冬は起ちあがり
世界は染まる
風のない
夜の明るさからやってくるもの


輪の星の目を
時計の目が見つめる
舌 傷口 くちびる
ためらいのなかはばたく
夜の手の羽たち
 ....
発車ベルが鳴ると
髪の毛が風に笑ったね
誤算だったね
脚の長い女の子の
脚が長くてきれいだったね
「栞」を「おしり」と読んで
男の子がはしゃいでいたね
それはきっと僕だったね
 ....
混乱は和解の一合目
すらりとした刀身に
甘い囁きがふうわり
ふわりと泣きかける
騎士が戦火を駆けて
いる最中だというに
九段下の王様たちは
一人を決めるために
ちーけったで遊び、
グ ....
   
{引用=  あのひとの記憶がしずむ海は、いつしか防砂林で見えなくなった
  越えられない高さに、すこし安心した}   





砂が、降って
深く深く沈んで 底まで
皮膚 ....
黒い風を跳ね返しもせず
赤い光を吸い込みもせず
  彫り抜いた窪みには
  にびいろのあまみず

 ときには焼け石となり
 ときには氷山となって
 ひとかかえもする石が
   こころの ....
アラビアンナイトから
魔法のランプが出てきた。
何に使おうか?
お金かな?

恋愛かな?
仕事かな?
世界一周かな?
ライブかな?

夢が小さいと夢は叶う
夢が多すぎると夢は叶わ ....
あの 鳥のような こんな日は過ごしたい
あの 雲のような こんな日に消えてゆきたい
ぼく等は
なぜ ここに居るのだろう?



http://www10.ocn.ne.jp/~hidam ....
千の書物に埋もれたみずたまりが閃光している。
赤ぶどう酒のかおりが溢れるほど、注がれている、
豊穣なページの眼差しは、街路樹の空虚な、
灰色の輪郭を、水色の気泡の空に浮き上がらせてゆく。
その ....
男がその果てに見たものは何だったのか?

その衝動は恐怖に似ていた
打ちつける音は涙の音にも似ていた

真剣であればあるほど
どこか馬鹿らしかった

何も残らないことを
男は知ってい ....
真夜中の懐中時計はチクタクと
つまらぬ音を刻みましては
しゃがれ声の車掌が錆びた切符鋏を片手に
ガタゴト揺れる
三等列車に寝転んで
古書を読み耽る僕に
慣れた様子で歩み寄り
 ....
橋の上に両足を揃えて先を見据えた
ふと頭によぎったのは小学校の廊下でした
それはひらりと揺れた一枚のハンカチの様に可憐で儚い思い出
ゆっくりと人間的な動きをして
人生と言う字に読み仮名をつけて ....
砂の上に
時をばらまいた
風が吹いて
時間が流される

帰らざる時の終わりに
横たわる
あなた

打ち寄せる波間は
遠き日の思いを映す

思いが心を焦がす前に
光よ
わた ....
何かを聞いて
何かを知って
誰かに傷つけられて
誰かを傷つけて

心を遠くして
手を差し伸べられて
心が開いたりした
おどけてみせて
落ち込んだりした


雨の樹の中で泣いて
 ....
名の無き道に
いつかふたりで
残した足跡を辿る

 咲いた椿を
 ひと目見たくて

斜陽にそっと
伸ばした指先

 溢れた椿に
 躊躇うばかり

枝先から
落ちた瞬間
名 ....
きっかけは確かなる泣き声
それが生命の始まりだった

きっかけは一筋の閃き
それが文明の始まりだった

きっかけは剣の一振り
それが悲しみの始まりだった

きっかけは一つの敗北
そ ....
天が落とした一粒の涙
それは余りにも小さく、そして儚いもの
手を握れば崩れ去ってしまう儚いもの
嗚呼、人にはこの悲しみが届かないのか
大きな悲しみが降らなければ、人には届かないのか…


 ....
ユリナについて書こうと思った。
ユリナは小さな茶色い瞳をして、通りすがりの猫に
かたっぱしから話しかけ、ふと空を指さしては悲し
い顔をする。悲しいのは空のせいではなく、指のせ
いであることに、 ....
 人は誰もが大切な人がいる
 母親のいない人がいるだろうか
 父親のいない人がいるだろうか

 大切な人が生きてるとは限らない
 亡くなっている場合もあるだろう

 でも
 必ず誰 ....
物とばかり 向き合う世界 軽いフットワークでかわす僕Sing
パチンコ証券 炸裂 株取引バイブテクノロジー 絶頂到達エコロジー
生態系 犠牲で成り立つ 生きる喜び 屍の山 第六感 研ぎ澄ます
男 ....
おとこの乳首はさみしい ふたつの
わすれられた 夢のあわいに
ひらかれる とおい戦線
それを おんなの指が
不思議そうに つまむ
ぼくは一般人

どこの世界も奇異に見えるが、
見る自分もまた奇異

今日もまた

朝の散歩をしていると
詩人に出会いました

 その詩人は
 詩人でありながら
 気持ちに言葉は ....
誰のものでない足跡が
泥のような海に向かっている
きっと
闇の生まれるところ、
果てと呼ばれる
光、奪われる場所の
刹那の真実を知りたくて

、対消滅
小さな声でつぶやく
今日も遠 ....
絡まりあう指と指は
あなたと私の存在において
要は他人、というレッテルを
にわかに隠そうとする

今朝は天気予報が大嘘をついた
今、あなたの見る風景が
一体どんな色を帯びているのか
一体どんな音を奏でて
一体どんな香りを漂わせ
一体どんな味を
一体どんな・・・

どうかお許し下さい
私はあなたの風景をクラックし ....
日本から3時間半、高度に慣れた躰は世界初の時速431キロの風景に晒される。南京ロードに花吹雪は散らない。圧倒的な人ごみが蹴散らす埃が舞う。暗躍するのはスパイではなくスリばかり。資本主義の国で引 .... ぼくは詩人

失うものがあるということは
それだけ
生み出してきたということ

今日もまた

朝の散歩をしていると
詩に出会いました

 失うものがあるということは
 それだけ ....
先端のあやふやな人が
細長い話をしていたので
窓をもち歩く人が
そっと窓をしめる
何かが入り込むように
何かが出て行こうとするから

わたしは遅い夏の陸橋
レタスが逝った日のことを話し ....
誰もいない町が燃え
闇は闇のまま焼けのこる
このうえもないものから手渡された
かけがえのないものさえ消えてゆく
風はまやかしの花
やるせなく つめたく
咲きひらく


 ....
晩春の小雨は

しっとりと彩づくつつじを湿らせ

新緑のにほいを

みずみずしい大気に

浸透させるのであった。


もう水無月がそこにある。

 
流れ落ちるギターの音
太鼓の響き

誘われてここに来ました
知らない道
散歩の途中
そんな
夏の夜に

冷たいお酒
涼しい夜風

気持ちいい

隣に座った女の子と
少し話 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜(羽と目)木立 悟206/5/17 13:54
(´・ω・`)たもつ18*06/5/17 12:28
いなくなり、そして竜一郎006/5/17 12:02
不感症の夜に望月 ゆき62+*06/5/17 11:53
庭石信天翁106/5/17 9:47
魔法のランプペポパンプ3*06/5/17 7:15
ぅにゅ.。 ひより2*06/5/17 7:13
街頭へ前田ふむふむ15*06/5/17 5:59
マリアdew006/5/17 3:43
[ 真夜中の懐中時計 ]渕崎。106/5/17 3:25
ペットボトルに吸い殻106/5/17 2:43
砂流歌アマル・シャ...1606/5/17 2:15
あの流れる河の近くでシャーロット106/5/17 1:33
椿道LEO12*06/5/17 1:03
きっかけ電子ノ猫人0*06/5/17 0:53
空から降る涙0*06/5/17 0:40
ユリナについて(序)<推敲版>セイミー306/5/17 0:02
私達は山崎 風雅2*06/5/16 23:32
頭痛の原因狩心2*06/5/16 23:17
そろもん(哺乳類の話)みつべえ1506/5/16 22:59
ぽえむ君−本質−ぽえむ君8*06/5/16 22:49
波にむかう足跡、僕のものではなくたりぽん(大...14*06/5/16 21:48
レッテル美味2*06/5/16 18:03
風景竹下九瓜106/5/16 17:37
*豹、その速さで壊れるな*かおる7*06/5/16 17:35
ぽえむ君−永遠−ぽえむ君8*06/5/16 15:43
逝く、レタスたもつ10*06/5/16 15:18
夜(雨と火)木立 悟206/5/16 13:51
晩春の朝流人206/5/16 13:29
ランダムチアーヌ206/5/16 11:02

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