ほど近い、
雨音の届く、
屋根裏部屋で、
眠りは紡がれる。












            了。
ぼくは詩人

人に心の変化があるように
空にも心の変化があるのかもしれない

今日もまた

雨が降る中も
朝の散歩をしました

傘に雨粒がくっつく程度
風も穏やか
傘を上に広げ ....
お気に入りのファッション雑誌を買ってきた
特製コーヒーココアを台所から持ってきて
いけないとわかっていても
ベッドに寝そべりながらマグカップを傾ける

少しあわ立った薄茶色の液体が
きれい ....
新しいページは
触れただけで指が切れるほどシャープで
真っ白いページは
あっという間に血まみれになる

歴史が一度終わって
すぐにまた
次の歴史が始まったのだが
あまりにも鮮やかな手口 ....
なぜ犬のやつらは鎖で繋がれているときは吠えて
散歩に連れられているときは吠えないのだろう?
と言ったあなたは布団の中では悪夢にうなされて
部屋の外では快活に過ごせる哀れな狗でしたね。
わたした ....
星の茂みの広がる{ルビ遠音=とおね}の空で
回音をのぼりつめて円頂で弾け

ふくらんでゆく
重い光で発散しながら
無重力して律動する心臓
瞬く今晩は

{ルビ青柳=あおやぎ}に迷蝶がさ ....
それは信頼を分かち合うほど遠ざかる
手にすることの叶わぬ蜃気楼
語れ詩人よ、嘆くが良い
無限の愛へ至る果てしなき道程を
愛しい人は常に傍らにあれど
己が胸に常に燃えるは
叶わぬ夢と虚しい願 ....
爛漫の春、日の光を一心に集めて
桜は夜に発光して花吹雪を降らす

花びらを拾い集めたその手
今は傘の花を咲かし
砕け散ったこころを
ジグゾーパズルのように
張り合わせる

欠 ....
 まとわりつく
 曖昧さと憂鬱の衣装を
 剥ぎ取ろうとして
 踊り 舞い 跳ぶ

 目の前を誰かが作った物語が
 通り過ぎて行く様をみて
 風と雨の中で虚無の自分を確認する

 夢を ....
脊椎に雷を流せ

前へ 前へ

その原動力を


フラッシュバックする景色

もう戻りたくない

前だけを見ろ

前だけを見ろ

脳髄に 雷を轟かせて
 サンドイッチをほおばりながら
 桜咲く公園に貴方と二人
 桜の木のしたで戯れていた

 あの頃生きることに真剣だったから
 貴方の桜色に染まる様子が
 眩くて
 思わず足を滑らせた
 ....
八時、駅に
  そういえば昨日はずいぶん言葉を素粒子に引き渡したな、
そう思った後、紛れてゆく私の煙
冷蔵庫の開く重低音
ただいま、


ソーリー、と軽やかにマルキューを見上げる外人さん ....
牛柄の猫の話を知っている?

牛になりたいと、毎日祈っていた猫は、
神様から、牛の姿だけをプレゼントされたんだって。

その猫のおじいさんは牛だったから、
彼はクゥオーターなんだ。 ....
昼時。どうしてもギョーザが食べたくなって入ったラーメン屋にギョーザがない。
仕方なくラーメンを啜る。なんとなくチャーシューをつける。
熱々のスープはいいダシが出ている。縮れ麺も悪くない。バラからと ....
{引用=そんなことより私、空を
さかさまに見る方法を知りたいの}


少女のすっと透き通った声
は何ものにも染まらない唯一
瞳は映した空を綺麗に切り取って
私はあの子に、
あの子の繊細 ....
遥か高みには
まだ、冬が居座るらしいが、今日の空は
新しい季節の名前を冠せられた
無色の風がひそやかに通り過ぎ
木々を一斉に芽吹かせる

遮るもの一つ無く
高みに向けて突き抜けた

 ....
飛び上がった身体は
地面から順に世界を捨てていったのだ
アキレス腱からハムストロングにかけては
やはり加速が強いが尻では一端躊躇する
背中はすべてを覚悟していただろう
椎間板の辺りか胎盤のま ....
音の無い夜

僕は一人、煙草をふかす

空には数え切れない多くの星

大きな大きな世界の中で

小さな小さな君を思う

取るに足らない小さな星も

僕にとっては何より大切な星
 ....
人妻嗅覚が

人妻爬虫類並に

人妻いやらしい臭いを

嗅ぎ分けて

人妻ゆっくり

のそのそと

こちらに近づいて来、

腐りかけた野菜果実だけを ....
ぼくは詩人

数学の世界も
詩の世界なのかもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
数学者に出会いました

何かを数えているようです

 1,1,2,3,5,8,…
 ....
なんか考えてる様に見えて
意外とぼけーっと変なこと考えてます。

割とポーカーフェイスなので
驚いたり焦ったりする仕草は無いですが

普通につまづいたり
道に迷ったり

外人サンに道 ....
               
  □□□□□ □□□□□  
  □   □ □   □  
  □   □ □   □  
  □   □ □   □  
  □□□□□ □□□□□   ....
舗装された道の
ペイントされた、とまれ

踏みつけられた骨の色の
見上げる季節の樹香
舞い散ってへばりつく
美しいという名の死骸
立ち上がれない
ペイントされた、とまれ

月が ....
のこされた風の中
四月がやって来る
この思いをのこしたままで
新しい輪に入らなければならない
記憶を背後の倉庫に閉じこめて
残酷な月が始まる
すべての匂いや音や色が
われわれを呼吸困難に ....
ゆびさきのまちなみは
すりきれたしんきろうをひきずりながら
すいへいせんのかがみに
あおぞらのつきをうかべている
どこからかのさいしゅうへいき
そのきせきとかがみのきせきがこうさくする
 ....
赤い靴をはかされて
踊り続けるのはやだな
意外に知られていないのか
うっかりさんが多いのか
みなさん踊り狂っていらっしゃる

赤い靴をはいて
踊らされ続けるあの子が
痛みをこらえながら ....
学校は不思議
ワックスをかけてみがかれた木の床と
コンクリートの壁
誰も居ないときはすごく寂しいところなのに
そこに私たちがひしめいて笑いあうと
途端に学校が息をし始める

卒業を前にし ....
とろりとことこ船影が
岬を曲がって帰ってきます
時計はもう零時を回っています

恋人よ
よい人であろうとすることが
いかに厳しいか
僕はとりとめもなく考えています

この密やかな夜に ....
星が刺さるほどに冴え返って

赤く爛れた月がうずくまっている

砂利を踏む音だけが

近い

門構えを超えると

冷たい墓石の間から

卒塔婆の墨字が倒れかかる

かねてか ....
喉から太い棒でも吐き出すみたいに

喉を丸く膨らせて

叫んでいる男があった

付き添いの若者が言うには

鶯になりきっているのですよ

いや、一向にそうは思えませんね

男は ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
「 雨眠。 」PULL.11*06/4/12 14:52
ぽえむ君−晴雨−ぽえむ君5*06/4/12 14:32
コーヒーココアまきび3*06/4/12 14:31
ニュー・センチュリー大覚アキラ206/4/12 14:21
走狗の悪夢竜一郎0*06/4/12 14:09
逢引こしごえ12*06/4/12 13:19
【物語詩】ドリアッド〜Please beloved, Ple ...AKINON...006/4/12 9:43
*花散らし*かおる10*06/4/12 6:54
夢は夢のままで山崎 風雅1*06/4/12 4:57
『落雷』しろいぬ006/4/12 4:42
十年前の桜プラレタリウム山崎 風雅4*06/4/12 3:48
雨に素粒子a.u.i.706/4/12 3:44
牛柄の猫の話エラ2*06/4/12 3:12
選ぶ選ばざるloveon...106/4/12 2:46
明日には、さかさまだった夕凪ここあ12*06/4/12 2:24
春の微動do_pi_...106/4/12 2:07
醜い四月に窪ワタル6*06/4/12 1:33
音の無い夜冬人106/4/12 1:16
人妻キューブヨルノテガム0*06/4/12 1:00
ぽえむ君−神秘−ぽえむ君5*06/4/12 0:53
私ホントにベタですからmac2*06/4/12 0:44
ふたたび 川を名付ける槙田雪2+06/4/11 23:48
踏みつけてふりあおぐ、春たりぽん(大...16*06/4/11 23:35
四月のいる場所岡部淳太郎16+*06/4/11 23:14
きえたほしとあおぞらのつきススメ306/4/11 22:46
あおいうみ[group]なごまる3*06/4/11 22:34
杉の影さす教室〜中学卒業によせて〜まきび2*06/4/11 22:26
完全に与える/もしくは奪うけんご206/4/11 22:23
密会アシタバ106/4/11 21:51
ウグイス006/4/11 19:26

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