産毛で遊ぶ風たちが
夕やけを運んできた
まあるいまるいお日さまが
ほらもう
かざした両の手の平より
大きくなって
静かに燃える今
スローモーションで私を染める
通り抜けてゆく風 ....
ぼくは詩を書きたい
詩の技法は言葉の芸術
心に流し
広げる巧みの技
今日もまた
朝の散歩をしていると
詩の教科書に出会いました
その詩には
言葉に余韻を残す体言止め
....
透明金魚カランとなった。
指でつつくとカランとなった。
夏のおわりか、秋の始めか。
セミの抜け殻、稲穂のもみ殻。
透明金魚カランとなった。
また来年ねとカランと ....
雨の日に僕は生まれた
ケロケロと朝が近い朝に
泣いていた
鳴いていた
曇りガラスのアジサイが並んでた
そして輪郭の無いヒカリを初めて見たような
それをどうして覚えてるんだろう
....
よるのアコーディオンが
カーテンのようにとじられて
くすだまわれた
こどももわれた
ぐずぐずにくずれてみずにながれた
すいかのように
もろすぎた
ひみつたんていのおじさんは
コート ....
女はあるパターンに従い
規則を重んじる
男はその場限り
規則なんてない
逸脱するものは
怒り憎しみ
意地悪をする
男は消沈する
女は癒してくれる
一緒にいると素直になり
涙 ....
空から降りる水膜が
樹に到かずにあえいでいる
夜になるもの なれぬもの
道をひたす波の無い波音
夜を映し
夜をわたる
静かに歩みゆくかたち
そばをすぎるかたちが重 ....
久々のおとうちゃんのお休みに2人で買い物に出かけた。
そん時、おとうちゃん、
「欲しいものあるなら言うてみぃ。買うたるよ。」
って言うから答えたやんか。
『欲しい物』言うから、ウチ嘘吐かんと答 ....
ダンプカーがとまった。
カローラがとまった。
ワーゲンがとまった。
そんな、なんでもとまれる駐車場が、ほしい。
ぼくは詩を書きたい
否定を理解することは容易だが
納得することは困難であり
課題でもある
今日もまた
朝の散歩をしていると
曇り空に出会いました
はっきりとしない明るさ
....
お姫様は月を見ている
いつかあの場所に行くんだって…
どこかしら懐かしそうでもある
仲良くしてくれるのはあの月だけ…
私のことを分かってくれるのは あの月だけ…
どうしてだろう
涙が出てく ....
かたちのないものを愛と呼ぶなら
たとえば
お金
お金にだって形がない
あるのはただ
約束
あなたが
黄色い財布から
愛情紙幣を取り出した
今日は
ありがとう
ボクの気持ち ....
このちっぽけな{ルビ地球=ほし}では
いつも私が最後の女なの
ストーリー性にばかり期待して
くだらなくって厭だった
それが少女という夢だった
死んだフリして共に戦おう
みんな上に沈んでるし
拾ってもすぐに捨ててしまうものばかり
襲われないように死んだフリ
落ちないように死んだフリ
死んだフリ
生き急ぐ人がいる
死んだフ ....
プライドって言葉が世界一嫌いだ
頑固で意地っ張りだって素直に認めろよ
固執する価値がお前にあるのか
少なくとも僕にはないよソンなもの
残業することが勤勉だとは
能率主義の時代に懐古主義思想 ....
仮想現実が過ごしやすいのは
想像力が働いているからだ
アレな顔の友達は女をとっかえひっかえ
不器用な俺は無言メールされる
リアルより妄想が愛される
離婚率と晩婚化に現れているだろ
妥 ....
真面目に考えたらまずやらないだろうという
不思議なほうへと流れてみたり
はっと感じたことをそうだそうだやっちゃおう
とそのままやってみたり
誤解されるのを分かってて流れるままに ....
夕暮れよ 夕暮れよ
成層を疾け肌をよろこび
倒れ込む木々の力で風を呼ぶ 果てしなく
どこまでも墜ちてゆく静けさよ
力と
波
それら水のよろこびにうつり翳りの海を
満ちたよろこび
夕 ....
深夜の静けさ
心地よい気候
誰もいなくて気楽な部屋
カラオケで歌った歌が
頭の中でリプレイされてる
何度も何度も
永遠にはじきあう
プラスとマイナスの磁石のように ....
手を伸ばせば届くと信じていた
あの硝子の向こうに拡がる世界を
この眼で見てみたい
それだけなのに
掌は冷たい硝子に触れて
もうキミが冷笑している
僕の脚には荊が纏わり付いて
ここから ....
今日は楽しかったね
そういって振り返ると
君は改札の外
静かに手をふって
さようなら
ぼくは詩を書きたい
我が道を進むには
我が道を創らなくてはならない
生きることに不安を抱き
生きていることに怯え
そんな毎日を繰り返す
それでも詩を書くために
今日もまた
....
その女々しさを武器にして
彼女のふところにとびこんだの?
ひとつの夜を眠って越せさえすればいいの
明日の朝立ち上がれるだけの
安らぎをちょうだい
何から逃げてるんだか
たくさんありすぎ ....
たこ焼きは天才だ
たい焼きは爆発だ
お好み焼きは鉄鎚だ
焼きそばはハレルヤ
鉄板は格闘する
だしとメリケン粉の応酬
青海苔の葛藤
キャベツの ....
わたしが好むのは 鈍い銀色
じわりじわり 時間の流れに侵されて
鈍く光沢を失った 銀の成れの果て
わたしが嫌うのは 輝く金色
きらりきらり 時間の流れに逆らって
煌びやかま ....
掴んだ 砂 を 投げた 空 の 高さは
私の 背丈も なかった
大人たちは何も 教えてはくれない
鳥籠の鍵を何度も確認して
鍵穴が変わっていないかを確認する
そうして
孤独をつきつける
大人たちは何も 教えてはくれない
生存するという不確定 ....
傾いて
その周囲に小さな
豊穣を張り巡らせながら
季節の同調を軽んじてゆく
絵の中の成果
熟れすぎたくだもの
(あるいは くだくもの)
裂かれるために実る
歯のいのちの前でおびえるもの ....
おはようのメールで始って
今日も暑いねなんて返して
ご飯何食べた? パンと目玉焼き
一緒じゃんって嬉しくなってみたり
そろそろ8時学校の時間だ
....
りょう手で、ばんざーい。
きょうは、ばんざーい。
あしたも、ばんざーいであってほしい。
そんな気持ちで、(ゴー)って叫びたい。
うまくいくんだよ。
そんな、わるくなくない。
いいんだよ、う ....
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