Lost?
Waking up in the middle of rabid night
I read what I've never read
While the moon spi ....
柔らかくって
小さくて
ふわふわしてて
つぶらな目でこっちをみてる
部屋中を走り回ったかと思うと
僕の腹の上で寝ている
愛しい僕の愛猫
甘えていいんだよ
もっ ....
息を吸うことに意味なんかねぇんだ
狂ったみたいに手を振って整然と行進
扇風機じゃないんだからさ なぁ?
息を吐くことに意味なんかねぇんだ
そんなこと猿だってこなしてる
僕 ....
子供がなにかを書いていると
先生がノートを取り上げて
大きな声で読み上げるので
水たまりの中には
どんな優しさも隠れられないよ
放課 ....
淋しい雨が窓ガラスをノックする
ひっそり鳴る音が何だか妙に心地良い
のんびり屋の僕を助けると思って
どうか洗濯物を濡らしていってくれないかな
君は友達が居ないんだろう
だから少ししか降ら ....
笑ったり
照れてギャグにしたりせず
まじめなかおをして
ぼくはあなたとSEXがしたい
という。
瞬きもせず
言い訳など考えず
....
たった5分走らせた
あなたの指先が
とても純粋に
白紙を色付かせてゆく
白紙で良かった
あたしは
ずっと
あなたにこうして欲しかったんだわ
君に
君の心と僕の言葉が反対を向いてどうしようもない時は
僕のことをへちまのちんちくりんと見なして
うっちゃってくれればいいよ
僕は少し酢とかにんにくとか
鼠の尻尾とか ....
ゆらゆらかげろう
玻璃の向こうに
柔らかき草萌ゆる
丘、ありて
音もなく 風渡る 景色に
あきもせず
遥かお山はぼんやりと 薄蒼く
頬杖つく
椅子の背は
しっとりと ....
いつもほんの少しを数えたくて
それは真っ直ぐに見えない夜のために
道に帰れないその日のために
僕が、ほんの少しを数えたくて
出来るなら、そんな僕のことを
少しでも待っていてほしい、とか
....
心から込み上げて
喉元をツルンと通過し
発情した口びるから
ピンクのビー玉が
いっぱい
転がっていく
空論が乗っかっている机上に
全部滴り落ちる
恋 ....
許してくださいお星様
お花の欠片に銀のさじ
私の欠片が食いついた
モーツァルトのセレナーデ
美味しく戴く春の宵
銀の色したお月様
夜の夜中に目を開けて
お腹がすいたと
食べられた
食 ....
海面に浮遊する
海 海 海 海 海
月 月 月 月 月
丘の上に咲く
月 月 月 月 月
光 光 光 光 光
花 花 花 花 花
空に咲き誇る
花 花 花 ....
ぼくは詩人
きまりというものは
人によっては自由でもある
今日もまた
朝の散歩をしていると
少年たちに出会いました
宿題で作文を出されて
何を書こうか
と話し合っていま ....
一つを取り合う形は何処から生まれたのだろう
生れ落ちた卵の形は誰がいつ決めたのだろう
あみだくじの線をたとえ一万回なぞったって
出口も無いの、迷宮入りした推理小説みたく。
二つになるに ....
苦悩のあたらしさを
うしなって 道がおわる
そこに はこんできた自分を
泣きながら捨てると
また道が はじまる
暁の夜明けに
始まりの前触れ
東に染まるオレンジ色した雲の
光る葉の美風な揺らぎ
誰もいない公園の隅で
始まりの唄を紡いでいた
時の図太さに
負けないように
坂道に抗うように
漕 ....
吹き抜ける朝
なめらかな肌
突き抜ける光
吸い込まれる瞳
それは君
それは風
眩む夜
沈む君
眠る花
轟く光
それは僕
それは月
....
いつもの儀式
朝起きると缶コーヒーを買いに行き
水まきしているおじいさんと
天気の話をする
僕の存在理由
ちっぽけな理由
僕の選択肢には死はない
ただもくもくと明 ....
花の季節
甘い香りに誘われて
気が付いたら
ベルを鳴らしていた
君ん家の
流れても
流れても
彼方とヒトツになれないのなら
いっそ
時計の針を何万回転もさせて
マグマのなか
彼方と私
トロけてしまいたいんだ
もう
彼 ....
モラトリアム、潰した虫の在処が解らない、その内に消えて無くなるのだろうという感情、無政府主義は涙さえ血に変えてしまうのだ、(弦楽をバックに)お前は悪い女だった、口先だけの女だった、肉欲まみれの女だ ....
花が好きだったばあちゃんに
花を摘んで帰ると
十日に九日は叱られる
「野に咲いとうのが{ルビ美=うつくー}しかと」
だから摘んで来なさんなと
ばあちゃんの手のひらはまめだらけ
ばあ ....
空から降って来い カネ
道路に整列したマッポを激写するために
失踪したヒロシが いなくなる数日前に呟いたってさ
空から降ってこいよ カネ
今日は、メッケの赤Mが、ボレノバのガーフィーのさき ....
まりちゃんを
まりちゃんと呼ぶ人はいない
まりちゃんは小川真理子という
比較的平凡な名前で
比較的平凡以下の容姿を持ち
比較的平均以上に温厚な性格と
だれにも比較できないほど
落ち着いた ....
バナナミルクの甘い香り
ぎゅってして
ぎゅってされて
まぜて
とけてひとつになって
朝ごはんに
二人して乾杯しておひげを作ろう
薄暗い狭い部屋で
僕は机のろうそくの炎見とれて
冷たいため息をはいた
一歩外に出れば広告や店の看板の光で満ちた
都会の光がふってくる
僕はその光から逃げ
自分のぼろ ....
オオカミの皮を被ったトイプードル犬と
ライオンのたてがみを纏ったペルシャ猫がやってきて
逆立ちをしながら訝しげに問う
お前は何故に逆さまでないのか?
お前は何故に柔肌を滑らせているのか?
....
十字路を右にでた大道り
美しく立ち並ぶ鉄筋のあいだ
次々に子供たちが落下していく
十段箱の腹をした女が快活に歩いていく
いろんな地区の、いろんな宗派の大股の大佐が
給油所やカフェ ....
ぼくは知ってる。
いま、いま、と数えているうちに、人は死んでいくことを。
おぎゃあ。
いま。
いま。
いま。
いま。
いま。
いま。
いま。
いま。
(中略、中略、中略……、 ....
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