孤独である
関係を全て切断し
諦めている、静かに
幸せとか不幸せとか
ただ驚くのだ、
世界に自分に詩に一日に
オドロキは転がっているから
至るところに
オノレが在る、セカイ ....
ありもしないものについて ではなく
まずは
今日食った飯の話でもしろ
今日の飯は 実は
昨日もう食ってしまったので
どこにもありません
答えながら明日の方を見ると
どう見ても背景 ....
いつからだろうか?
キャンバスに黒色の点を描いていた
いつからだろうか?
キャンバスに黒の塊を描いていた
いつからだろうか?
黒だけでは物足りなくなった
いつからだろうか?
....
えらい時代はきたもので
往年の名馬が美少女キャラになって
ゲームになったり、アニメになったり
いや、批判しているわけではない
ところでぼくが
いちばん好きな馬の名前といえば
....
感覚する、
風の通り道、雨の匂い
そのたび新しい自分がいて
ぼくは大きく両手を広げる
この広大な地球の上で
この肉体を抱えながら
笑っている泣いている
すべて愛しい日常些事
一つ一つ噛 ....
チャラい人にストーカーされてモラハラ交際する羽目になっていて、逃げたくて全寮制の職業学校に入って真面目そうな夫をチェックして卒業したあと同期に取り持ってもらって今結婚している。逆ナンパですね。
チャ ....
ヤバい事件現場に
ピアノを置いて
通りすがりの野次馬や
事件関係者が
自由に演奏する姿を
撮影するという番組だ
この間は都心にある
とある高層マンションから
若い女性が飛び降りた現 ....
悪役プロレスラーだ
しかもマスクマンだ
マスクマンだから
顔は隠しているが
口元はまる空きだ
そりゃそうだ
武漢の研究所から抜け出して来て
対戦相手をクラスターの恐怖に
陥れるのが目的 ....
過去の過ちに気づいた後でも
腹は減る、喉は乾く
アイスコーヒーを飲みながら
傷つけた人の面影を思い浮かべる
信じられないくらい美しい人だった
自分では世界中で一番、愛して ....
薄明かりの場所にいる
何もない 誰も来ない
ただ涼やかな静けさに満たされて
佇んでいると
薄明かりの中を
記憶たちが通りすぎてゆく
色のない幻燈のように
《それらは 私の記憶であ ....
わたしが
キミの首に噛みついて血を吸わない訳は
キミが
五十代半ばの煙草くさい肥った男だから
ではない
キミの身体も、心も
もとめていない
わたしのように ....
政治に関心ないとか言ってると
君らの子供が戦争に取られちゃったりすると
逝ったロックンローラーが言ってた
それはそうかもしれないが
無理からぬことかもしれない
自分が影響を与えられな ....
もうそれでいいから、
トゲのある赤茶色のスイッチを押して、
好きなように錯覚して
どうか終わりにしてください
ガラスと夜とでできている
とてもきれいだったものの温 ....
ふとした陰りに
降り落ちてきた雨に
足元の不確かさに
救うように
連ねた文字列のその先に
わたしは生きている
温もりを失った瞬間に
光が差さない海辺に
沈みゆく夜の深さに
耐えが ....
世界中で一番好きだと思っていた人よりも
自分のことが大切で
その人を深く傷つけていたことに気づくのに
37年もかかってしまった
今までその人のことを逆恨みさえしていた
そ ....
未完了のまま死んでゆく自分にとって、
異性との恋はあたたかく感じるだけである。
どうせ愛まで昇華したところで、
いたるところ矛盾だらけの慣習がはびこる
この世界内では、うつくしく成就はしな ....
夜が細っていくので
昼の光が重ならず
そのまま薄々と散らばって
暗くも明るくもなく
何やら、回っているだけ
世界は、苦しんでいる
暗い闇夜で、苦しんでいる
だれも
悪くないのに
だれも
生きたいだけなのに
世界は、血塗られている
いまこのときも、血塗られている
そ ....
{引用=胡桃の中身}
感覚と本能の間
奇妙な衣装で寸劇を繰り返す二人
台詞を当てるのは
土台無理なのだ
虎はいつだって喰いたい
馬はいつだって逃げたい
やがて波打ち際
血まみれの馬は海 ....
例えば
僕が若かった頃に
教典のように崇 ....
完成した一日を私は見たことがない。
それを欲求するにつけ気持ち悪くなる。
どこまでつづくのか、この毛細血管内…
六時十分の
出勤農業振興道路
刈り取りの終わった田に
一昨日から肥料の
牛糞がさんざん撒かれていて
マスク越しでも
臭いが鼻をついてくる
バックヤードを通って作業場に ....
1979年に日本中を震撼させた
口裂け女
私って綺麗?
と言ってマスクを外すと
口が耳元まで裂けていた
大き目のマスクをした女性は
子どもたちに怖がられたが
その誰もが綺麗に見えたか ....
平凡さは記念碑として過去に埋没し、今や非凡さが林立する群雄割拠の時代だ。そのなかでルネサンス、かつての平凡さを生きる人は今やとりわけ非凡な人であり、人生を高速で泳ぎ渡らなければ自らを生み出せない。零歳 ....
眼が在り映り凝視し続ける眼に
脳裏の戦場の消えない殺し合いか
眼前の草むらの裸の子供たちの激しい絡み合いか
展開され焼き付けられるその光景
草むらの草いきれも
左足にぐるぐる巻かれた ....
小人たちが落ち葉に掴まり
空の浅瀬で波乗りしている
深い眠りに沈んだ夏を
呼び覚まそうとする者はいない
さらさらと風は
思い出のほうから吹いてくる
小人たちは歌っている
こん ....
笑えない日も
笑いたい日も
目がなくなって
頬が落っこちて
明るい場所で
一緒に探そう
楽しいこと
嬉しいこと
同じじゃなくても
笑えるように
心は隣にあるから ....
苦しみもストレスもない
生きているこの世界は
揺り籠の中にある
程よく揺れて愛以外のものは
隙間から零れ落ちていく
安心感
愛があるからこそ
身体を委ねることが出来る
....
僕には夢がある
その夢を叶える為には
越えなければいけない壁が
山のようにある
小さな壁、大きな壁
そのひとつひとつを乗り越えて
歩んでいかなくてはならない
....
日の出の景色は
その日の気象条件で様々に変化し
一期一会の絶景という
そこで
いつものように
この絶景を撮っていたら
あかね色に染まる
地平線あたりに漂う雲が
ごく一部だけ ....
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