想像していたより
ずっと簡単だった

左手を少し動かして
アドレス帳から
君の名を削除して

メールボックスを開き
暗証番号を入れて
フォルダごと消去して

目頭が少し熱い
涙 ....
あの暗さは
助手席の母さんとハンドルまわす父さんの背中

トンネルは楽しむためにあるのだと思っていた
トイレットペーパーの芯をのぞいて見える景色
オレンジのライトとゴーという音が見えてく ....
   太陽はもっぱら「脈診」してくれるだけなのに
         月はどうして「舌診」に そして
    星たちはなぜ「腹診」にこだわるのだろうか

             セピアいろに涸 ....
器の水と空気を揺らし
敗れたものの記を奏でる
青い氷の空と雲
青い氷の土地をゆく影
途切れたものをつなぐことなく
そのままのかたちで送りだす
自身で自身を選べるように


 ....
部屋の隅から流れ出した水が
青く揺らめいて
わたしを覆ってゆく
もうなにも聴こえないように

もう何も感じないよ、とつぶやいてみると
すこし笑えた
口元からポコポコと
泡が出て行っ ....
ぼくはイヌムギ

麦に似ているけど
人間にとっては有用ではない
でもそれは人間が勝手に決めたこと

今日もまた

朝の背伸びをしていると
子供に出会いました

どうやらぼくが邪魔 ....
窓辺に頬杖し
少年は大きな音を立てて通過する列車を眺めていた
用事があればそれに乗ることもあった
ボックス席の窓側に好んで座り、近くにくれば
自分がいつも列車を眺めている窓を目で追った
当た ....
辛い辛いってどんなに嘆いてみても
周りにとっては所詮他人事

最後に打って出た策は バントにも擦れず
自分に嘘をついてでも何とか君を救いたかったよ

どうして人って変わるんだろう
時間が ....
 君はまるでアン・シャーリー
 夢見がちなアン・シャーリー

 小さな部屋の大きな窓から
 初夏を彩る青 黄 緑
 小鳥のさえずり
 お日様に お月様
 つぶらな瞳に映して
 今日 ....
どんどん沈んでいく太陽が

真っ赤に燃えていた

見とれていて僕は今日がもうすぐ終わると感じた

今日が終わり明日が来る

今日も何もしなかった僕にも明日が待っている

ほとんど空 ....
真夜中の虹を、見たことがあるかい?
極彩の光に照らされた暗闇を、見たことがあるかい?
こんなトコでつんのめってないで、
こんなトコでうずくまってないで、
ひとりぼっちで寂しいよ。って、
悲し ....
ハロー・スワロー・ウィカ・ウィカ!
赤目ノ兎のテンタクル、尖天手繰ル.√の
聖女の水浴みノ燦然ナ音℃と
1,000刻の恋文のパ炉―ルな熱量―シカ人形の
胎教ノ中ノ-残雷ト.リアス式銃弾
鈴蘭 ....
あら。

また泣いてるの?

何かあったのね。

辛かったんだね。



いつも

綺麗に着飾って

その大きい瞳で

世界を敵視して

頑張り屋のあな ....
ジクジクする
ペットボトルの蓋を噛んで
気を紛らす
パキッという音で
蓋と月が真っ二つに割れた
不吉だわ
  それは黒猫が横切るのを嫌がるほどに
月は二つあっても困らないとて
満月が見 ....
たとえば

雨の音で目が覚めて
カーテン越しのグレーの光に
唾を飲んで
身体をこわばらせる

それが世界だ

背中に貼り付いた憂鬱を
引き剥がすように
歯を食いし ....
雨を受けとめるとき
光から醒めるとき
去る行為が消えるとき
ひとつの芽を知る
野をすぎ
雪を呼び
歩み 飛び 巡る影の
咲きひらく四肢を見る



温い朝の
羽のあ ....
答えが必要なの
いつでも他人をかわすことのできる
だれにも必要とされない
単純な持論なんていらない
かかわりを最小限に抑えられる
そんな真実ではない答えが必要なの
それは嘘でもいいの
自 ....
ぼくは詩人

自然がすべての自然と
つながっているように
人の心もすべての人と
つながっている

今日もまた

朝の散歩をしていると
藤の花に出会いました

野生に生えたその花 ....


































 ....
どぎついサンセットで終わった一日
夜のはじまりに静まり返る東シナ海
水平線の果て光り輝く香港の淫売宿を目指して
我等が実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタインがひた走る
ふらふら揺れながら傾きなが ....
わたしは先生をやっている

算数、国語、理科、社会
みんな教えている

それはきっと
わたしが彼らより先に生まれたからだ


子供たちは勉強をしている

将来の夢を尋ねても
返 ....
反対側のホームで君をみかけた

何年ぶりだろうか

初めての恋らしい恋
付き合いらしい付き合い

喧嘩もしたけれど
いつも寄り添っていた

譲れない所もあったけれど
分かり合って ....
午後 風
上下
光の水
空に触れ
ひろがる波紋
遠くから
ざらざらと
どうしようもなく遠くの原から
やってくる
色のにおい



短く魔を刈るもの
湿のありかを ....
ある五月
限りある少女の果樹園は
体中で太陽を吸い
体中で緑を吐きました


太陽へ、よりも、体へ
そう、太陽を忘れたときに最も太陽由来になる体へ、体へ、
の感嘆が ....
 明かりが灯らない側道を
 綱渡りしてきた午前1時の伏見港公園は
 トラックの行き交う騒音と
 今年初めて聞く虫の音に染まっていた

 オレンジ色した街灯が
 川の水面に反射して
 誰一 ....
詩と心中します

先立つ不幸を

お許しください
疑わしいうららかな日々
何かの声が聞こえる日々
もみ消した夜、それは煙草で
名残惜しそうに煙るけど
命の足音が響いた中庭
信じられない日常の中
逃げ出したのはぼくじゃないんだ
歌ったのも ....
?.

 旧市街のプラサに
 仮設テントが建って
 ワインの試飲祭が行われた
 一週間続く
 ぶるじょわなお祭りだ

 入り口で
 一ユーロでグラスを買って
 あとは一杯一ユーロで ....
 外は暗いはずなのに
 この部屋は気味悪いくらいに明るい
 歪んだカーテンレールはその光によって影を作られた
 ただそれだけでした
 明暗のはっきりする部分なんてカーテンで区切られるほどに曖昧 ....
ベルトコンベアに乗っかってスプレー缶が流れてくるわけ
これにキャップを付けていくのが僕の仕事なわけ
僕はペイペイなので片手にひとつキャップを持って付けるわけ
右左 キャップ補充 右左 キャ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
Clear松本 卓也2*06/5/9 23:49
長谷伸太3*06/5/9 23:38
ターミナルケァー信天翁206/5/9 23:05
三華遠季節 Ⅱ[group]木立 悟206/5/9 23:05
まれ1*06/5/9 22:56
ぽえむ君−草魂−ぽえむ君7*06/5/9 22:23
焼き魚たもつ7*06/5/9 22:13
今この瞬間をdaught...206/5/9 21:56
アン・シャーリー山崎 風雅4*06/5/9 21:28
風船はどこまでとんでいくのかな?こめ1006/5/9 20:32
虹の先までe R i006/5/9 20:22
L.LSD六崎杏介306/5/9 19:02
花と空とさー行きまし...3*06/5/9 17:18
我がモンスター美味2*06/5/9 16:08
世界大覚アキラ506/5/9 16:07
三華遠季節 Ⅵ[group]木立 悟206/5/9 14:05
答えはない106/5/9 13:46
ぽえむ君−藤波−ぽえむ君8*06/5/9 13:26
ひいて ひかれて[group]ふるる10*06/5/9 13:24
夜に向かう実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタイン大村 浩一15+*06/5/9 12:40
「今日という日に」ベンジャミン10*06/5/9 11:59
@ホーム貴水 水海1*06/5/9 11:58
三華遠季節 Ⅴ[group]木立 悟306/5/9 11:13
五月の果樹園A道化1006/5/9 10:27
風景に溶け込んで山崎 風雅10*06/5/9 3:18
遺書大覚アキラ1+06/5/9 2:49
日の憂鬱の中306/5/9 2:13
試飲祭水在らあらあ706/5/9 2:12
よくわからんけど306/5/9 2:04
僕の仕事ヌヌヌ306/5/9 2:03

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