明るい朝の日差しのなかで。
痙攣する手が手渡そうとする綿毛のたんぽぽ。
飛び立ってゆく綿毛、綿毛、
白いこどもたち。


白いのは綿毛ではなく世界ではなく私の視界でありより正しく言うならば ....
髪をゆるやかに洗う春
花たちを促し
か細くささやく夜
はらはらとお話

本は開いたままに
ゆらり眠り
ホルンの音が耳に
夢に妖精が踊り

そっと見ていて
あの歌
空と大地に触れ ....
あなたが自分を犠牲にして

たくさんくれた

こんな大切なキラメキを



あたしは少しでも

あなたに

あげることができたのかな
一月、十六日。

六時前のマクドナルド
たわいも無い指先の遊び
傷の治りが遅いと
友人に指摘され本屋へ
私は珍しく眼鏡
雑誌と文庫を手に帰宅

今日も今日のおしまいまで
 ....
ぼくは詩人

何か見ると
時として思い出や未来まで
見えるのかもしれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
看板に出会いました

捨てられてしまった看板
すでにもう泥だらけ ....
おばあちゃんがすばやく縫ったのは

転がったネコ
むっつりしたサラリーマンに
走るランドセル
白く光る空気の中の
まるい栗畑の景色

白い雲の手袋をしたおばあちゃんが
渡してくれたそ ....
春の日のベンチに腰かけ 
ひらひらと舞い落ちる 
桜の花びらを見ていた 

肩越しに吹き抜ける風が 
「 誰かの為に身を捨てる時
  そこに天はあらわれる 」 
と囁いていった 

 ....
合わせ鏡のように、限りなく続くのならば私はいっそぶち壊したい。
たとえ欠片が目に食い入り眼球を傷つけたとしても。
たとえ欠片が皮膚に突き刺さり血が流れたとしても。
終わりを夢見ては止まらない、始 ....
たった一人の人を

一億人の中から見つけ出して

めちゃめちゃ嬉しかったあたしは




たった一人の人が

いつかまた

一億人の中に埋もれてゆく

哀しみを知らな ....
忙しいって言って

心を停めるから

終わってんだよ


支えあわないで

独りで閉じるなら

人で在る価値なんて


そうやっていつまでも塞いでて

そうやっていつま ....
離し始めたのは

お互い同時位だったかな



不思議だね

惹かれた時もタイミングぴったりで


最後までピッタリなんて

ちょっと嬉しいかもしれない
春のスウィッチはさくら色
澱んでしまった想いもほどかれる

咲いた咲いた春が咲いた

萌黄いろのそよ風に乗って
ほんのりと街が色づいていく

ふらふらと漂い気分浮上中

山からの冷 ....
あたらしいいのち

ふきこむのはあなた

このてのひらに
今年最後の花びらが

君の髪に 舞い落ちたとき

僕は 始めて

恋の 儚さを 知った


君は
僕の 愛した
艶やかな 黒髪を
別れの後に
切ってくれるのだろうか・・・
 ....
ただ一度
抱き締められた
その腕は

遠い日の
引き潮のように
わたしを
つれていってしまいました

ここにいる
わたしは
こい を
しているのですか

こい を
してい ....
下手くそな交通整理の
手旗信号に舌打ちしながら
いずれ大型スーパーが出来るという
埃だらけの街を走る
再開発で軒並み農地は
重機で掘り起こされ宅地になり
いち早く陣地を占めた
コンビニ銀 ....
幸せの向こう側にいる
あたしもあなたも手を繋いで笑っている
人はきっとおかしく思うだろう
ほら
歩くおばちゃんが怪訝な顔してる
わかってることだ
今更何を悔やむのか

ぼんやりと輪郭を ....
太陽が現れると月は恥ずかしくなって逃げ去ってしまい

月が勇気を出して現れると太陽はいなくなってしまう

太陽と月は{ルビ廻=めぐ}りあえず

太陽は月が逃げ去っていったほうへ向かって進み ....
ぼくは詩人

心は見えなくとも存在し
色もまた
無色であっても存在する

今日もまた

朝の散歩をしていると
いつもの花畑に出会いました

ほどよい咲き心地

その広げる葉は ....
「ありがとう」という詩を書こうと思った

普段うまく言えない言葉が
胸の奥でうずくまっている

いま目の前にいる人に
何か理由をつけて言いたくなった

「ありがとう」

たった五文字の言葉を
僕は ....
河口のある町に産まれて
背中が痒いことも
何度かあった
自分に似ているものがあれば
それだけで少し嬉しい

昔の知り合いに
夢の中で再開した
春、と呼ばれて
会話をすることなく
 ....
彼女がいつからそこにいるのか
知っているものは誰もいない
このビルを20年前から掃除している
おじいさんがそう言っていた

古いビル
彼女は窓辺に座り
タイプしている

カタ・・・カ ....
筆先で湛えきれず
液体が
ぽたり、ぽたり、と
滴るので
両の掌をくぼませて、ふくらみをつくり
上向きに 
すこしかさねて
それをすくおうとしてみるけれど
わずかな隙間を
液体はすりぬ ....
道端で拾ったのは
意外にも{ルビ真実=ほんとうのこと}で
家に持って帰って
テーブルの上に
置いておいたら
そこから
あっけなく
家庭が崩壊した
ほんのりと
さくらいろに
咲くのです

やみをさまよい
どろにまみれ
それでも
トクトクトクトク
ちいさなこどうを
つづけてきた
ひまわりが

ほんのりと
さくらいろに
咲 ....
ぼくときみは中央公園に出かけた
とうめいなビニール傘をさして
昼の3時ごろだ
お弁当には遅すぎるし
宴会には早すぎる
そして雨
ぼくときみと
わずかな乗り遅れたひとたちだけの時間
しづ ....
時には詐欺師が人を欺くように
わたしはあなたを欺きたい
飲めぬ程に苦い毒薬であっても
この世に喩えようも無い甘美さを
死を迎える程耐え難い苦痛であっても
五臓六腑に熱い何かが駆け巡り

 ....
漣の、
さざなみの
小さな揺らめき

静かで綺麗な世界で

記憶の姿、そのままに
君は青い海底へゆっくり
沈んでいった

海に落ちて
もう戻らない

記憶、感触

窓から ....
 足りないよ
 心もとないよ
 切ないよ
 さびしいよ

 弱音や不満が渦巻く部屋で
 深夜に振り返る 振り返る

 人でなしと母に言われた夜は眠れない
 味方なの? やつ当たりの道 ....
 女はベッドの上から手を伸ばしてカップを取り、そこに少し残った紅茶を一口すすった。ぬるくやや渋みが沈殿していた。終わりの頃は何でもこんな味がするものかも、と思いついたが、そう思うことは現実を作り出しそ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
震顫[group]佐々宝砂1406/4/15 0:46
[group]ふるる16*06/4/14 23:47
さー行きまし...006/4/14 23:37
ショーケースエラ106/4/14 22:52
ぽえむ君−看板−ぽえむ君6*06/4/14 22:49
銀色の針の縫い物長谷伸太406/4/14 22:48
春の夢 服部 剛6*06/4/14 22:33
「私は生きる。でも・・・」氷湖006/4/14 21:45
再検索不可能さー行きまし...2*06/4/14 21:33
『Dear』しろいぬ006/4/14 21:29
エックスさー行きまし...0*06/4/14 21:24
*春を見にいく*かおる6*06/4/14 21:14
運河の堤防は白い花でいっぱい吉岡孝次1*06/4/14 21:02
桜雪の下でLucy.M...3*06/4/14 18:25
引き潮とうどうせい...36*06/4/14 18:24
コンビニと交通整理とやのあきこ(敬称略)の午後はなびーる1*06/4/14 18:22
逃避行できたらいいけどね春日響306/4/14 18:07
太陽と月OLGA206/4/14 14:34
ぽえむ君−色彩−ぽえむ君6*06/4/14 14:11
「ありがとう」という詩を書こうと思ったベンジャミン8*06/4/14 12:46
春を見に行くたもつ1206/4/14 12:39
夜の底チアーヌ206/4/14 12:34
水墨夜望月 ゆき50*06/4/14 11:16
ほんとうのこと大覚アキラ606/4/14 11:03
ひまわり草野大悟306/4/14 10:11
雨の日にきみと桜を見るhaniwa306/4/14 9:07
Another World(もうひとつの世界へ)恋月 ぴの15*06/4/14 6:29
僕の世界が渇く頃完食106/4/14 6:19
深夜のストーリー山崎 風雅2*06/4/14 4:15
ぬるい紅茶loveon...106/4/14 3:36

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