えくぼ
笑顔を生む
笑顔のなかの
ふたつの支点
希望の
くぼみ


えくぼ
笑顔のほころび
ふたつの種子が
こぼれ落ちる
黄いろい
ひまわりの花がさく


えくぼ
笑 ....
ごはんのにおいがするから帰るよ
造花だらけの無菌部屋
ねえでも
ここがわたしたちの家だけど?
去年とおととしのカレンダー
うーんだけどかえらなきゃ
裏返しのくつ下を
拾わなくちゃ ....
雨時計とは雨のふる街をさす
誰もが知らないふりをしたことだが
秒針は環状線のアシンメトリーに似ていた

夜、神話としての男と女が踊り出すと
点と線をむすぶようなあいまいさで
ビニール傘 ....
いれる、ぽこぽこ
いれる、ずぶずぶ
かぐわしいかおりが
かぐわしいいんびが
きこえる
無音、
移動していくモノの影
独り在る茫漠の床で
眠りの底から掻き分け掻き分け
異界の異様な感触を
意識の触手、体に刻む

無音、
夜陰にひっそり回帰し
剥き出しのたましいを
宇宙 ....
 埋め尽くす虹の。



 這う四肢の白の。
爪切りからあふれる爪
ストロー挿しっぱの紙パック
結んだレジ袋
鼻筋の跡がついたマスク
未だ上手に割れない箸

燃えるゴミの日には、なぜか切なくなるのです。
血を吸うな吸血鬼
おまえは蛭のように
皮膚にとりつき離れない

おまえは不幸なことに
好いた人間の血しか吸えぬと言う

血を吸うな吸血鬼
おまえが好いた人が死んでも悲しむな
それはお ....
魂の奥底から湧いてきた清水を
両方の掌で大切に汲み上げた夜
長年にわたる愛の謎が一つ解けた
僕の愛が壊れてしまった
その訳が分かった
世界で一番、大切だと思っていた人の
今でも信じられない ....
 計量器の退屈をもてあます午後の     ねむらない 秋はまだ
始まったばかりなのに

冬のような寒さをつれて
すさまじい嵐が吹き荒れる

山の天気のように
目まぐるしく変わる空模様

黒々とした雲が
あっという間に通り過ぎ

か ....
 寝そべる蕾たちの白々しい艶消しにふらついて
 誰も彼もがモザイクタイルの朝な夕なに心奪われる

            発色の良い風景に溶け込む
           低俗なあぶくの零れ噺ば ....
Dirty hands on handle
{引用=ハンドルを握る汚れた手}

Twitching toe on accel pedal
{引用=アクセルを踏む痙攣する爪先}

Fast  ....
コーヒーの後に引く甘さが
邪魔になる夕方
水を求めるように
言葉を口にしたい

そうでなきゃ
惰性で生きてしまった今日を
透明に出来ないから

モーテルの灯りより
不確かな便り
 ....
勇気と言う究極の宝石を得る為
銀の橋を渡って行こう
苦い思い出がある
切ない思い出も。
要はそれらをどう前進の糧にできるかだ
大陸を二つ越え
やがて涙が乾くまで
銀の橋を渡って行こう
 ....
寒くなって
パジャマに半纏をひっぱりだして
羽織る

幼稚園の頃から変わらない
だけれど
こんな明け方に
眠れなくて
Denki Groove CAPSULE 
Clean Band ....
真夜中が近づいている
ベランダに出て夜風にあたる
街灯の列が何処までも続き
なんて素敵な夜だろうと思う
昼間森で見た花の群落が
今頃青白く光っている
風は優しく穏やか
主観と客観が溶け合 ....
乱雲流れ去る、その懐古、あまねく。
           わたしたちは、みなしご
           胡散臭い湖へ 舟を漕ぐ

  今日もまた絞め殺す その的を射る
   搾られたシグナル ....
{引用=犬猫たちに売りつけろ
わたしに課せられた使命
マスキングテープのためのコピーライト
わたしの仕事
わたしが社会を企て
会社に貢献するために

騒がしいものたちをだまらせたい
わ ....
もう数十年のキャリアを誇るだろう生ゴミ用のポリバケツには今日も腹を存分に膨らませたビニール袋が蓋が少し持ち上がるくらいにまで詰め込まれていた、俺にはそれが薄笑いを浮かべ、帽子を持ち上げて挨拶をする .... 僕は土の中なので
蟹は食べない
冷たい濡れた内側で
蟹は食べない
蟹は食べない

のたうつ雨の日も
ひび割れる晴れの日も
泥の壺の中でぬめっていた
ひどい気分になるときもあるけど ....
酷いニュースが部屋のドアを
叩かないようにもっと
ぼくは感傷的な盾を磨かなきゃ
音がするくらいピカピカに

幾千の爆弾と
きれいな機関銃が
世界を脅迫してる
自体は深刻さ
身代金 ....
冷蔵庫のなかで
さつま芋がつめたい晩秋の風に干からびていた
淡い色のゼリーのようなくちびるの夏は
もうとっくに賞味期限がきれていた
いまのうちに月の光を浴びておきたまえ
明日の夜は雷雨になるそうだから
身を潜める場所を見つけるのは後でもいいけれど
目星は付けておきたまえよ
行き当りばったりでは
のたれ死んでしまうかもしれ ....
途絶え、

 、
 
 ニホン
 サンボン
 
  ロツポン 


 キユウホン




 みあげる、ソラ の 
ある老婦人が
知り合いの女性が
産後うつになってしまって
鏡を素手で割るなど
異常行動をするようになったのを
説明しようとして
「自慰行為を繰り返しているんですって」
と言った
恐らく ....
ちょっとばかり
おそかったのかな
気づくのが。

アクセスのない
一日のおわりに
そんなことをおもう。

おそかったのよ/たしかに/無能なのよあなたは/
だれだって分かっているのに/ ....
不思議であった
私の前にはいつも道があって
そこをしずしずと歩いている
ホウの葉とサワグルミの、落葉の上を
ソフトに足を進めている
まったくなんの期待もない山旅に向かったのだった
ただ、歩 ....
夢を見た
切り裂かれた鎌のように
茶色い星が
緑のヴォルガを
紙を炎が黒く撫でるように
埋め尽くしていき
三日月の形した湖が
太った片割れを探している
そんな小さな夢だった

To ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
えくぼ本田憲嵩621/10/22 2:17
ごはんはるな421/10/21 23:38
雨時計新染因循12*21/10/21 21:51
i淹れる草野大悟2021/10/21 20:00
回帰ひだかたけし721/10/21 19:13
津煙保存3*21/10/21 17:49
木曜日さっさ021/10/21 17:07
血を吸うな吸血鬼凍湖421/10/21 16:26
これからずっと時が過ぎたとしてもジム・プリマ...1*21/10/21 16:21
津煙保存1*21/10/21 14:37
1*21/10/21 14:31
秋の嵐と虹とジェット機st621/10/21 9:11
無色透明ノ硝子キューブ あらい021/10/20 22:09
Moon Chases墨晶2*21/10/20 20:39
六感ミナト 螢121/10/20 20:00
渡辺亘221/10/20 9:59
時は経つよね秋也221/10/20 4:22
意識の夜にひだかたけし721/10/19 21:39
葬場 鳳翼の真人あらい121/10/19 21:10
マスキングテープ津煙保存6*21/10/19 17:10
それは日向の路上でふと頬をかすめる雨粒に似てホロウ・シカ...2*21/10/19 14:13
蟹は食べない竜門勇気5*21/10/19 11:39
テレビジョンはずっと1*21/10/19 11:14
のこりもの本田憲嵩421/10/19 4:58
嵐の前に坂本瞳子2*21/10/18 22:59
津煙保存3*21/10/18 20:09
微妙な違い花形新次121/10/18 17:55
無能のヒト草野大悟2221/10/18 14:08
山道山人11*21/10/18 6:05
Un rêve tristeGiovan...321/10/18 1:27

Home 戻る 最新へ 次へ
512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
2.99sec.