こんにちは アブラムシ
あなた何歩でこのルーズリーフを横切れるかしら
ツノをふりふり おしりふりふり
行っちゃうの?アブラムシ
窓を見つけたのね
透明の翅をもじもじして ぱっと消えた ....
日曜日の朝
シャワーを浴び
鏡の前で髪を整え
{ルビ襖=ふすま}を開け
薄暗い部屋を出ると
何者かが{ルビ袖=そで}を引っ張った
振り返ると
ハンガーに掛けられた
高 ....
ぼくは詩人
何が現実で何が夢なのか
寝ても覚めても同じかもしれない
今日もまた
朝の散歩をしていると
野原に出会いました
誰もいない
寝転んでみると気持ちがいい
目の前 ....
季節はめぐったばかりだというのに
いきなりの寒気で
空がずいぶん高く背伸びしているのを
ビルの二階から眺めながら,マグロのすり身と卵をかけた丼を食べる。
北国の雪解けを思わせる ....
インテル、入ってる?
他人のセックスをみて興奮してる奴は変態
だからアダルトビデオを観てオナニーをす ....
線路の下に作っている道路工事が原因で線路が陥没し
山の手線が止まって大混雑だとワイドショーが言うので
西武新宿線に乗って高田馬場駅まで様子を見にいった
新宿などのターミナル駅と違って高田馬場はJ ....
君が帰った Cafeの 空席に
さっきまでノートに描いていた
空へと届く望遠鏡の幻がぼんやり浮かんでいる
別々に家路に着く
君の切なさも
僕の切なさも
この Cafe に置 ....
社会人になり
今は汚れていない真新しい革靴
今は愚痴も殆ど入っていない鞄
春の匂いを香る風
自転車を漕ぐ
グルグルペタペタ
僕を追い抜いた学生さん
その瞬間に突風が吹いた気がした
....
そして、
海は濁っていった。青黒く、あるいは黄色く、
濁ることで海はひとつの予兆を示した。水平
線までの正確な距離をはかろうと、漁師たち
は考えをめぐらせ、砂 ....
寂れた町の
死んでしまった
小さな時計塔
右にも左にも廻らない
何を見てきたのだろうか
誰にも知られずに
静かに狂って
止まったんだろう
指す時は
闇の時か光の時か
昼下がりの岬
汗ばんだTシャツ
思い出には日差し
砂さらう波の音(ね)
昼下がりの岬
舌カジル恋人
「音楽がくれたの?」
おぼろげな輪郭
昼下が ....
桜の花びら敷き詰めた
春の絨毯の上
僕は今、何を見よう
ねぇ君には何が見える?
進み始めた時間の中で
変わり始めた世界の中で
いろんなものが溢れる世界だから
つまづくとき ....
幸せの真理はいまだによく解らない
蹴飛ばしてくるおなかを摩りながら
この夏母になる彼女はうれしそうで
生まれるのを 抗っているようだと
なんとなく感じてしまったあたしは ....
ほこらかに だれにも
似ていないことを
きそいあっても じぶんの
言葉など ないと知りながら
がんばって てんぱってます
ふわふわと空気に溶け込み一人部屋で
ホットケーキを二段重ね
蜂蜜たっぷり甘いのをほおばって
ぱくり
さらさらとこぼれる様な白いカーテンが
白い蝶々を連れてきた
タンポポの蜜はいかがでしょう ....
青みがかる灰色の空
春の若葉も静かな会話
横断歩道 赤に変わって
僕は止まる 息を吐いて
思うことはたくさんあるが
思っても仕方のないことばかりで
晩御飯の ....
地の水の円
宙の粒
暗くかがやく重なりの日
ひとりの涙が見つめる日
歩くたびに
すぎるたびに
ふと触れる厚い葉
空へ向かう音になる
こころもとなくにじむ ....
いい詩など書いて
すぐやらせてくれる事があったら
今すぐにでもがんばるのになあ
こないだも電車に乗ったら
ミニスカはいた女の人がいて
見えるんだか見せてるんだかわからないような足開きして ....
こんな晴れた日
野の緑はしなやかな腕を
天に向かって伸ばし
陽射しに仄かな生命を温めている
草むらをすり抜ける風は
蜜蜂の
しじみ蝶の
か細い肢に付いた花粉を
祈りに変えて
次の ....
ぼくは詩人
星は自分で探すもの
幸せは自分で見つけるもの
今日もまた
朝の散歩をしていると
少女に出会いました
星を探しているの
しゃがみながら熱心そう
朝に ....
ごまかしの日常に
気まぐれに訪れる天使
嘘をついてしまった時には
天使もふくれっ面
今も僕の斜め後ろ上空で
僕のことを眺めてる
見つめている視線の先には
限り ....
風の声が聴きたかった
新緑の並木道の向こうでは、
アスファルトに杖を落とした老人が{ルビ蹲=うずくま}っていた
僕は見ていたに違いない、
何故彼がそうしていたのか一部始終を ....
5センチの猫が
水槽に飛び込んで
すべての魚を
粉々にしてしまった
キラキラ瞬く星達は、
ひろいひろい漆黒の宇宙で、
ただただその生を燃やし尽くして
ただただこの生を燃やし尽くして
せまいせまい青い地球で
ふわふわ生きる私に
キラキ ....
なんと違うことだろう
二年間寝たきりの祖母が他界した
94年の生涯を自宅で眠るように閉じた
涙は流れなかった
葬儀はしめやかに営まれ
その後遺体は火葬場へ
焼かれる間に親族は
酒 ....
遅い春が さらに足踏みをして
私たちの日曜日は
台無しになってしまったけど
公園からの帰り道
陽当たりのいい住宅街の一角で
うっすらとつぼみの綻んだ
可憐な桜を見つけた
ブロ ....
叩く
ひとを叩く
大好きな彼女
君のこと好きだよ
と言わずに叩く
大切な母親
いつもありがとう
と言わずに叩く
可愛い我が子
よしよし
と言わずに叩く
....
悲しくて
寂しくて
ふと見上げれば
何千年
何万年
時を旅した光が
優しき真綿のごとく
我が頭上で
巡り会う
奇跡
明日も強く
生きようと思う
音楽のカテゴリ
時代のカテゴリ
侍というカテゴリ
一般市民というカテゴリ
すべてが 癖
癖をまとめ上げ
自分の直感を信じて チャンプルーを作る
フェイクでもかまわない
猿真似で ....
ぼくは詩人
どんなときも
どうにかする気持ちが大切
今日もまた
朝の散歩をしていると
少年に出会いました
空を見ながら
不安そうな顔をしていました
雨が降ると
....
5277 5278 5279 5280 5281 5282 5283 5284 5285 5286 5287 5288 5289 5290 5291 5292 5293 5294 5295 5296 5297 5298 5299 5300 5301 5302 5303 5304 5305 5306 5307 5308 5309 5310 5311 5312 5313 5314 5315 5316 5317
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
7.82sec.