さだめし寂しいと思え
その肉体を風にさらして、
歌う苔むした1本の柱よ
カラカラと矢車の舞い、舞う、
舞ううちに時は進み
空を漂浪する魚類の
熱き眼差しも忘れ去る

とりもなおさず、取 ....
ぼくは詩人

感動によって心が動くのは
別に人だけによるものではない

今日もまた

朝の散歩をしていると
風船に出会いました

赤い風船

力なく
勢いもなく

地面に ....
もうあげる物なんかないよって

あなたは優しく笑った



これ以上何がしたいのって

あなたは優しく笑った



それでも

あなたのジャージの端っこを

 ....
墓標に刻んだ自分の名前に背を向けて
てのひらはいつまでもとどかないのです
生きることの意味を知らされないこぶしが
硬く握られたその先で照らして

夕日が水平線を越えて旅立つこの場所で
朝日 ....
好きだ好きだと一方通行の
騒ぐだけの恋は卒業しよう

あなたの事がやっぱりまだ好きだけど
困らせて傷をつけるのは本当の愛じゃないから

ほら、大事な想い出にさえ傷つけちゃって

きっぱ ....
音楽好きな老人ホームの所長と 
週に1回演奏してくれるピアノの先生と 
介護職員の僕と 
レストランで夕食を共にした帰り道 
最寄の駅に先生を車から降ろした後 
夜の{ルビ空=す}いた国道を ....
藍色の少女は密かに夜の匂いを纏って
透き通った肌からは昨日が覗いていた
音もなく窓辺に降り立つと
そっと私の手に触れる ひんやりと
夜が私の体の芯に入り込む

裸足の爪先からは 夜が
生 ....
荒い呼吸の中で
掴みとった紙切れには
はずれの文字

同じ紙切れが無数にばら撒かれた
この街で
静かに息をひきとる老人

あなたの一番の幸せは何でしたって
最後に聞いてみたい

 ....
こたえ
みえてる
かいわのなかで

からわらいして
たばこふかして

めじりをかいて
あしくみなおして

まどからみえる
そとのけしきは

どこのだれにも
わかりやすくて
 ....
絡まった糸のようなものを丁寧に解いて
――空間は 夏だった
自分ひとりのおそろしさ
夏は くろい影だった

南国の道もまた
ここまで来ていて
その裏側で
家のベランダが
しっとりと悲 ....
ボール紙の小さな箱が濡れしおれている

白地に赤い矩形を散らした面は泥じみている

その上で蟻の細い行列が幾筋も

行きつ戻りつし交錯しあっている

つややかに黒い頭蓋のうちの

 ....
肉の裂け目を目一杯開けて待つ
容器の淵に溢れる形なき色
腫れぼったい肉の淵どりに染む冷気
金属的な質量が粘膜に広がり
そして最奥の壁にたどり着く

筋肉を震わせて襞は開き
内臓の熱がどう ....
青さなど持っていないよ
海を目の前にして
君が言った言葉

君の吸うたばこの煙が
30センチ昇るまもなく風に消され
僕の問いかけの言葉すら
流されてしまった潮の漂着場で
「青さなどもっ ....
明日私は咲きます
満開に
そして明日の晩に嵐
私は散る 散ります
一枚の花びらも残らず
一枚の書置きも残さず

怒りが私を咲かせます
涙が枯れたらこの幹も切り倒して欲しい
ぬくもりの ....
ささめきが聴こえる
つうと伝った清水の中に
岩陰に隠れる魚の中に
{ルビ禊=みそ}ぎを終えた頃
迫り来る闇はただ、ぼうとするばかりで
何か計り知れない畏怖を漂わせている
土気色をした私は
 ....
どっかで家を落とした
ダンプカーが走る ゆれてるけしき
なびく雑草 頭上
冬の星が見えた 行ってみたいな 

何か透明な膜が無事に役目を終える

生きたい
息をしながら言うと
ピンク ....
難しい言葉なんて必要ない
長ったらしい文章など何の意味も持たない
「好き。」
ただその言葉が聴きたかった
それだけで良かった
それを聴けばこの風も、空気も、見知らぬ他人も
無機質なコンクリ ....
夕空を染めたニッポニア・ニッポンを知らない
雲は刻々と変わり稜線が滲む頃
ニッポニア・ニッポンは茶の間へ来た
貨物船に乗せられてたった二羽だけ

ニッポニア・ニッポン達は知らない
自分がた ....
夢よ、ゆめ。わたしはあなたのまぼろし。

いつでもそう つたえていたのに きづかないあなた

花はハナ そのままできれいだ。そう言うあなた


あおぞらに くもとけむりがたなびく
 ....
臆病な僕に
問題は際限なく降り注ぐ

壁にぶち当たる度
僕は生まれ変わりたくなって

それでも
ひくにひけなくて

臆病さを隠しながら
必死で前に進もうとする
臆病さは決 ....
ぼくは詩人

美しいものを感じるとき
それは幸せが生まれる瞬間

今日もまた

朝の散歩をしていると
小鳥に出会いました

近くの木に止まっては
綺麗な鳴き声でさえずる

こ ....
ああ、たまんない、二つの体・カラダ・身体峰一番上がったおっぱいのないよい身体は、線を武装させ、それは染めている若い肉夏色に汗をかかせ、それは、腹筋のもとでのくねくねしたものが、ああ、困難な筋肩の筋肉を .... すべては学ぶため
だからどんな出来事にも
自分らしく接していればイイのだ
自分が納得できれば
それは私が生きているということになる

なにも批判的になって
上に飛び乗るコト
      ....
長い夜を彷徨い
傷付いた翼隠し
あなたは
どんな時も涙をみせない

みえない涙を僕に拭かせて
許されるならそっと抱かせて

あなたにだって未来が待ってる
もし彷徨うなら
僕の心を灯 ....
時計を見たらもう12時をまわっていた

僕のバイトしているバーは

7時から3時までの夜間運営の

なんとも珍しい店だ

店内はテーブルが4っつとカウンターだけの

やや小さい店だ ....
       羽ばたく気配もなく
     なにやら深く息をひそめ
 小さな灯かりだけをもらしている
       つつじが丘の家並み
  すみれいろしたかげがながれる

     どうし ....
濡れはじめた空が
歌をくりかえすのに
私はピアノを弾けないでいる
雲が沈み雨音が遠くなり
やがて射しこむだろう光に
伸びた髪をさらす
地上が反転する雫のなかで溺れる
鳥の影が風に波打つ
 ....
朝 極彩色の 太陽が 昇る時
私は メロドラマの 見すぎで
ゴッホのような 眼帯をしていた
そうじゃないと
ペ・ヨンジュンが 幻覚のように見えるのよ

祖母が 教えてくれたので
ポスト ....
きのう
夢の中で
誰かが死んだでしょう?

ボクの夢の中で
毎日
誰かが死んでいく
君はそのことを知っている
それは
君が仕組んだことなの?と
おそるおそる聞いてみる
ひ・み・つ ....
十代の詩友さんに
歌を教えて貰った 

その子が書いた夜の詩に
中島みゆきさんの 夜を往け を
聴くことをすすめたら
その子は バンプ・オブ・チキンの歌を
是非にと 教えてくれたのだ
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
冬時・幻想の春do_pi_...006/4/7 2:11
ぽえむ君−風船−ぽえむ君3*06/4/7 1:34
依存症さー行きまし...0*06/4/7 1:17
漕ぎ出す春、夕日へたりぽん(大...14*06/4/7 0:33
あなたへの想い微笑に代えてmac006/4/7 0:28
無言の声援 〜同僚のMさんに〜 服部 剛5+*06/4/6 23:20
藍色の少女と夕凪ここあ10*06/4/6 23:07
Waymaumi2*06/4/6 22:57
ちほうとしよーかん5*06/4/6 21:34
静物視ミクタギラッ...206/4/6 21:28
アシタバ4*06/4/6 20:48
水を飲むloveon...106/4/6 20:01
海岸線の真上にてまきび5*06/4/6 19:55
桜になってラピス1*06/4/6 19:43
静かなるささめき美味3*06/4/6 18:24
ジェット機シャーロット006/4/6 17:50
呪文徒歩5分106/4/6 17:16
他人の空窪ワタル1*06/4/6 15:55
くるくるまれ006/4/6 15:24
「ニゲタクナイ」キィ106/4/6 13:34
ぽえむ君−小鳥−ぽえむ君3*06/4/6 13:31
身体篠有里106/4/6 13:29
無題(イイのだ)小川ユカタ106/4/6 13:02
@翼貴水 水海206/4/6 11:30
僕と君と麦わら帽子と本   第四章こめ5*06/4/6 10:02
二〇〇六年・冬信天翁106/4/6 9:49
予感こしごえ24*06/4/6 8:13
極彩色の 夜奥津 強206/4/6 8:04
じゃあまたねuminek...10*06/4/6 7:13
楽しみ砂木6*06/4/6 7:06

Home 戻る 最新へ 次へ
5296 5297 5298 5299 5300 5301 5302 5303 5304 5305 5306 5307 5308 5309 5310 5311 5312 5313 5314 5315 5316 5317 5318 5319 5320 5321 5322 5323 5324 5325 5326 5327 5328 5329 5330 5331 5332 5333 5334 5335 5336 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.68sec.