春風の声
二人を支える車輪の軋み
流れる花びらは耳元で囁き
坂道に浮かぶ町並みと海は
キラキラと音を鳴らしていた
旧道はレコー ....
手のひらから咲き零れていく
白に近い桜の花が風に乗り舞う春の雪
遠くにいるあなたを想い
わざと桜を散らせて、はやくまたあえる日を願う
桜吹雪に隠れて見えないようね
幸か不幸か
咲き乱れるこ ....
喉を裂き 心臓の弁をぶっ飛ばして叫ぶ

それがただ一つの存在意義だというように

鶏が本能で高く轟くように 僕もまたそう在りたい

臆病者を殺すよ

誰かに認められなくたって  ....
1.

風邪が押してきた
したがって私は引いたのだ
それならばと
風を押してみた
すると、私は実に無力であることを
思い知らされたのだった


2.

趣味も思考も
全く違う ....
昔々
あなたからもらった
魚の形をしたキーホルダーは

いつの間にか
泳いで行ってしまいました

だって
私のポケットは
海とつながっていますので
1日の
はじめに生まれ喜ぶ、方角の
まだ濃紺の稜線から
チチチ、チチチ、と
鳥の音が明るみ
窓に映えはじめ


あ、
時折、
窓をかすめる鳥の姿が
鳥の音に結びつけば ....
      落日まじかのプロムナード
      ひとかげは猫の尻尾となり
    もやにまぎれてプツンときえる
わが身にせまる不透明な四次元のように

          *     
 ....
揺れる

カーテンの裾の
ほころびに揺れる
春と呼ばれた香りが
部屋の中で静かに声を潜めて
消える
まばたきの間に
ひとつ、ふたつと零れる花びら
風が
新しい季節が来ることを告げる ....
ぼくは詩人

考えることが大切なのではなく
考えようとすることが大切
それはぼくの思考
それはみんなへの理念

今日もまた

朝の散歩をしていると
少女に出会った

四葉のクロ ....
ステンドガラスを通り抜けた
やわらかいひかりは
賛美歌によって
七色に彩られた

今、若い男女が
永遠の契りを
結ぼうとしている
その奥では
マリアの像が
首をかしげて
不安げに ....
仕掛けのない心の中
もう 桜の噂

だまされちゃいけないよ
おわってなんかいないよ

水色の空 曇らせて
吹き やまない雪

綺麗な花 なんだよ
薄桃色の 

枝の名前に はら ....
砂の川は春が近いこの街を
いとも簡単にすり抜けていた
乾いた季節
小さな子供の遊ぶ声が
離れていても鼓動まで届いて



影の居なくなった景色
埃を纏った詩人は川を渡る

 ....
折り返してみれば
まったく同じ毎日だよねと
誰もが皆、困った顔になる
根拠のない言葉の向こうで
街外れは、もう外れじゃなかったし
川にいたはずのメダカは、いつの間にか消えてしまった

私 ....
世の中ってのは皮肉なもので
世界を蹂躙したのは空を飛び焔を吐く蜥蜴ではなく
ましてや暗闇に潜む異形の魔物ではなく
かつてそれらを夢想した人間という猿だった。
世の中ってのは皮肉なもので
世界 ....
 最高級の馬車に乗って海へと飛び込むんだ
 季節の花をいっぱい撒き散らしながら。





 海は気持ちいい。
 青いからね。
ぼくは詩人

存在は理解できても
見ることのできないもの
それは人の心
それを求めて

それはぼくの追求
それはみんなへの認識

今日もまた

朝の散歩をしていると
天文学者 ....
詰め込まれたスケジュール
思い返しても変わるはずがない
時間を一つずつ手探りするたびに
何を抱えながら生きているのか
だんだんと見えなくなっていくよ

汗と香水と煙の匂いが立ち込める
博 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雨垂れシャーロット106/4/1 23:43
とある二人の会話1*06/4/1 23:05
小太郎306/4/1 23:04
ぽえむ君−言葉−ぽえむ君4*06/4/1 22:48
Emotional scars十六夜006/4/1 22:21
記憶の物語[group]アンテ6*06/4/1 22:15
勉強加藤泰清306/4/1 21:53
刹那(せつな)和歌こゆみ3*06/4/1 21:15
ハマグリ(蛤)アシタバ206/4/1 20:24
僕と君と麦わら帽子と本   第三章こめ406/4/1 20:10
幸福駅窪ワタル3*06/4/1 19:51
とりあえず侍カンチェルス...406/4/1 18:46
あのコよーかん3*06/4/1 18:42
僕たちのバックグラウンドミュージックススメ106/4/1 18:31
狂い咲き暗闇れもん2*06/4/1 18:19
『Cry』しろいぬ206/4/1 16:34
戯れ言3美味2*06/4/1 16:07
ポケットたもつ706/4/1 15:21
鳥の滴りA道化806/4/1 15:19
四行詩(抄)Ⅳ信天翁106/4/1 14:52
置き手紙夕凪ここあ4*06/4/1 14:39
ぽえむ君−四葉−ぽえむ君6*06/4/1 11:45
マリア沢村 俊輔406/4/1 11:38
とおせんぼは つめたい花砂木9*06/4/1 7:09
砂の川.606/4/1 5:42
翌朝霜天406/4/1 1:46
ANTIyuma2*06/4/1 0:03
自沈如仁206/3/31 23:42
ぽえむ君−追求−ぽえむ君5*06/3/31 23:40
白々しい風松本 卓也2*06/3/31 23:26

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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