言葉だけで繋がる愛ってあるんだろうか?
君の姿を探して僕はさまよう
風にそよぐ草花をみても
初夏の日差しを浴びても
君のこと想い出す
・・・僕ってすこし可笑しいね
瞳に映るのは君の ....
傍観者
手も差し伸べず
死ぬなと言う (字余り)
人の生死(いきしに)は自分自身の意志ではなく
法によって決まる
人は箱の中に収まる人形のようである
自ら死を選ぶ事は人生 ....
By the way,By the way,
甘く切ない夢
海の彼方へと運ぶ
By the way,By the way,
そよぐ潮風
僕の心も知らず
By the way,By ....
寒四郎は盗人だ。たわわに実った稲を盗んでいた。しかし一部の稲は残っていた。中途半端だった。寒四郎が稲を盗むと決まって気温が下がり天気も曇り霜が降りた。稲を盗まれた村人はその日のうちに残された稲を刈る作 ....
4だからこうなる
そうですかなら7にします
そうじゃねて
もうええわ0で
1くらいが良くね?
ああ、なら1でええわ
蝙蝠どもがイラつきながら宵闇を殴打する頃、俺は早い睡魔の中で人を殺める幻を見ていた、時間は輪転機を思わせる忙しなさで過ぎ、なぜか無性にカップベンダー自販機のブラックコーヒーが飲みたかった、ハナから ....
なんだまってんの?
あれ大日
はっ、大日さんでっか?
あー、ソーダとおもます
雪どけ水が朝の光を跳ね返し
まなこいっぱい燃えている
つめたい景色の塊は
脳の面を滑落し
グラスの中の海のよう
甘くあいまいに渦巻いて
寄せては返す 空白の口形
黒点のカラス
おのれを ....
今、仄か温かく
微風のそよぎ素肌撫ぜ
しんと快晴の明け 、
深々と到来するこの朝に
あすこでボール投げ合う
あの子この子の声 木霊して
やり過ごしてしまった時の
実に宏大な奥 ....
ポストAI
二〇二五春はあけぼの
LEDの瞳がくもる前に
夢の鼓動を確かめる
記憶の断片に満ちた海原の先
小舟の帆にかかる灯火を灯し
同刻の部屋に居る音無人は
LEDの光 ....
人間は、自然の一部である。
全体は部分の連なりから、なる。
全体に答えはなく、全体に対して求める答えは、個々の出した集合体としての塊への俯瞰により、得ることが出来る。
つまり全体に答えを求めるこ ....
こだま三郎は盗人だ。盗みに入る家人に扮装しては金目のものを盗んでいた。盗みに入られた村の者たちはこだま三郎を恨み殺害を企てた。こだま三郎を捕えるべく村のあちらこちらに落とし穴を作った。ある日ドサっと音 ....
ときは来たれり
西から登ったおひさまが東に沈むのは物理学的にはたいしたことではないのはそもそも文字そのものには「時」は内存されていないのだからたいしたことではないのだ。人の過ごす時間なんてたいし ....
家は設計されたときに自らの完成をみる
建築家の立原道造がときを引き詩をたてる
はじめから死の骨組みで編まれた愛の生家
居住者は光の柱に舞うだけの静謐な塵埃
建築は頂を完全な月の満ち欠け ....
あのさー
そんだけ
ポストモダンの諸思想
ながれるながれる
意識の流れ
いつものように
すずのねならして
しゃんしゃらしゃん
留まること知らず
瞑目の視界を
銀白に色付かせ 、
そうして
私と云う眼差し、
意志を其処へと
....
都会に埋もれて
四畳半のアパート暮し
恋人同士は貧しくても
愛があれば幸せだと歌う
七十年代の四畳半フォーク
モノで埋もれて
動けるのは四畳半程度
貧しくはないのに人恋しくて
四畳 ....
あれはだめな
あれはだめや
あ、あれはだめ
あれはだめやから
あれはだめ
よく聞いていた
あの音楽CDどこにしまったかな
偶然テレビに流れた映像にはっとして
押し入れの中をかき回していた
捨てた記憶はない
すでにメモリー不足ではある ....
○「三月」
今日から三月
気温も春らしくなってきた
梅や桜の花便りも聞かれるようになる
何かいいことがありそうな気がする
わくわくうきうき三月
新しい一歩新しい言葉新しい出会いありそうな気 ....
川面、ほら
よく見て
流されていく
洗濯物が乾いてから
数年が経った
好きな卵の種類と
根菜類も
よく咀嚼して食べた
皮膚は
裸足のままで
対岸のヒナゲシ
が綺麗ね
....
ホロコーストの記事を読んでも
隔離施設の恐怖はわからない
わからなくていいんですよ
わかったころには手遅れ
浅い人間で終わらずに
よかったと思う今日
君は何も知らない
キャベツ畑から
....
もしも詩に形があったとして
それらの一個一個に
金魚やヤカンや今川焼のよ ....
悪徳乱舞
金と名誉は使いよう
さあ、犯罪すれすれのゲームをしよう
コドモをかどわかしたって構いやしない
陪審員にうまく取り入れば都合よく片を付けてくれる
こっちが“被害者”の振りだって出 ....
静寂を沈めた海が、満月を映している
白い泡を浮かべた幾度目かの波が、
今夜も踊らない砂浜を濡らして、
ひとりの足跡が、塔のある岬までつづいた
打ち寄せる羽ばたく声と、
幼い飛沫が果て ....
流されてしまえと心で叫ぶ
張り裂けそうな気持ち抑え
滲む涙すら振り払おうとして
無情にも時は過ぎ誰も見向きもしない
どんなひたむきな花すら踏み付けてしまう
優しさなどない氷の迷宮
....
恋しい春よ
僕の指の先にも届かない
愛しい、愛しい春よ
僕をどこかへ連れ去っておくれ
桜吹雪とともに彼のもとへ届けておくれ
ココロに秘めしこの想いとともに
愛は永遠に消えぬ
たとえど ....
詩は音楽にならなかった言葉だ
と
いう一文を思いだし
ほんで
梅は咲いたか
桜はまだか
と
あいもかわらず
もうすこし成長しましょう
自分 ....
私は人からなんでも奪われる
そんなに欲しい物があるなら全部あげようか
私のすべてはこの身だけさ
一つだけしかないすべてを呉れてやる
女性のデルタ地帯に
注いで飲む酒のことを
ワカメ酒というけど
それがワカメちゃんだったら
Wワカメ酒になっちゃうな
中島がそう言って
ニヤついてたら
カツオは兄として
黙っていられない ....
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