雨の降る夜の帰路
高速を降りてからの長い田舎道
前照灯が照らす小さな視界に
跳ねるものがあるのだ

灯火の中それは白く見え
雨粒とは違う動きで
ぬれたアスファルトの上を
道一面に跳ねる ....
  朝焼けがまだ
  始まらないので
  本当は昨日
  あなたに届くはずだった
  手紙のことを思った


  夜明け色の
  手紙を贈って欲しい
  君と一緒に
  指差して、 ....
少し眠れなくて
涙が伝う夜
私を見て
悲しいよりもひどい有り様
何もないの
あなたが去った後には
何も…


怖い夢を見そう
幸せな夢も
目覚めたなら
悲しいよりもひどい有り様 ....
目の前にあるガラスを割れば
あなたのところに行けるのね
だけど手を怪我してしまいそう
じゃあ軍手を使えばいい
バットで窓を割ればいい
だけど今の私は武器も防具も持っていない
素手で割るしか ....
その舌の根の
乾かぬうちに
あやしく
くるしく 
はじまる わたし
ふわり
ふわり
そして君は見えなくなった
甘い香りを残して
苦い思い出を残して
切ないこの僕を残して・・・

ぽろり
ぽろり
僕は涙をながす
君の後姿
青い海と空
ひとつずつ思 ....
街は静か
車の中には甘酸っぱい芳香剤の香り
夏を告げる音楽
じりじりと焼け焦げていく人を知らない人
海が未だにきれいだと信じている人
愛してるが口癖な人
体はきたないものなの
それでも抱 ....
小さな子どものように
我が儘を言って
あなたの手を握った
ただ触れていたくて
温かさを欲して
単純に
望んだ
つまらない
言い訳に隠して
ずっと繋がっていられるように
恋というものにすがる
わたしたちは最大のかなしみだと思い込む
あなたが私を救ってくれるとおもっている
さようならをしよう

すきということばをのみこんで
むねのいちばんおくにたくさんつきさ ....
簡単に
消せるだけの記憶なら
この手から
こぼれ落ちて
さっさと消えてしまえばいい
だから
大切な記憶だけは
あなたの笑顔だけは
何処へも行かないで
私はまだ
この場所から動けない
日が沈み
また日が昇り
そうしてつちかった
歴史のひずみに
取り残されたまま

私はまだ
この場所から離れられない
君との約束を果たすために
あの ....
あぁ、こんなにも愛していたのだ

零れ落ちてしまった言葉
繋いで離れた手の隙間
水面にたゆたう魚の骸

初めて逢ったのに君はもう骸だった

ぷかぷか浮かんで
ぷかぷか沈む ....
あなたがあまりにも大きく樹をゆらしたので
花びらが落ちているのだった
色とりどりのかみふぶきに混じって
潔白な白がくるりまっているのだ
地上ではパレード
美しくなった出会いと別れへの ....
ぼくは詩人

何かのために走ることも
走って何かを求めることも
人としての営み

今日もまた

朝の散歩をしていると
疾風に出会いました

勢いよく真正面から
ぼくを飲み込む
 ....
月の夜道を行ったって
どこに辿りつく訳でもない
ただ
視線を先へと伸ばしても
あの光は遠すぎて、見えない

月の夜道を歩いたら
立ちすくむ銀うさぎ
あそこから来た訳ではない、と言う
 ....
あなたは私のことを迷惑だという。
私の頭がおかしいという。
だから私は笑う。
おかしいからじゃない。
悲しくて悲しくて、笑える。

最愛のあなたを
困らせるつもりなんかない。
そんなわ ....
香りのいいお茶を差し出されて 意識朦朧

何度も頭を打つのはわたしの不注意

胸の奥の水たまり
激しくかき混ぜて
そっと空に流して

あなたの歯がつきささって
粉々にくだけるわたしの ....
小鳥ちゃん 謎の民族の踊りする

小鳥ちゃん おしりに黄色の ひらひらフリル

小鳥ちゃん ささみの足を蹴り上げ 風と

小鳥ちゃん ひとりで勝手に驚いた

小鳥ちゃん 呼んでも聴こえ ....
  

どうしてガラス張りなんだろう
とその向こうを眺めながら
そうつぶやいてしまうと
なにもかもがゆっくりと停まりはじめ
もうこんなことは辞めてしまおう
と何も言わずに部屋を出た

 ....
寂しさに身を任せて
誰かの肩にもたれるのはもうやめよう
頬に触れた肩のぬくもりは
いつかは褪めてしまうし
褪めてしまえば
残るのは寂しさだけだし

アルコールと煙草のけむりが
体内 ....
 ネオンが瞬き始める夕暮れに
 あの娘は小さな部屋でもがいてる
 
  すぐ行かなきゃ

 隣り街まで各駅で行く
 群集に混じっても
 僕は詩人
 
 皆が見落とす雫を拾い集め
  ....
深き森に眠る姫は

子どもの頃の夢を見る

夢に堕ちたアリスは

眠る姫にほんのりと頬を寄せ

狼を犯した赤ずきんが

ゆっくり、ゆっくりと

月を仰ぐ


満月が見た夢 ....
祝日 新宿の午後は人波に{ルビ溢=あふ}れて 
逃れるように僕は古びた細い路地に入る 

道の両脇に{ルビ聳=そび}え立つ高層ビルの壁に挟まれた 
細い空を見上げると吹いて来る向かい風 
ア ....
母は優しい
兄貴より遥かに出来が悪い俺は、
絵が好きで詩が好きで、なんだかいろいろ中途半端で、
でも、
生まれてきてくれて本当に嬉しいのだと
臆面もなく言うから
俺はいつもあなたの目を真っ ....
雨雨雨

春の別れだ

図々しい夏がやってきた

今年の夏も赤ん坊が殺される

炎天下
パチンコ屋に停められた車の中で赤ん坊が蒸し殺される

もう疲れた

毎年毎年

も ....
空も水も花も
君が話す途端に
死んでいる

空は空でなく水もなく
花はもう花ではない
君さえ影すらなし


死に跡なく、
電脳宇宙の暗闇に
誰も重力の実際を
計 ....
目を瞑りましょう。

先に何が見えるの?

暗い
暗い
廊下を辿って

夢の中の貴方に会いに行くワ。

其が例え只の夢だったとしても

私は其を後悔はしない。

貴方が好き ....
届かない言葉は要らない

吐き落とした粒がふきだまって…

苦した痛みの愛しささえも

どうして耳の奥へは響かないの?

マネキンじゃないよね?

貴方は人なんだから

触れて ....
僕が生きている人生は

悲しみに満ちたストーリーだった

泣きながら倒れ

夜空を見上げれば

流れ星が一つ

流れていった

僕は何もお願いすることなく

消えていった
 ....
花のあるところに 埋まってください
日向の多いところで 眠ってください
淋しくないように 小鳥が好む土地で
粟の穂が 棚引いているような地で
魂だけは 健やかに 休んでいてください

出来 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
蛙の日たりぽん(大...13*06/5/7 2:18
明星嘉野千尋17*06/5/7 0:32
不安ANN006/5/6 23:41
ガラスの壁壺内モモ子1*06/5/6 23:22
そろもん(カルマの話)みつべえ206/5/6 23:18
そして君は見えなくなった命鈴106/5/6 23:17
なつki306/5/6 23:11
手をつなぐ蓮見006/5/6 23:11
シロップki4*06/5/6 23:10
記憶蓮見106/5/6 23:09
呼吸206/5/6 23:08
緩やかに紐解かれる休日の午後朽木 裕5*06/5/6 23:00
パレードフユナ22*06/5/6 22:59
ぽえむ君−疾風−ぽえむ君5*06/5/6 22:54
月の夜道をひとりで行けば(うさぎに出会う)、夕凪ここあ10*06/5/6 22:42
普通のこころ美味1*06/5/6 22:16
ティーパーティーアサリナ2*06/5/6 22:03
小鳥ちゃん4*06/5/6 21:38
浴室密閉ブルーチーズタイムAB(なかほ...406/5/6 20:44
耳をすませば砦希(ユキ)006/5/6 20:38
行かなきゃならぬ山崎 風雅1*06/5/6 20:35
童話Ⅰ胡蝶206/5/6 20:15
「夢」 〜 新宿にて 〜 服部 剛14*06/5/6 19:29
no-title[group]士狼(銀)20*06/5/6 19:04
立夏三州生桑106/5/6 18:10
星空時代[group]ヨルノテガム4*06/5/6 17:27
ほほえみのあくま胡蝶206/5/6 17:01
〜きみどり〜006/5/6 16:40
虹の種をまきましたこめ7*06/5/6 16:07
茉莉咲くきりえしふみ10*06/5/6 16:04

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