今夜の僕は
今夜の僕は
夜空を流離う箒星
地上には
帰りたくない
地上に帰りたい
君がいるから
僕はいつも迷い
心はいつも漂う
君の気持ちが分らない
多分
君は僕 ....
植物はなんだか、あたしの意識の外で成長している
きっと昨日よりも六センチ伸びた
君は光と一緒になれていいね
むせ返った部屋で片目を潰した私は呟いた
だってとても羨ましかったんだ
....
最後
と
口にするには浅はかな日々
正しいのは何だ
正しいのは誰だ
ちがう
正しさなんてない
希望も絶望も
同じ望みからうまれたと知った日
....
メロンのきみどり震えてる
君のリボンのちょうちょの模様
キスはまったく騙し絵のよう
眩暈を起こしてうずくまる
めくらぬ日めくりゆらゆら揺れる
きみどり色が褪せぬよう
きれいな君を守るよ ....
海の底は
静かで
静かすぎて
気が狂いそうになる
岩棚に腰掛けて
マリンスノーが
降り積もっていくのを
サングラスを透かして
見つめてる
屍骸
ぜんぶ屍骸
降り注 ....
四つの脚をたて
温度の低い床に
椅子が停泊している
いつまでも出航しないのは
その方法を忘れてしまったから
ではなく
航行すべき海が
椅子の内に広がっているからだ
水が溢れ出さ ....
重い空気の層を
深く静かに潜っていく
透明なダイバー
海草のように
太陽の光を反射して
揺れるブラインド
妻が突然
勢いよく窓を開けると
マシンガンのように
降り注ぐ光の粒
撃 ....
きじがなくとうたれるけれど
うぐいすないてもうたれない
はてさてなぜなのでしょうか
「人間が食うからじゃないか」
もはんかいとうをありがとう
でもはずれですちがいますよ
わたしがう ....
「おれ死ぬね」ねで終わる死にはなんとなく潔さがかんじられずただのお休みメールだとおもい絵文字をかえすと
泣きながら電話がかかってきた
「死ぬな」といわれ目が覚める
全くそういう気分じゃな ....
龍は脱皮する
少年は青い海の中で
その抜け殻と戯れる
白く透き通ったその皮に
そっと指先をつける度に
少年の過去が
ひとつ
またひとつと
未来へと昇華されて行く
少年の中 ....
ぼくは詩人
飾った言葉も
無垢な言葉も
言い表せない時もある
今日もまた
朝の散歩をしていると
白い蝶に出会いました
ふわりふわり
その飛ぶ姿を目で追う
ぱたぱた ....
この世界には特殊な星のもとに生まれ
重い重いハンディキャップを背負った人がいる
あんたはどうだ?
欲しいものを手に入れるために血ヘド吐くまでしがみついたか?
勝負に勝つためにプライドが ....
春の雨だ
激しい弾丸だ
貫かれて
雪はかすかに呻く
輝きは失われ
疲れて
蝋のように溶けてゆく身体
止める術はない
木々は目を覚ましている
鳥たちも気づいている
この叩きつ ....
恋はあたかも 影法師
追えば逃げ 逃げれば追うの
そういったのは 誰だっけ?
ならば 月よ 星よ 太陽よ
街の灯よ 夢まぼろしよ
照らしておくれ 明々と
四方八方から 包み ....
あなたが私を讃える度に
本当の私はあなたから遠ざかるのです
愛しいあなた
私はただの女です
ただ無心に、そして貪婪に
ただ一人の男の愛をこいねがう
生身の女なのです
至上の ....
僕ら望んでここに落ちた
理想郷への緒を断って
泣き喚きながら
それでも前へ って
羽はなく
ねじくれた四肢がかろうじて生えた
這っていくしかないんだね
....
分かり合うことよりも
同じ空気を吸うことがしたい。
あるいは空気を吸うことも忘れるほど
誰より傍にいて
呼吸を感じて、体温を、脈を、感じて…
言葉は
二人の間にただ浮遊する
辿り着く ....
新しい歌を数滴
耳に流し込むだけで
僕は簡単によみがえる
3059円が僕の生命線
蝶のように舞うのか蜂のように刺すのか
黒板消しを片手に、
アルファベットの「b」を脅す少女。
森の寝息が聞こえる夜
小さな生きものの見る夢は
無塵の砂丘にしみこむ雨の
蒼く芽ぶいた花の種
明日を知ることが堅く閉ざされている
明日を知ることの恐れを知っている
....
太陽の下で
アリのように
右往左往
みつからない明日は
僕の神経をすり減らせる
重くのしかかる
思いどうりにいかない苦しみ
羽交い締めの生活に
身体はあともど ....
君が好きだ
それしか言えない
ストレートにしか言えない
君が欲しいと
君の傍に居たいと
それしか言えない
他の言葉が出てこない
僕の願いはたった一つしかないから
それしか言えないんだ
....
カシャカシャカシャ・・・・・・・・・・・
・・・・・・・ギィ・・・ぃ・・・ぃ・・・
・・・コリッ・・・ジュリッ・・・
お主何を喰うた?
人を喰うてみた
ど ....
ハンディカムの
デジカメの
そして携帯の画面の中で
君は微笑みながらも
なんだか窮屈そうだ
僕は君の眼を見てるつもりで
君にはレンズを見せていた
写った君の数だけ
みつめ合 ....
あ〜あ
地獄に落ちちゃった
ここが地獄かぁ
なんて苦しいんだろう
なんて苦しいんだろう
あ〜あ
悪いことばかりしてきたからなぁ
当たり前だよ
後悔し ....
とおいひの
うたになまえをあげましょう
ながいこと
おまえさまの 「な」をしらなかったね
はじめまして、なつかしいうたよ
ひとひら
のーとの「きれはし」にやどっておいでだね
はな ....
遠くへ行ってはいけませんか?
「あ〜!こんないい天気の時は遠くに行ってしまいたいなあ。」
そんな時は頭の中の曖昧MAPで
時には南国のプライベートビーチに椰子の実が
流れ着く場所を想像 ....
朝起きて
寝ぼけた{ルビ面=つら}で
鏡を見たら
直毛の黒髪の中から
ふにゃりとした{ルビ白髪=しらが}が1本
飛び出していた
指でつまんで
ハサミで切って
手のひ ....
初めてあなたに出遭った晴れた春の日の朝
それまでは何の面識もなかった赤の他人
ぎこちない会話ぎこちない態度
あなたも私も人見知りをしていたのかな
出遭った偶然
恋する必然
何も知ら ....
プキ魂
卑屈ダンス
侍待ち
迫害権
油田貧乏
不謹慎煮
打擲団
二段変身願望
先進国大ハッスル首脳会議
ダミーカメレオン
不注意ボタン
モダンチョメチョメ
ソクラテス弾
けっ ....
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