キミは
そのまんまでいいんだ
いいんだ
キミの
そのまんまがいいんだ
ちょっと言うから
少しの間
ちゃんと聞け
いいんだ
キミのそのまんまが大事なんだ
「だ ....
電気信号によって動かされる心臓
によって体内をめぐる血液
手足が冷える末端冷え性
冷たい自分の手を見る
まるで女の手
机に落ちた髪の毛
思い通りにならないあれこれ
無呼吸症候群
近 ....
大きな湖に
沈んでいく夕陽を追って
ガリレオってすごくない?
これで
地動説なんて
思いつかんよ絶対
ぶつぶつと
つぶやきながら
コウちゃんは
デジカメを構えてる
その ....
ゴールデンウィークは
ずっと居酒屋でアルバイトだったけど
夏休みはタヒチに行って
ポールゴーギャンを探しにいきたい
いつからだ
僕が星を見なくなったのは
暗闇に沈む夜の中で
ただひとつもたらされた
真実
そんなもんはない
残虐な爪が幾重もの色を貫いても
目の前にあるのは虹だ ....
繋ぎ合わせた言葉の隙間から
意味が零れ落ちて
ちっぽけな姿を露わにしてしまうから
私は口を閉ざすのだ
ハロー・スワロー・ウィカ・ウィカ!
意味深なイマジン、空っぽの暇人の
ケージの中の三文刑事さん方が書く散文の
政治ではクラリセージも育たぬ零時半
オマージュ・反復・ハシシュの一服で
ぐら ....
美術の先生が
黒と白だけは
どんなに絵の具を混ぜても
作り出せないのだと言っていた
そんな貴重な色の絵の具は
どんな材料で作られ
どこの国の工場から送られてくるのだろうかと
想像をめ ....
静寂
深夜二時の公園
誰もいないブランコが揺れる
錆び付いた音は私の足音に重なる
朝焼け
午前五時の窓の外
眩しい光がカーテン越しに見える
あまりの腰痛に私は起き上がれない
....
歯がしくしく痛む夜にミントを、
初夏の風と小さな葉っぱを
コップの水に
くるくる溶かして
蛍光灯の下で、うがいする
クールグリーンの麻酔をかけられて
小骨のように引っかかっている、 ....
あこがれて あきらめて
うちひしがれて 汚れた
たましいを つきることなく
あらって あかぎれになった
おかあさんの手に 接吻してもよろしいですか
ひゃくねんまえのしじんのしを、おとうさんがよませてくれました。
いまはもうおはかのなかですごしているひとだそうです。
ひゃくねんまえのしだけど
きれいなしろいかみにかいてありました。
ものをた ....
雑貨屋で見つけた黄色いとんがり帽子。
絶対似合うはずは無いんだけど、買った本人もびっくりの衝動買い。
タンスから黒いタートルネックと青いパーカを引きずり出して
とんがり帽子で目元を隠せば
私の ....
ぼくは詩人
明と暗は
それぞれ逆があって
はじめてわかる
今日もまた
朝の散歩をしていると
朝影に出会いました
朝日の光の方向と反対に
ぼくがつくる自分の朝影
い ....
囀るひばりに誘われて
五月の原っぱ
やわらかな緑が
裸の足にくすぐったくて
昨日はふり向きもしない
ぺんぺん草がかわいらしい
青い空に
浮かんだ雲を
目で追いかけて
眩しい形 ....
あおいあおいゆめをみてた
くろとあかをカラダにまきつけながらゆめをはんすうしてばかりいる
そらからふってくるこんじきのつぶをゆるりながめてはとおざかるあかいいとのなるおとをさがしてばかりい ....
「部屋の中」がなくなっていく
「部屋の中」にあったものは
外へと押し出されてしまう
殺風景だと思ってたのに
床、天井、壁
結構いろいろなものがあったので
少しびっくりする
やがて ....
異世界の扉は何時
何処にでも繋がって居ると言う事を
僕らは否定する事は出来ないだろう
それは
あの輝かしき幻想渦巻いた子供時代だけでは無く
社会の渦にまみれてしまった
大人達 ....
わたしの指を握る小さな手と、
それよりも小さい新しい命と、
ふたりの大きな愛と、
運び込まれるあたたかさ
いつかのわたしや、
いつかのあなたや、
いつかのかれやかのじょ、
きみだって ....
僕は一人だ。
僕は孤独だ。
果たして本当にそうなのか?
僕は悲しみを呼び
僕は喜びを妨げる
君が思っているほど、君は悪くないよ
けど
そんなに自分に自信が無いの?
だって僕は色んな人を ....
通り過ぎていく
何もかもが
大切なものを
大切なように
大切なものを
大切にできなかった
停止
それが過ち
私が私であることを
誰も知らない
この黄色いひまわりの世 ....
病窓のむこうにはあふれていました
ゴールデンウイークのうきうきしたひかりが
中庭の木立のあいだにもながれていました
みどりに薫るそよとのかぜが
....
黄昏が近づいて
風向きがふっとかわるとき
隣り合って座るわたしたちの間には
暖かな風のように沈黙が訪れる
丘から見下ろす街並みは
最後の夕日に照らされて
....
空がほつれ 花になり
空を淡く照りかえす
むらさきになり 羽になり
まぶしく逆さの金いろになる
廃屋がひとつ
いつか走り出す列車のように
窓だけをにじみかがやかせ
少 ....
きみの白いやわはだに
ひやり、刄の感触
まるで無機質なそれからは
鼓動をまったく感じない
手を動かせば血がにじんで
きみはちいさく鳴咽を漏らす
白い肌に映える赤いコントラスト
....
マイナス273℃絶対零度で
きみとあたしを形づくる原子すべての活動を止めて
さよなら
今日までのことなんて
全部忘れてしまおう
このところずっと染みついていた淋しさは
火にかけすぎたシチューのように焦げついて
無理に剥がそうとすると
苦い味になってしまう
きっと思い出が ....
あの頃と同じ
アタタカイところへ行きたいけど
同じところに戻りたくはない
同じことは繰り返したくはない
とにかく前に進みたいんだ
今はこうして ただここに居て
毎日の暮らしに ひたすら ....
あのこのことを想う時
なんだか胸が苦しくなる
いつも穏やかで いつも笑っていて
あのこは今どうしてるかなんて
今ではもう分からないけど
苦しみの分 幸せになってるといいな
....
期待していた約束は
この新緑の季節風で
あっさり破られた
人は期待するから
腹が立つ
絶望する
堰を切った奔流のように
日差しは僕らに降り注 ....
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