雪が降る
青くて暗い つめたい世界
ゆきが、つもる
世界中の亡骸は声も無く
指を、まぶたを白く埋める
墜落した星の最期のまたたき
時が止まる
ときをとめた
どうか、このまま
声は ....
<えいえんに>
わたしずっと退屈していて。
発泡スチロールのカップのなかで干涸びた麺が
戻されるのを待ってる。シールされたフタ。
肉らしき茶色の破片、卵のいろのスポンジ状、
....
愚かなまま沈んでゆく
定義をポケットにつめた
冷たい流れの中でいつも目を閉じた
耳に浸水、視界すら揺らぎに変える
何処かで小鳥が泣いている
誰も居ない静かなこの場所で
誰も描け ....
ぼくが常々思う事
くるい始めた世の中と
のぞんでもない現実が
ゆるせなくなるその前に
めんどくさいけど強くなれ
ぼくが嫌だと思う事
くるっちまった世の中に
のぞみなんて一つもない ....
花火はあがらないけど遠くの空見つめよう
バツグンの効果でより確実な 古いメロディ探してる
ちゃちな気持ち燃料にして エンジンふかしていこう
初めて聴こえた透きとおる声 嘘まみれの輪からかき集 ....
真っ暗な夜に
かすかに見えるレインボー
夜空であんまり見えないレインボー
孤独でしかない
真夜中のレインボー
かすかに聞こえる歌声は
お前が歌ってるんだろ
そ ....
夕暮れて
暮れなずみ
夕闇に
うちしずみ
静かに
下がっていく
温度
静かに
暮れていくの
音
あなたがノオトをめくる音 ....
散らかった部屋の
蛍光灯を全て消して
小宇宙
アルミホイルの星を
2,3個浮かべて
眠りに就こう
散らかった頭の
整理をするために
支離滅裂
ほら ....
夜になるのが怖い
昼を生きるのが怖い
朝を迎えるのが怖い
現実が怖い
怖い
歩く事がつらい
立ち止まる事がつらい
走り始める刹那がつらい
夢想がつらい
....
剣士がドワーフに めくばせをした
魔法使いが呪文を となえはじめた
ぼくはあわてて お姫さまをマントにかくした
「汗くさいわよ」
「うわ ごめん」
●関連作品→http://po ....
残酷なことをしようと思えば幾らでもできる人間だと
誰かが言っていた
コンビニ弁当を死ぬほど食べていると
俺自身がゴミみたいな腐敗臭がしてくる
消さないといけないなと
近くの親に蹴 ....
レースのような緑だった
君の髪に触れる
やわらかい
なつかしい
君が起き上がるだけでゆれる
緑のような僕だった
「そっとあげるの、たくさんはだめ」
霧吹きでしめらせて
あつい光 ....
『クマ』
すきだよ
あいしてるよ と
耳元でささやいたのは
クマのぬいぐるみ
そんなの
ぜんぶウソ
わかってるけど
だまされたふりして
ギュッと だきしめる ....
目覚まし時計が鳴り響く
重い瞼を開けると
窓からの陽射し
月曜の明るい朝
顔を洗い
パジャマを脱ぎ捨てて
服に着替える
今日はお気に入りのジーンズ
昨日買ったばかりの白いシャツ ....
春の光よ
降りそそげ
我に
君に
太陽の季節の予感に
この胸の情熱よ
目覚めよ
新緑の風に吹かれる
緑の香り
その頬を
撫でていく
嗚呼 ....
そんなにこわい顔をしないでくださいね
そんな風にして顔の真ん中に皺を彫らないでくださいね
どうせ皺皺になるなら笑い皺のほうがいいでしょう
桜並木はもう散ってしまったけれど
そんなに残念そう ....
ぼくは詩人
絵画は色の詩
詩は言葉の絵画
今日もまた
朝の散歩をしていると
画家に出会いました
のどかな風景を描写して
きれいに光の線が加わる
感心していると
ぼ ....
黄色い花が咲いたよ 緑の原っぱに
無数の貴石のように きらっきらっと笑いながら
咲き出したよ
ああ来た やっと降り立ったよ 朗らかな風が
南から柔らかな日差しと甘い香りを引きつれて
やあ 坊 ....
鍬も
鎌も
放り出された
むき出しの畑
半分お気楽に
半分苦しげに
つるが垂れ下がっている
歴史参考書も
試験マニュアル書も
免許書なんかも
土手の方に投げ捨てちゃっていたので ....
青空に
まっすぐ追いかけて
あなたを
揺れながら消えていく
ひこうき雲に
私は
なりたい
午後の空中へ
午後の空中へ
雨に逆らうようにして
ハナミズキとして昇華し続ける春は
公園が夕刻になっても未だ軽く漂う、
薄い、甘い、影
春とは分離するように
俯き始め ....
時よとまれお前は美しい
そういったのは 誰だっけ?
人の一生はあたかも車輪の様に回るというのであれば
次は美しい命になってこの世に廻ってきておくれ
時よとまれお前は美しい ....
すっぺぇ
ちょーすっぺぇよ
生レモン
口がすぼんでタコみてぇになるよ
そーなると
やっぱ生が一番だわな
生最高だわ
ちょーすっぺぇし
変身できそうな気すらするし
スッパマンはもういる ....
鉛色の曇り空が
たくさんの弾丸を
地面に向けて打ち込んでいる
そして騒がしく
たくさんの人間が
あるかもしれないモラルを忘れて
たくさんの人間が
少ししかない場所を埋めていく
傘を ....
ボタンが取れて
心も取れた
はだけた世界に
乱れて飛んだ
あなたの思いは
月に溶けて
宙を舞う力なき手に
ただ一つ
霞だけでも掴めれば
わたしの思いも粉にして
あなた ....
身づくろいする梁の平行に沿って
導かれる闇型に縁取られたドアや
蝶がなすりつけ飛び去った後の壁
君の乳房臭の壁
逃げてく
収まりきらない日が 逃げてく
固くなりすぎた赤が 前へ進むこと ....
朝目が覚めると、メヤニでまぶたがふさがっていた
瞬時に何が起きたのかを理解し、飛び起きて電話をかけまくった
「僕は、木になるんだよ」
母には「今まで育ててくれてありがとう」といって一方的 ....
ありきたりの生活に
雲行きの悪い空
何度も何度も
生きることに真剣に取り組んできた
一人でいきること
その無情
無理をして
生きてるけど
どこまでつづく ....
今日も大きい舞台の上で
あなたは
綺麗に生きていて
歌声も
まだ少し聴こえている
やっぱり哀しくなるけれど
今はまだ
直接顔を向ける事が出来ないです
....
青緑の硝子片みたいな
ネオンテトラの眼球拾ったよ
空っぽの眼窩に嵌めこむと
清々しく涙腺から噴きだした冷たい水で
気持ちよく顔を洗う 身体を洗う
水晶体に泳ぐ魚のプリズム
禊の ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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